THE UNDERNEATH「MOON FLOWER」(2008)

CD
01.GETTING CLOSER
02.CHAIN
03.GEKKOH
04.FAT FATTY FUCKIN’ PIGS
05.FALL
06.ALONE TOGETHER
07.WOMB IS PLANET
08.MARIE
09.PRAYER
10.BITE THE BULLET
11.DEEP

全曲作詞:TAKA
作曲 01、09:THE UNDERNEATH/02:MASAKI/03、11:TAKA/04、06、07、10:RYO/05:MASATO/08:TAL

DVD
01.Music Video [GEKKOH] dereced by Tetsu Azuma
02.Special live footage from the ROCDSTAR TASTE OF CHAOS at Long Beach Arena,California,USA


***

ボーカル:TAKA、ギター・ピアノ・プログラミング:MASATO、ギター・プログラミング:TAL、ベース・プログラミング:RYO、ドラム:MASAKIによるバンド「THE UNDERNEATH」の1stアルバム。ずっとTRANSTIC NERVEとして活動してきた彼らですが、2008年にメンバーはそのままにバンド名を変更。今作は改名後初のCDになっていますが、私が持っているのは先にアメリカでリリースされていた同名アルバムに1曲追加し曲順を変更、そしてPVとライブ映像を1曲ずつ収録したDVDが付いた日本盤になっています。アメリカ盤を聴いていないので比べられませんがリミックス・リマスターもされているみたいです。DVDのライブ映像、なかなかカッコ良かったですよ。
自分が知っているメジャー期までのTRANSTIC NERVEは、メロディアスなデジロックがメインになっている印象でしたが、今作ではメロディーには前身バンドと通じる部分がありつつ、かなりバンドサウンドがヘヴィになりモダンになった感じを受けます。

以下各曲について。

01.GETTING CLOSER
日本盤のみ収録の、前身バンドTRANSTIC NERVE時代の曲の新録バージョン。
これを書いている時点で原曲を聴いていないので聴き比べは出来ませんが(一応サイトの試聴やライブ動画等で、ヘヴィになっているのは知ってはいましたが)、攻撃的なサウンドと、しゃがれさせた様なボーカルがバッチリ合ったダークな雰囲気の曲になっています。サビで一度スローになってから再びアッパーになる展開がいかにもこの手のモダンなバンドといった感じが。前身バンドからの曲を頭に持ってくるという事からも、バンドとしてこの曲への思い入れは大きかったのかもしれません。

02.CHAIN
オープニングから更に勢いを上げた、スピード感のあるドラムと
デジタルサウンドがツボなダーク・ヘヴィながらアッパーな曲。ここでもサビでテンポダウンして歌い上げている所に今っぽい感じを受けます。あと何となくTAKAが声を張り上げて歌う部分に、ちょっとhydeっぽさを感じたり。メジャー期のTRANSTIC NERVEでは全然思わなかったんですけどね…。今の所自分は「真夏の夜のハイウェイスター」から一気にすっ飛ばしてこのアルバムを聴いている訳ですが、歌い方がかなりワイルドにと言うか、男臭くなった印象があります。

03.GEKKOH
PVにもなっている曲。抑えめな曲調からサビで一気に疾走する展開が心地良いデジロックになっています。アルバム内でもかなり分かりやすいと言うか、V系ファン好みのする曲なのではないでしょうか。音の感じは結構異なりますが、TRANSTIC NERVEのシングル曲が好きだった人には近くを感じられると思います。要は自分好みという事で。

04.FAT FATTY FUCKIN’ PIGS
前曲とはまた違う感じで分かりやすい方向の、ライブで盛り上がりそうなアッパーでスリリング雰囲気の楽曲。ボーカルとコーラスもちょっと汚らしい歌い方をしています。
曲とは全く関係ないのですが、こういう単語の頭文字を統一したタイトルを見るとPIGやKMFDMで活動しているRaymond Wattsを思い出します。そう言えばこの曲タイトルにもPIGって入ってるなあw

05.FALL
憂いを感じるイントロから一気に重たくなるのが印象的な、ダークで冷たい感じのスローナンバー。結構この手の曲が多いアルバムですが、サビで爆発する日本人好みなメロディーの美しさは頭一つ抜けていると思います。誰にも同意を得られない事を承知で例えるなら、第3期WANDSを思いっきりヘヴィにした感じでしょうか。何気にアルバム内では一番印象に残っている曲だったりします。

06.ALONE TOGETHER
こちらも壮大なサビで聴かせる系の楽曲ですが、適度に疾走感のあるパートがあったりするなど、全体に聴きやすいメジャー感のある曲になっていると思います。所々ラルクっぽく思える部分もあったり。

07.WOMB IS PLANET
イントロのオリエンタルなメロディーを弾くギターが印象的な、大陸的なスケールを感じるスローバラード。曲のメロディー全体にもちょっとアジアっぽさを感じます。自分はこのFALLから3曲の流れに暗い所に段々と光が差してくるような印象を受けました。ちょっとまったりしちゃいますけどねw

08.MARIE
ここでちょっと勢いが戻ります。冷たい印象のピアノとザクザクしたギターの絡みがカッコいいです。サビでのボーカルは抑えめに展開しますが後半に行くにつれ段々壊れていきます。

09.PRAYER
こちらもヘヴィなサウンドに乗せてサビで歌い上げるスローナンバー。こうして改めて聴くと疾走してる曲少ないんですよね、このアルバム。楽曲自体は非常にカッコいいのですが言う事があまりなくなってきた(苦笑)。ただこの曲はアルバム内では一番ゴスロック方面に寄っている感じなので、1曲1曲の差別化はちゃんとあるのは流石と言ったところでしょうか。

10.BITE THE BULLET
今までスロー曲が続いてきた鬱憤を晴らすかのようなw打ち込みも前に出した激しくアッパーな楽曲。スピーカー越しに唾が飛んできそうな「BITE THE BULLET!」の連呼でテンションがあがります。サビでは一気にメロディアスになるのがまたたまりません。こちらも4曲目同様ライブで盛り上がりそう、と言うか実際にDVDにライブ映像を収録しているあたり自信はあるのでしょうね。私も今作のアッパーな曲の中ではこれが一番好きです。

11.DEEP
ラストに相応しそうなスローバラード。重たい音の中にもピアノとストリングス音も交えた物悲しいメロディーが前面に出ています。

***

上で述べた通りスローで聴かせる方向の曲が多く、人によっては聴き疲れを覚えるかもしれませんが、ヘヴィで洋楽っぽい今風な音ながらも基本的にV系の匂いを残したメロディアスさがある(ココ重要!)ので、金太郎飴状態な印象を持つことはあまり無いのではないかなと思っています。また2001年辺りのTRANSTIC NERVEから一気にすっ飛ばして今作を聴いた自分でも、前身バンドの匂いは感じられたので、ヘヴィな音が好きな人ならちょっとブランクがある人でも再びハマる事は出来るのではないでしょうか。改名後一発目にして名盤だと思っています。最近になって解散が発表されたのが残念ですが…。

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