MIRAGE「en:Rouge」(1997)

01.摩天楼の囁き… (NEW VERSION)
02.百花繚乱 (REMIX VERSION)
03.MOON〜LIGHT〜DANCE (SHORT VERSION)

全曲作詞・作曲:MIRAGE
編曲 03:MIRAGE

品番:SLM-000


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インディーズヴィジュアル界にて、引退したりしなかったり(笑)しながら、長年活動しているKISAKIが過去在席していたバンド「MIRAGE」。後にボーカリストが交代しますが、当時のメンバー(第1期)は、TOMO(ボーカル)、YAYOI(ギター)、RUI(ギター)、KISAKI(ベース)、HIRO(ドラム)でした。RUIは後に、貮方孝司名義でWaiveで活動していましたが、耽美方面からソフヴィへの転身(?)が今振り返るとちょっと面白いです。
本作は1997年にリリースされたデモテープになりますが、オムニバスや配布を除くと2本目の流通音源になるのかな? まだKISAKIがMatinaを立ち上げる前なので、当時WITH SEXYで活動していたKAIKIのレーベル、Soleilからのリリースになっています。ジャケットもWITH SEXYのメンバーが手がけていますね。

以下各曲について。


01.摩天楼の囁き… (NEW VERSION)
語りに近いボーカルを乗せた、MIRAGEの中では激しめな楽曲。ほぼインストと捉えて良いと思いますが、最後の疾走パートが、いかにもダーク系といった感じで割と好みです。

02.百花繚乱 (REMIX VERSION)
こちらはV系王道メロディアスといった感のある、アップテンポなナンバー。テロテロしながらメロディアスな旋律を奏でるギター、ポコポコしたドラム(打ち込みでしょうけれど)と、良くも悪くもちょっと前のインディースヴィジュアルバンドの音といった感じですが、流れるようなキャッチーなメロディーが心地よいので、そういうマイナス点も含めてニヤニヤしてしまいます。勿論この後出たミニアルバム「Arcadia」の再録バージョンの方が聴きやすいですけどね。
個人的にMIRAGEのアップテンポな曲に外れは無いと思っていますが、この曲は特にキャッチーさでは上に来るのではないのでしょうか。

03.MOON〜LIGHT〜DANCE (SHORT VERSION)
タイトル通り、後に「Arcadia」に入る曲のショートバージョンで、こちらも百花繚乱と同じく愁いのあるメロディアスチューンになっています。一部分を取り出した予告編のような形になっていますが、冒頭にArcadiaのフルバージョンの方には無い鐘の音が入っています。

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一昔前のデモテープなので音についてはそれなりですし、1曲目を除くとCDでフルが聴けるのでそちらが断然お勧めですが、逆に今では聴けなくなったダメな所も合わせて嫌いになれなかったりしますw 一応1000本限定との事ですが、中古を扱うV系ショップでは安く投げられているのを良く見るので、音源を集めたい人は探してみると良いかもしれません。

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暫くMIRAGE続きます。