circletempo/M.graveyard「うみねこのなく頃に散music box 霧のピトス」

Disc1
01.霧のピトス
02.忘れられたカケラへ…〜music effect〜
03.Future
04.蒼色の冷笑
05.名探偵は知っている
06.弦楽三重奏曲 第6億番 嬰ヘ短調
07.JUSTICE
08.hello your dream
09.笑み亡きソワレ
10.飛翔
11.Final Answer(Full)
12.hikari
13.また生まれ変わる日まで
14.命のパン
15.約束(musicbox Ver)
16.Tomorrow
17.Tomorrow(オーケストラ)
18.TSUBASA(Full)
19.ALIVE 〜truth〜

Disc2
01.鈍色の空笑
02.わるいゆめ
03.青い蝶
04.my dear
05.キ・ナの香り
06.ALIVE
07.birth of a new witch(instrumental)
08.Life
09.Loreley
10.罪
11.Rebirth
12.道
13.engage of marionette
14.birth of a new witch
15.thanks for all people
16.ウサンノカオリ
17.再び霧の中へ

※Disc1-01、15、18、Disc2-14、16:ボーカル曲
作詞 Disc1-01:佐倉かなえ、E.Kida/Disc1-15:dai/Disc1-18、Disc2-14、16:E.Kida
作曲 Disc1-01、Disc2-17:ラック眼力、dai/Disc1-02、04、06、09、Disc2-01、02、05、07、14、16:ラック眼力/Disc1-03、05、07、08、10〜19、Disc2-03、04、06、08〜13、15:dai
編曲 Disc1-01:ラック眼力、dai/Disc1-15:dai/Disc1-18:pino/Disc2-14、16:ラック眼力

発売日:2010/08/14
品番:MGRA-0007


***

同人ソフト「うみねこのなく頃に・うみねこのなく頃に散」シリーズでBGMを担当しているdai・ラック眼力両氏の、本編EP5、6で使用された楽曲を中心に収録した2枚組CD。ジャケットのどこかに、特設サイトの裏ページへ行けるパスワードが載っています。ジャケット・ブックレット共に、本編途中から登場するキャラ絵・新グラがバンバン出て来るので、EP5辺りへのプレイ途中で購入予定の方は注意。

※結構長くなってしまったのと、各曲コメントがプレイ感想も混ざりナチュラルにネタバレしているので、先にまとめの感想の方を。
本編プレイ済みでBGMが気に入った人は、各シーンを思い出しながら間違いなく楽しめるでしょうが、うみねこのプレイ予定はないけど2人の曲が好みという人も、ボリュームが多いですし手を出しても良い気がします。特に今回は、dai曲は熱い・ラック眼力曲は怪しい(笑)色がよく出ているので、各作曲者のそちら方面の曲が特に好きな人には特に楽しめるのではないでしょうか。

以下、本編を読んでいた時の思い出も交えながら感想(ネタバレ気味)



Disc1
01.霧のピトス

二人の共作によるEP7オープニング曲。コーラスを交えたイントロから雰囲気プンプンですが、すぐにアップテンポに展開します。前述のコーラスやクラシカルな旋律が乱舞する中(本編使用の効果音もちらほら)、凛としたボーカルが映えるゴージャスな印象を受ける楽曲になっています。歌詞については「愛が視える最後の魔法」「幻想は真実へ 真実は幻想の中に」など、EP1〜4のOPだった「うみねこのなく頃に」との対応というか、本編の方でも過去作の描写の真実が少しずつ出てくるのを意識しているのを感じます。

02.忘れられたカケラへ…〜music effect〜
15秒ほどの効果音。本編の場面転換のSEと各音の順番が逆になっており、EP7から5、6の曲へ戻す演出という事でしょうか。

03.Future
ピアノとシンセメインのスローな楽曲。物悲しさと優しさが同居したようなメロディーとアレンジになっています。同じくdaiさん作曲の「さくたろうの頑張り物語」のメロも入っていたり。後半のストリングス音を交えた盛り上がりがツボです。

04.蒼色の冷笑
変態探偵のテーマ(笑) ピアノやチェンバロ、笛などによる、軽快でキャッチーながら怪し気なメロディーが癖になります。ヱリカさんゲス可愛いよヱリカさん。

05.名探偵は知っている
変態探偵のテーマ其の2。弦楽器音を中心とした、優雅でちょっと人を喰ったようなユーモラスさも感じるメロディーが前に出た楽曲になっています。本編で最初に耳にした時はラック曲と思ったものでしたが、こちらはdai曲で意外に思った覚えが。
それにしても、EP5の肖像画を見たときはあんなキャラクターとは思いもよりませんでしたが…。でも今考えると、肖像画に書かれたキャラのそのエピソードでの扱いは大概ろくなものじゃなかった気がs「立って下さい。片足で」

06.弦楽三重奏曲 第6億番 嬰ヘ短調
EP1から使われている、ベアトリーチェ…というか魔女のテーマとも言える「第○億番」シリーズの弦楽演奏バージョン。「Sound of golden witch」にも入っているオルガンバージョンは怪し気でしたが、こちらは少し大人しくなった印象が。EP5のベアトを見ているからでしょうか。

07.JUSTICE
勇ましい疾走感を持った楽曲で、キラキラとしたシンセを中心とした引きの強いメロディーがたまりません。バックで細かく鳴っているチェンバロもツボ。

08.hello your dream
荘厳なイントロから、前曲の流れを引き継ぐようにオーケストラとシンセで盛り上げていきます。こちらもあちこちでクラシカルで開けたメロディーが聴けますよ。

09.笑み亡きソワレ
ストリングスによる、優雅なワルツ調のクラシカルな楽曲。隠しページ内のラック眼力さんのコメントが面白いw

10.飛翔
EP7時点での本編未使用曲。7曲目を更に発展させたような疾走オーケストラチューン。シンセのメロディアスっぷりも全開です。何となくアレだ、EP8あたりの盛り上げドコロで投入されそうな気がします。

11.Final Answer(Full)
勢いは止まりません。高速チェンバロとピアノを中心に疾走しますが、勢いだけではなく過剰なまでにキャッチーなメロディーも織り込まれており、非常に燃える曲となっています。

12.hikari
パイプオルガンをメインとした、厳かながら光が差して来るような明るさも感じた楽曲。

13.また生まれ変わる日まで
本編未使用曲。ピアノメインの切ないバラードとなっており、途中に「happiness of marionette」など過去曲のフレーズが登場したりします。その切なさを保ったまま、中盤からの壮大な盛り上げにグッと来ます。

14.命のパン
ゆっくりと展開するピアノ・チェンバロ・パイプオルガンの絡みに、重々しさ(音圧的な意味ではなく)と荘厳さを感じる、2分半程の楽曲。

15.約束(musicbox Ver)
EP5終盤のあるシーンで挿入されたボーカル曲のアルバムバージョン。本編との違いとして、コーラスやナレーションが追加されています。
ピアノをメインとした、言ってしまえばベッタベタにクサいバラードなのですが、だからこそ本編で流れた時は、シーンの演出と相まって覚えやすいメロディーが耳に入ってきてしまい、相当胸に刺さったのを覚えています(恥を承知で告白しますが、あのシーンで涙腺崩壊寸前でした。ついでに告白すると暫く画面放置してBGMリピートしてました)。ゲーム内で先に出会ったからこそハマれた、提供曲としては理想的な形になってくれた曲だと思っています。
当時はベアトリーチェから戦人に向けた曲だと思っていましたが、EP7を終えた後で聴くとそれだけでは無い気も…。
「 ありがとう。  うそつき。  さよなら。  そして、         ごめんね 」

16.Tomorrow
シンセ・オルガンによる高揚感のあるメロディーが気持良い疾走曲。本編クライマックスへの盛り上がりを良く現していると思います。

17.Tomorrow(オーケストラ)
タイトル通り前曲のオーケストラアレンジバージョン。本編未使用ですが、原曲より更に力強い感じがあり、2分弱なのが勿体無いくらいツボなアレンジでした。

18.TSUBASA(Full)
EP5スタッフロールで使用されたボーカル曲。元々同名のインスト曲のアレンジがBGMとして複数あったのですが、こちらはロック寄りのアレンジになっており、力強いコーラス・女性ボーカル、(良い意味で)やかましいギターやリズムなど、全てが過剰な方向へ向かった事でラストの展開のテンションを保ったまま読了できたのかなと。本編では1分半程のショートバージョンでしたが、こちらはもう少し長くなっています。

19.ALIVE 〜truth〜
Disc2に入っている「ALIVE」の別アレンジ版。チェンバロが前に出たゆったりしたアレンジになっています。

Disc2
01.鈍色の空笑

パイプオルガンメインの、荘厳でダークな雰囲気の楽曲。ちょっとだけマリスの「再会の血と薔薇」の一部を思い出しましたが、要は自分好みということで。
しかしEP6の出だしはびっくりしたなぁ。前回ラストでカッコよく決めた戦人が→レイプ目、ヱリカ→ウェディングドレス、この並びですものw

02.わるいゆめ
本編未使用曲。ポロポロとしたピアノが沈んだメロディーを奏でる薄暗いトーンを持った曲で、聴いているこちらの気が滅入りそうになってきます。

03.青い蝶
ピアノメインの、穏やかに流れるようなメロディーが印象的な楽曲。後半からの盛り上がりが鳥肌モノでした。そしてバックで、ひぐらしのあの曲を思い出させるあの3連メロディーが顔を出したりします。

04.my dear
TUBASA等のアレンジ違い版と言うべきゆったりした曲ですが、こちらはシンセやシンバル音等で壮大感を出し、哀愁を感じさせるメロディーを前面に出した印象があります。ちょっと音作りがひぐらしに使われてるような…? と思ったら、実際そういう方向を目指してアレンジしたそうで。

05.キ・ナの香り
同じくラック眼力さん作曲の「胡散の香り」と対になっている? クラシカルで格式張ったような、でもユーモラスさも持った跳ねるようなメロディーが耳に残る楽曲。正にゼパルとフルフルのウザ面白いキャラクターを音にしたような曲だと思います。

06.ALIVE
抑えながら徐々に徐々に盛り上がってゆく展開がたまりません。派手アレンジ・高速曲でなくても「燃える曲」を表現できるのだなぁと。メロディーも哀愁全開。

07.birth of a new witch(instrumental)
circletempoからリリースされた「黄金シンドローム」に収録された曲のインストアレンジバージョン。あちらに入っているカラオケバージョンとは異なり、歌メロ部分をバイオリンでなぞったアレンジになっています。最初CDの方で聴いた時はあまり印象強くなかったのですが、改めて本編で繰り返し使われると結構癖になってきたり。

08.Life
ほぼピアノメインの曲ですが、絶え間なく叩きつけるようなサウンドと流れるような旋律がカッコいいです。

09.Loreley
ピアノと浮遊感のあるシンセによる、物悲しいメロディーが映える幻想的な曲。

10.罪
ストリングスや管楽器をバックにしたキャッチーな疾走チューン。本編でも盛り上げ所で使われていました。途中で太鼓が前に出る部分がまた勇ましくてツボですが、この太鼓の音、EP4の「○○○○」が元になっていたとは…w

11.Rebirth
こちらも壮大で開けたアレンジが気持良い疾走曲になっており、一部TUBASAのメロが顔を出したりしています。

12.道
勢いは止まりません(2回目)。前曲と同じ流れに位置する曲ですが、ダンサブルなリズムをバックに、軽快に暴れまわるピアノが目茶苦茶カッコいいですよ。

13.engage of marionette
「鈍色の空笑」と対になっている様に感じるのは、きっと本編を見ているからなのでしょう。同じくパイプオルガンメインの荘厳な曲ですが、こちらは明るい光が差して来るイメージが。過去のエピソードに入った「Happiness of marionette」のバージョン違いですが、印象は大分違って聴こえます。

14.birth of a new witch
EP6本編エンディング曲。トラックは「黄金シンドローム」の方と一緒かな? 感想はそちらをご覧下さい。本編の方ではショートバージョンになっています。
「そなたを迎えても、」「「17人だ」」

15.thanks for all people
一息つく、という表現がぴったりくるピアノメインの穏やかな楽曲。Disc2は高カロリーな曲が目白押しだったので、こういうのが入るとホッとします。本編でもハッピーエンド的な空気が流れていましたが――

16.ウサンノカオリ
――そんな訳はなかったのです。
EP6スタッフロールで使用されたボーカル曲。こちらも「黄金シンドローム」から収録。感想の方はそちらをご覧下さい。「birth of〜」がエンディングになった事も驚きだったのですが、こちらにはぶっ飛ばされました…よりによってこれかよ! 良くやったぞ! と。でも本編で初めてこの変☆態☆空☆間の衝撃に触れた人が羨ましくもあり。それにしても聴けば聴くほど癖になります。そして裏お茶会ラストにおけるベルン卿のアップ顔www

17.再び霧の中へ
「霧のピトス」のメロディーを元にした、本編未使用のインスト曲。チェンバロと管楽器をメインにした前半部とオルゴール音による後半部に分かれ、余韻を残しゆっくりとアルバムを終える役割を果たしていると思います。

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アルバム特設サイト(視聴あり)
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