X「VANISHING VISION」(1988)

01.DEAR LOSER
02.VANISHING LOVE
03.PHANTOM OF GUILT
04.SADISTIC DESIRE
05.GIVE ME THE PLEASURE
06.I’LL KILL YOU
07.ALIVE
08.KURENAI
09.UN-FINISHED...

作詞
02、04〜09:YOSIKI
03:TOSHI

作曲
01、03:TAIJI
02、06〜09:YOSHIKI
04:HIDE
05:TAIJI&HIDE



***


Xが唯一インディーズでリリースしたアルバム。

エックスです。サイケデリックバイオレンスでクライムオブヴィジュアルショックのエックスです。
このバンドに関しては私より詳しい方が沢山いらっしゃると思うので細かい事は割愛w
ショッキングなイラストが印象的なアルバムですが、中身も激し目の曲が中心になっており全体に荒々しい印象があります。

以下各曲について。

01.DEAR LOSER
いかにもオープニングといった感じの、ゆっくりと幕が上がるようなインスト。

02.VANISHING LOVE
そして疾走メタル曲。
音は荒々しいのですが、ツインギターのハモりっぷりや歌メロのメロディアスさに、YOSHIKI色の強さを感じます。

03.PHANTOM OF GUILT
TAIJI作曲の正統派のジャパニースロックンロールと言った感じの男臭さを感じる曲。
前曲とはまた違ったツインギターハモりパートがカッコいいです。
ただ自分の中ではちょっと印象が薄いかも(苦笑)

04.SADISTIC DESIRE
音はシンプルなバンドサウンドですが、後のhide曲に通じるポップな要素が既に感じられます。
改めて聴くと結構好きですね、これ。

05.GIVE ME THE PLEASURE
最初にいきなり「オー!ファックザブラッド」w
語りをバックに弾きまくるベースを中心にしたノリノリの楽曲です。
ラストには色々とパーカッション音やら何やらが入ってきて面白い。

06.I’LL KILL YOU
3分半をとにかく疾走、疾走、疾走、と取りあえず頭振れ!、といった感じの曲。スカッとします。

07.ALIVE
ピアノから始まるYOSHIKIらしい長尺のバラード。
ベートーベンの「月光」のメロディーからギターが絡む部分がツボ。
バンドサウンドになってからのドラマティックな激しい展開も好きです。

08.KURENAI
物悲しいアルペジオから一気になだれ込むイントロがたまらない、Xの代表曲の一つ。
メジャーでも出ていますが、こちらは全編英語詩になっています。個人的には後のバージョンのほうが好きでしょうか。
音は激しいのに歌メロがとてもキャッチーでカッコ良く、やっぱり名曲だなと思いますよ。

09.UN-FINISHED...
綺麗なメロディーなバラードですが、1分半ほどで唐突に終わります。
完全版は「BLUE BLOOD」で、と言う事でしょうか。


***


個人的にエックスに関しては、「BLUE BLOOD」辺りからが好きなのですが、改めて聴いたらこちらも結構良かったですね。
Xに激しさを求めている人は、このアルバムが一番気に入るかもしれません。

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X

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