Raphael「LILAC -Second Edition-」(1998)

01.シナゴーグ前奏曲イ短調 〜第一楽章〜
02.Imitation White
03.Sacrifice
04.eternal wish 〜とどかぬ君へ〜
05.人間不信
06.窓際の夢(Live Version)

作詞 02〜06:華月
作曲 01:華月、T.D.Yokotsuka/02、05、06:華月/03:YUKI、華月/04:YUKI
全曲編曲:Raphael

発売日:1998/6/27(再発盤:2000/11/22)
品番:TG-2(再発盤:FLCF-3825)


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ボーカル:YUKI、ギター:華月、ベース:YUKITO、ドラム:HIROによるバンド「Raphael」が1998年にリリースした1stミニアルバム。私の手元にあるのは6曲目が追加された2ndエディションになります。2000年にはメジャーから再発されました。
活動期間は僅か3年程ながら、クラシカルなメロディーと大半の曲を作っていた華月による、V系的に装飾されながらも青臭さの混じった歌詞が、同じく思春期真っ只中だった人達の心を掴んだのか結構な人気を持っていました。…と人事のように書いてみたところで、私だって彼らを知ったのは高校生の頃でしたけれど。
2000年に華月が19歳の若さで逝去してしまったため、その時点で決まっていたツアーを行った後バンドは活動を停止。現在YUKIとHIROはriceで活動しています。

以下各曲について。


01.シナゴーグ前奏曲イ短調 〜第一楽章〜
デジタル音メインによるインスト。高速でダンサブルなアレンジですが、引っ切り無しにクラシカルなメロディーが鳴っています。

02.Imitation White
グシャッとしたバンドサウンドが前に出たメロディアスな楽曲。激しいというより荒っぽい印象も受けますが、キャッチーな歌メロとクラシカルなキーボードが曲に華やかさを与えているように思います。

03.Sacrifice
イントロの透明感のあるギターが印象的な、こちらもアップテンポなメロディアスチューン。というかですね、このサビメロがクサくてたまらないのですよw この曲自体全体的にメロディーがクサイんですけどね。アルバム中の印象深さは一番なのではないでしょうか。間奏のギターソロに、後のメタル要素を取り入れていく予兆を感じます。

04.eternal wish 〜とどかぬ君へ〜
後にメジャーでもシングルタイトル曲として再録されたスローバラード。確かバンドが結成されて最初に作られた曲だったかな?
クラシカル歌謡バラードとでも呼べそうな、透明感のある楽曲なのですが、その歌詞がこれでもかと相手への愛を語るものなので、人によってはカユくなるかもしれません。16歳位だとこういうストレートな歌詞は書くの恥ずかしいんじゃないかとも思いますが…いや逆も然りか。
そう言えば、こちらのアルバムバージョンだけで思う事なんですが、バックのギターのフレーズが妙に沖縄音階っぽく聴こえてしまうのは私だけでしょうか…。

05.人間不信
当時のヴィジュアル系バンドは1曲は作っておかなければならない(?)ダークな発狂曲。とは言ってもサビメロは思いっきりメロディアスなので、割と聴きやすいとは思うのですが。

06.窓際の夢(Live Version)
Second Editionのみに入っているボーナストラック。ギター一本で歌い上げる、切ないメロディーが前に出た曲になっています。タイトル通りライブ録音ですが、音の響きがそれっぽい位で、曲としては普通に聴けます。こちらもメジャーで「eternal wish」カップリング曲として再録されました。

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この段階ではまだメタル要素はそんなに感じませんが、歌謡・クラシカルなメロディーは既にてんこ盛りなアルバムになっている印象があります。最初のCDという事で粗っぽさもあり、YUKIの声も所謂ヴィジュ声とはまた違った特徴的な声なので(まぁ合唱団出身ですし)、メジャーで出たアルバム「mind soap」やベストが入門には良いとは思いますが、メロディアスなバンドが好きならこちらも気に入る要素は多いと思いますよ。

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