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Phantasmagoria「Lycanthrope」(2005)

01.prologue
02.howling
03.luna
04.fortune
05.epilogue

作詞 02〜04:HAR.
作曲 01、02、04、05:aci/03:Karasu
全曲編曲:Sunao Inami


***

作曲とバイオリン担当のaci(エイシ)を中心とする「Phantasmagoria」の2ndミニアルバム。
現在は「THE ROYAL DEAD」と改名しています。海外でのライブ活動が多いのかな?
尚、現在はaciとボーカルHAR.(ハル)のユニットとなっていますが、このCDをリリースした時点では、ボーカルがもう一人、ギタリスト1名、アクター2名(!)が在籍していました。

以下各曲について。

01.prologue
物悲しいメロディーをバックに語りが入ったトラック。
1分半弱で終わりますが、導入部としての雰囲気はあると思います

02.howling
雷鳴の音とクラシカルなシンセのメロディーから始まるダンサブルな楽曲。
ポップですがほんのりダークな雰囲気もあります。ボーカルがちょっと苦しそうかな。
何気にちょっと加工された音のギターソロが頑張ってます。

03.luna
こちらもダークな雰囲気のイントロから入るダンサブルな楽曲。
メロディアスなシンセとエフェクトの掛かったバイオリンの絡みが結構ツボ。
ヘッドホンで聴くと、ボーカルは左右から包み込むように聴こえてきます。
何となくVELVET EDENが女性ボーカルになった様な印象も受けました。
これも結構ギターが要所要所で目だっています。

04.fortune
クラシカルなギターソロから入るアッパーな曲。
ボーカル曲3曲の中では一番明るいかな? バックで流れるピアノのフレーズが好みです。
もう少しボーカルが力強く歌っても良いような気もしますが…。
最後は割とあっさり終わります。

05.epilogue
1曲目と同じメロディーを使った語りメインのトラック。

***

ダンスミュージックを基本にクラシカルな要素を加えたライトなゴシックサウンドという感じでしょうか。
出来ればこういう世界観はフルアルバムでガッツリ聴きたい、と良い意味で物足りないCDでした。
ただ全体にボーカルがもうちょっと頑張ってくれれば…とも思いますが、こういう楽曲の方向性は好きです。基本ポップなので聴き易いですし。
ダークでフィクション性の強い世界観が好きな人は気に入るかも知れません。

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