CODE ZTS LABEL「うみねこのなく頃に musicbox Red」(2009)

a
01.cage
02.longingly *
03.movie passing by *
04.witch in gold
05.stupefaction
06.play
07.goldenslaughterer
08.worldend(babypiano)
09.suspicion
10.voiceless
11.dead angle
12.worldend

b
01.red leaf *
02.worldenddominator
03.far
04.miragecoordinator
05.haze
06.apathy
07.game *
08.death(from stupefaction)
09.dive to emergency
10.wingless
11.dreamenddischarger


全曲作曲・編曲:zts
*:未使用曲

品番:ZTSL-018


***

ゲーム「うみねこのなく頃に」でBGMを担当している一人、ztsさんのサークル「CODE ZTS LABEL」からリリースされた2枚組サウンドトラック。うみねこEP1〜4までに使われた楽曲+ゲーム内未使用曲が収録され、アコースティックな優しい曲からダンサブルで攻撃的な物まで振れ幅の大きいアルバムになっています。

以下うみねこの話題も出しつつピックアップ。ネタバレにならない程度ですが、その辺気にされる方はご留意下さい。




a
01.cage

ピアノとストリングスによる穏やかなメロディーが映える、ゆったりとした曲。ブックレットにはztsさんによる各曲コメントが書かれているのですが、それによるとこの曲がうみねこ関連で1番最初に作ったものだそうです。

03.movie passing by
こちらもストリングスとアコギの優しくも少し切なくなるメロディーによる、落ち着いた雰囲気の曲。ゲーム未使用ですが、浮かぶ画としては「まだ」何も起こっていない、もしくはそれに気付いていない六軒島の日常でしょうか。

04.witch in gold
05.stupefaction

この2曲はほぼ同じフレーズが使われています。ピアノとチェンバロをメインにクラシカルで悲しげな雰囲気のwitch in gold、ピアノをバックにノイズ音が不安と閉塞感を煽り立てるstupefactionと、暗い雰囲気、または不気味なシーンで良く使われていました。この2曲が流れると大体ろくな事にならない…w

07.goldenslaughterer
ひぐらしではa01やa03の様な曲の印象が強く、落ち着きのある曲を作るイメージがあったzts氏に対する自分のイメージを一変させた曲。
ダンスサブルなリズムに乗せて、優美ですがこちらに迫ってくるような攻撃的なメロディーが大きなインパクトを残す楽曲になっており、この曲が最初に使われたEP1のシーンと相まって、心に大きな爪痕を残されたプレイヤーは多い気がします。
「*がねぇ…、*がねぇよ…」

08.worldend(babypiano)
オルゴールのような音作りになっている、透明感のある寂しげな楽曲。

09.suspicion
シンプルなフレーズで繰り返されるベース音が印象的な、浮遊感のあるシンセや、時計の針が刻まれる音のようなリズムが怪し気な雰囲気を出している楽曲。本編では何かが起こってから状況を確認・推理するシーンで多く使われていたように思います。

11.dead angle
緊張感を保ったまま、ギターやピアノを織り交ぜ少しずつ盛り上がってゆく曲。基本的にシリアスな曲で、本編の使い方もそんな感じなのですが、楽曲単体だと詰め込まれた音に包まれる感じが気持ちよかったりします。

12.worldend
8曲目とほぼ同じフレーズが使用されている(タイトルからしてこちらが原曲でしょうか)、スペーシーで浮遊感のあるアレンジになっており、babypianoバージョンに比べ温かい印象を受けます。


b
02.worldenddominator

個人的にEP2の熱い部分を担っていると思っている、美しく勇ましいメロディーが乱舞する、攻撃的なダンスチューン。タイトル末に「r」が付く曲は基本この方向性なのですけどね。タイトル通りworldendのメロディーが曲中に使われているのですが、アレンジ次第でこうも印象変わるとは。要所要所で主張しまくるリズムとチェンバロ風シンセがツボです。
――○○無双のテーマだなんて思ッテナイヨ?ホントダヨ?

03.far
穏やかなチェンバロの音色が印象的な、落ち着きのある楽曲になっており、バックのストリングスによる盛り上がりも素敵です。○○が少女時代に偶然○○○○○○○に出会ったシーンで最初に流れていたのが印象的でしたが、その後も良く使われている印象があります。

04.miragecoordinator
高速リズムに、軽快ながらも攻撃的な鍵盤と荘厳なコーラス音が乗った、否応なしにテンションを上げられるダークでメロディアスなダンスチューン。それまでオ○○キャラだと思っていた、○○○○○○の豹変っぷりと共に印象に残っている曲でもあります。あの顔が…顔ががががg(ry

05.haze
心地良い浮遊感もあるのですが、リズムが前に出ているからか、適度なスピード感も感じるデジタル寄りの楽曲。

07.game
重たくゴォッとしたノイズが不安を煽りますが、バックのリズム、というかベースが軽快に跳ね回っている、ちょっと面白い楽曲。ゲーム内では未使用でしたが、果たしてどんなシーンが想定されていたのでしょうか。

08.death(from stupefaction)
歪んだベース音と、不穏な印象のデジタルサウンドが印象的な、ダークなダンスチューン。「r」シリーズとはまた違った、クールな戦闘曲といった感じを受けました。途中リズムが止まって入る、クラシカルなメロディーも好み。

09.dive to emergency
オーケストラ音がスリリングなメロディーを奏でる、重厚な盛り上がりを持った楽曲。途中miragecoordinatorで使われたフレーズ等も出てきます。こうして聴くと、RPGの戦闘曲や怪獣映画のBGMにも合いそうな気も。

11.dreamenddischarger
「goldenslaughterer」「worldenddominator」のメロディーが要所要所で顔を出す、「r」シリーズのまとめ的な楽曲でしょうか。解説によると、「miragecoordinator」が入っていないのは、あちらは○○○○○○のイメージが強かったからだそうです。出題編ラストのEP4、そのクライマックスシーンでかかったのもあり非常にテンションを上げさせられた、燃える(?)トランスチューンになっています。曲の尺も9分半程ありますが、個人的にこの手の曲は長くても一向に構わないのでw アルバムの最後にしてかなりお腹一杯にしてくれるのではないでしょうか。

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すっかり自分の中で「r」シリーズがツボに入ってしまったzts氏の楽曲。ゲームで使用されたBGMは本編ファイル内に入っているのですが、未使用曲に興味があったりCD音源で聴きたい人は手に取ってみても良いのではないでしょうか。打ち込みメインのポップスや怖いトランスが好きな人も気に入るかもしれません。

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オフィシャルサイト(一部楽曲ダウンロード可)

アルバム特設サイト(試聴あり)