globe「globe」(1996)

01.GIVE YOU
02.Feel Like Dance
03.GONNA BE ALRIGHT
04.DEPARTURES
05.Regret Of The Day
06.Joy To The Love
07.SWEET PAIN
08.Always Together
09.Precious Memories
10.FREEDOM
11.MUSIC TAKES ME HIGHER
12.LIGHTS OUT

全曲作詞・作曲・編曲:TETSUYA KOMURO
RAP WORDS:MARC

発売日:1996/3/31
品番:AVCG-70001


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小室哲哉、MARC PANTHER、KEIKOによるユニット「globe」の1stアルバム。当時は小室哲哉プロデュースによる歌手・グループがヒットを出しており(小室ファミリーという呼び方も懐かしい)、小室自身が正式メンバーとなって始動したglobeもデビューからヒットシングルを連発、このアルバムも当時の邦楽のアルバム売り上げを更新するなど、とにかく売れに売れたアルバムでした。当時小学生以上だった人なら、今作収録のシングル曲のサビは何処かで耳にしたことがあるのではないでしょうか。
globe自体は小室自身の作曲傾向の変化に合わせるように色々な方向に変遷し、YOSHIKIが一瞬居たような気がしなくもない時期もありつつ(笑)、売上的には落ち込みながらも、まぁ小室の好きな様にやっていくんだろうと思っていましたが、2008年に彼が巨額の詐欺を働いたカドでおロープ頂戴という事態が。事前にリリースがアナウンスされていたシングル共々活動がストップし、どうなるかと思っていましたが、2009年のライブイベントで小室が復帰し、さてどうなるかといった所です。

ちょっと寄り道しましたが、以下各曲について。

01.GIVE YOU
次曲「Feel Like Dance」のサビ部分のメロディーを基にした、ピアノとコーラスによるプロローグ的な楽曲。

02.Feel Like Dance
1stシングルタイトル曲。普通にヒットしていた筈なのですが、この曲だけリアルタイムで聞き覚えが無い(笑)。ダンサブルな音とメロディアスなボーカルがバッチリ融合しています。マークのラップはこの時点で既に完成している印象が。globeのキモはマークだと今でも思っています。しかしこうして改めて聴くと小室も結構歌ってるんですね。

03.GONNA BE ALRIGHT
メロウなピアノとKEIKOの歌い上げから一転、リズムが前に出たアップテンポな展開に。KEIKOがラップ寄りのボーカルを披露していますが、まぁこう…全部MARCに任せても良かった気がs(ry――初々しさがあって良いんじゃないでしょうかw 中盤でテンポが落ち再びアップテンポになる展開に盛り上がりを感じます。

04.DEPARTURES
4thシングルタイトル曲。特に表記はありませんがアルバムバージョンになっているようです。キーボードとKEIKOのボーカルを前面に出したパワーバラードで、当時のJRのCMの効果も大きいのでしょうが、力強くも切ないメロディーが耳に残る、globe初期の名曲の一つになっているのではないでしょうか。私もサビメロの盛り上がりがツボですし、世間的にもglobeといったらまずはこの曲が出て来る気がします。そのせいか小室が逮捕された時のニュースでは、この曲のライブ映像がやたら流されていた訳ですが(苦笑)。

05.Regret Of The Day
アルバムの中ではちょっと毛色が違う、力の抜けたポップさを感じる軽快なナンバー。アルバム曲の中では人懐っこいサビメロを持っている気がします。バンドサウンドでのアレンジにすれば次作「FACES PLACES」に入っていそうな感じも。

06.Joy To The Love
2ndシングルタイトル曲。シングル時のタイトルは「Joy To The Love(globe)」でした。早めに歩くようなデジタル音と畳み掛けるマークのラップに急いだ印象を受けます。サビではKEIKOがメインで歌い上げています。自分は全然音楽ジャンルに詳しくありませんが、この手の曲がポップスとしてヒットしたのは当時としては珍しいことだったのかもしれません。(それこそこれのちょっと前に小室が作った「WOW WAR TONIGHT」くらいでしょうか?)

07.SWEET PAIN
3rdシングルタイトル曲のアルバムバージョン。加工されたボーカルから始まりちょっとサイバーな感じもありますが、後はアッパーでダンサブルな音の上にひたすらキャッチーな歌メロが乗っています。このザ・90年代(中盤)! という要素にたまらず反応してしまうのは、当時特にファンでも無かった自分にも刷り込み的にメロディーが染み付いているからなのかもしれません。ヒット曲って怖い!w

08.Always Together
これまでの流れと一転、ダークで憂いのある音にかすれたKEIKOのボーカルが乗った、沈んだ雰囲気のバラードになっています。これが当時のKEIKOの技術的な問題なのか、わざとやったのかは微妙なところですが、どっちにしろ曲に合ってるので無問題w サビでは全員で歌いちょっと明るい雰囲気に。ラストはマークの語りとKEIKOのコーラスが絡み壮大に展開にします。次曲と合わせて2曲あるバラードですが、個人的にはこちらが好きかな。

09.Precious Memories
ピアノ・シンセメインでKEIKOのメインボーカルによるスローバラード。バラード続きですが、こちらは優しく包みこむような曲になっている印象があります。歌詞は社会人になって暫く経った人が昔を回顧するような内容。

10.FREEDOM
5thシングルタイトル曲のアルバムバージョン。こちらもダンスサウンドにメロディアスなサビ、勢いのあるマークのラップと、globeの王道ポップサイドと言えそうな楽曲になっています。何気にクラシカルなシンセソロも好み。アルバムバージョンと言う事で間奏が長くなっているようですが、これならもっと長くても良いですw

11.MUSIC TAKES ME HIGHER
サビの繰り返しが耳に残る、アッパーなダンスチューン。9曲目に比べるとこちらはMARCメインになっているかな? 全体的にはひたすらライブで盛り上げる曲といった感じなので、あまり言う事はないでしょうか。

12.LIGHTS OUT
ピアノソロによるインスト。切ないメロディーによって、ゆっくりとアルバムの終わりに向かっているような曲になっています。

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今聴くとちょっと懐かしい要素もありつつも、シングルの配置や曲順構成なども良く、当時の小室の集大成的なアルバムになっているのかなと言う感じを受けます。個人的には「outernet」や「Level4」のトランス路線に走った時期が好きなのですが、オリジナルアルバムの入口としては、とっつきやすさでは群を抜いていると思われる今作をお勧めしたいと思います。中古で100円切っているとかザラなので、デジタル音が特に嫌いでなければ、今から聴いても損はないのではないでしょうか。

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