X「Jealousy」(1991)

01.Es Durのピアノ線
02.Silent Jealousy
03.Miscast
04.Desperate Angel
05.White Wind From Mr. Martin 〜Pata's Nap〜
06.Voiceless Screaming
07.Stab Me In The Back
08.Love Replica
09.Joker
10.Say Anything

作詞 02、10:YOSHIKI/03、08、09:HIDE/04、06:TOSHI/07:白鳥瞳
作曲 01、02、07、10:YOSHIKI/03、08、09:HIDE/04、06:TAIJI/05:PATA
全曲編曲:X


***

Xのメジャー2枚目、通算3枚目のオリジナルアルバム。私が最初に聴いたエックスのアルバムはこれでした。製作当初は「ART OF LIFE」を加えた2枚組アルバムになる予定が、スケジュールの関係から1枚のみでのリリースになったそうです(「ART OF LIFE」自体はX JAPANに改名した後1993年に発売)。2007年と2008年に前作「BLUE BLOOD」と共にリマスタ再発されましたが、早々に売り切れ現在はプレミアがついてしまい、amazonでは1991年のオリジナルリリース盤の方が新品で手に入ると言う逆転現象が…w

以下各曲について。


01.Es Durのピアノ線
ストリングスとの絡みが美しいピアノメインのインスト。このままの流れで次の「Silent Jealousy」へ続くのかと思いきやラストの破綻でちょっとビビる。

02.Silent Jealousy
Xの有名曲の一つ。イントロのピアノからバンドサウンドに雪崩れ込み疾走する展開、ストリングスをバックにしたクラシカルなメロディーや、サビでのかすれ気味のTOSHIのボーカルが乗った盛り上がりなどYOSHIKI色が強く出ているプチ組曲になっているのではないでしょうか。個人的には語りの後のピアノソロ→ツインギターソロへの流れが滅茶苦茶ツボです。自分の中ではXの中では一番好きかも。YOSHIKIの激しい曲が好きな人にはたまらないのでは。

03.Miscast
アッパーなロックンロールと言った趣の曲。自分は後に出たオムニバスアルバム「Cafe Le PSYENCE」に入っているhideボーカルバージョンの方が好きなのですが、いかにもソロっぽさの出たデジロックになっているhideバージョンに比べ、TOSHIの小気味良いボーカルやライトなバンドサウンドが前に出たXバージョンもこちらはこちらで楽しめるのではないでしょうか。途中で一瞬ギターオーケストラな展開になるのも面白いです。

04.Desperate Angel
イントロのソウルフルな女性コーラスで一瞬おっとなる、正統派アメリカンハードロックといった感じの、YOSHIKI曲とはまた違った印象の疾走ナンバー。TAIJIのこいういうロックナンバーは個人的にそこまではまらないのですが、Xのアルバムの中でも、後ではなかなか聴けない「バンドしている」曲なのでなかなか面白く聴けます。

05.White Wind From Mr. Martin 〜Pata's Nap〜
PATA作曲のギターのみによる穏やかな1分ほどのインスト。アルバムの中休み的なポジションでしょうか。

06.Voiceless Screaming
フルートとギター、ストリングスの音色が美しいバラード。アルバムのライナーを読む限りではTOSHIとTAIJIを中心に作られたのかな? 本当に切ないメロディーが綺麗な名曲なので、Xのバラード=YOSHIKIと思っている人にも是非聴いて欲しいなと。

07.Stab Me In The Back
うって変わって爆走曲がやってきました。Xの中では一番速い曲みたいです。もうこれはこのテンポを楽しめば良いんだとと思いますw ライブでは盛り上がりそうですね。

08.Love Replica
デジタル・サンプリング音が散りばめられた、レトロな印象のメロディーのギターがメインの3拍子の楽曲。女性によるフランス語の語りが全編にわたって入っています。アルバムの中ではそんなに派手な曲ではありませんが、変な中毒性があり結構好きだったり。前作に入っていた「XCLAMATION」といい、HIDEのソロでこういう曲がメインのインストアルバムがあったりしたらちょっと聴いてみたかったかも、と今になって思います。

09.Joker
こちらもHIDE作曲による明るいロックナンバー。アルバムの中では一番ポップなのではないでしょうか。個人的には特に好きも嫌いもなく。要所要所の野太いコーラスがまたキャッチーな感じを増しています。

10.Say Anything
イントロの壮大なストリングスから美しいメロディーが満載の、YOSHIKI王道といった感のある大作バラード。前作の「ENDLESS RAIN」や「UNFINISHED」が好きな人にはたまらないと思います。バンド後期のシングルはこの手のバラードが増えていくわけですが…。ベタと言えばベタかもしれませんが、アルバムラストにこの曲を置かれると、やはり大団円といった感じでツボですね。
因みにYOSHIKIが一瞬(?)加入したglobeでも「global trance 2」でカバーされており、自分はそちらも結構好きです。トランス苦手な人には無理にお勧めはしませんが(苦笑)

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一般的に「YOSHIKIと愉快な仲間達」といったイメージがありそうなXですが(それも大きく外れてないだろうけど)、このアルバムはメンバー全員が多く作詞・作曲に関わっている事もあってか、楽曲のバラエティに富み、尚且つ聴き易さを持つことが出来た印象があります。バンドとして一番脂が乗っていた時期のアルバムなのではないでしょうか。前作よりクラシカルな面は薄れましたが、その分最初に聴く音源としてのとっつき易さは持っていると思いますよ。

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