V.A.「High Style Paradox 1」(2003)

01.ヴィドール / 月ノ樹海ノカレンダー
02.Schwardix Marvally / metamorphose
03.マカロニ / 明日の光
04.12012 / 少年とオーケストラ
05.HISKAREA / 1/3の失情
06.マーディレイラ / 夕刻の懺悔(past version)
07.カレン / vector
08.KISAKI PROJECT feat.樹威 / 哀愁〜unrequited love〜

発売日:2003/11/08
品番:UCSP-001


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MIRAGE、Syndrome、Phastasmagoria等で活動してきたKISAKI率いるUNDER CODE PRODUCTIONが、2003年にリリースしたオムニバスアルバム。確かこれがアンダーコード最初のオムニバスになるのでしょうか。所属バンドを中心に8バンド1曲ずつ収録されています。

以下各曲について。


01.ヴィドール / 月ノ樹海ノカレンダー
作詞・作曲:ジュイ 編曲:ヴィドール

現在はメジャーで活動しているヴィドール。このオムニバスに収録されたのは、バラードまでは行きませんがスローテンポの楽曲。ちょっとダークですが後半に行くにつれ光が差してくるようなイメージが。ヴィドールに関しては他のオムニバスで聴いた位で、個人的にそこまでピンとくるわけではないのですが、楽曲・ボーカル共に安定しており、V系好きなら聴きやすい曲になっているのではないかと。

オフィシャルサイト

02.Schwardix Marvally / metamorphose
作詞:翡翠 作曲:HIZAKI 編曲:Schwardix Marvally

元Madeth gray'llの翡翠と藍梨、その藍梨がマディス解散後に共に活動していた元Crack BrainのHIZAKIによるバンド。イントロの疾走するシンセから既にツボに入ったわけですが、そのクラシカルなシンセの使い方や要所要所でキメるギターの使い方が実に好みでした。翡翠のボーカルはV系的なモッサリした声ですが、マディスの初期に比べれば大分良くなってます。サビの後の大サビでの盛り上がりもたまりませんし、自分がヴィジュアル系に求めているものの一つがここにあると言うか。現在HIZAKIが活動しているVersaillesが好きな人も気に入る要素が多いのではないでしょうか。この曲は後にベスト盤「天空への物語」にリマスタリングされて収録されたほか、HIZAKIのソロCD「curse of virgo」にてインストバージョンとして新録されています。

03.マカロニ / 明日の光
作詞・作曲:エイジ 編曲:マカパラダイスオーケストラ

ボーカルとドラムが後に秘密結社コドモAを結成する事になるバンド。この時はまだアンダーコードに所属はしていなかったのかな?
自分はコドモAの方を先に聴いていたのですが、こちらもほぼ同じ方向を向いた電子音がピコピコしている歌謡パンク? になっています。このチープなピコピコ音がツボ。どちらかと言うと白塗り系なので、このオムニバスの中ではちょっと異色でしょうか。というか何故コドモAはアンダーコードに所属していたんだろう…w

04.12012 / 少年とオーケストラ
作詞:宮脇渉 作曲:酒井洋明 編曲:12012

こちらも現在メジャーで活動中の12012。基本的にバンドサウンドメインでダークで浮遊感のある楽曲になっていますが、間奏で一瞬激しくなります。個人的には好きも嫌いも無く。後に裏ベストアルバム「not obtain+1」にも収録されました。

オフィシャルサイト

05.HISKAREA / 1/3の失情
作詞:研二 作曲:之 編曲:HISKAREA

アーティスト写真はコテコテですが、曲はリズムの跳ねた曲でちょっとオサレ系っぽい? と思ったり。その割に音は結構ゴリゴリしています。後にボーカルの研二は戮と改名してPhantasmagoriaを結成、ドラムの纏も後に加入します。

06.マーディレイラ / 夕刻の懺悔(past version)
作詞:隼斗 作曲:純 編曲:マーディレイラ

激しさと切ないメロディーが同居した、要所要所で疾走する王道のV系らしい楽曲。ボーカルがちょっと鼻にかかった感じですが、V系聴き慣れている人にはあまり気になる要素ではないかもしれません。シンセの使い方が所々インディーズ時代のピエロを思い出させるような気も。このオムニバスで初めて聴いたバンドでしたが結構気に入りました。ギターの純と伊織も後にPhantasmagoriaを結成することになります。

07.カレン / vector
作詞:直 作曲:えりぜ 編曲:カレン

途中までは普通というか特に思うところは無かったのですが、サビで一気に明るくなってびっくり。シンセも入ってキラキラした展開になるのが印象的。ただちょっと全体にスカスカしているような気も。決して音が軽いと言うわけではないのですが…。このバンドは以前インディーズバンドを扱うサイトでライブ映像を見た事があり、その時はとにかくボーカルが苦しそうという印象しか無かったのですが、この音源を聴く限りではちゃんと高音は出ていますね。

08.KISAKI PROJECT feat.樹威 / 哀愁〜unrequited love〜
作詞・作曲:KISAKI 編曲:KISAKI PROJECT

KISAKIのソロプロジェクト? による、シンセ中心の盛り上がりのある壮大なバラード。ボーカルのジュイの歌い上げっぷりも安定しており、これに関しては声が嫌いじゃなければ大体の人は気に入るのではないでしょうか。ギターソロも何気に頑張っています。

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聴いた当時はシュヴァルディスとマカロニ目当てに手に取ったアルバムでしたが、他の地下線所属バンドも結構面白く聴けた覚えがあります。そして今見るとPhastasmagoriaのメンバーが全員散らばっていると言うw 後に各々のバンドのベスト等に収録された曲も多いようですが(ヴィドール、マカロニ、マーディレイラはここのみの収録かな?)、この時期のヴィジュアル系の一部を知ると言う意味では結構楽しめるオムニバスになっているのではないでしょうか。

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びじゅなび(試聴あり)