SHAZNA「Melty Case」(1996)

01.Melty Love
02.TOPAZ
03.Pity for Pinocchio 《BONUS TRACK》
04.O・A・T・H
05.Scinillate Evening

全曲作詞:IZAMU
作曲 01、04、05:AOI/02:NIY、AOI/03:NIY

発売日:1996/03/14
品番:LAC-001


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SHAZNAの2ndミニアルバム。恐らく彼らの中で一番知名度のあるであろう、「Melty Love」が初めて収録されたCDでもあります。

以下各曲について。


01.Melty Love
特にV系に興味がなくとも、聞き覚えがある人は多そうなこちらの曲。このバージョンが一番最初になりますが、好き嫌いに関わらず耳に残ってしまうキャッチーさは、この時点でほぼ骨組みが完成している印象があります。この後のリメイクに比べると、特にウワモノも使わずバンドサウンドメインとなっているため、幾分シンプルに聴こえますが、翌年のミニアルバム「PRMISE EVE」収録バージョンよりもテンポが早く疾走感があり、個人的にはこちらのバージョンが好み。ベスト盤「OLDIES」の新録バージョンもテンポが速いので、そちらのバージョンが好きな人がしっくりくるのは、実はこちらなのかも知れません。

02.TOPAZ
こちらは前作「Sophia」の流れを汲んでいそうな、90年代のV系王道といった趣のアップテンポナンバー。時にクリーントーンを入れつつ、激しく刻んで引っ張るギターなど、正に当時っぽい匂いが。イザムの歌い方もダーク寄り…というか今聴くと普通に(笑)歌っています。
こちらも「PROMISE EVE」と「OLDIES」でそれぞれリメイクされています。

03.Pity for Pinocchio 《BONUS TRACK》
――で、そんな王道疾走曲の後にサンバのリズムが! NIY作曲の甘い南国風味なポップチューンですが、TOPAZの後にこんなのを持ってくる辺り、やっぱり当時のシーン的に異端児だった気がしてならない…w こちらもバンドサウンドメインですが、「SWEET ANGEL」と名前を変え、メジャーでリメイクされたバージョンと比べると、流石にちょっとバタバタしている感も(メジャー1st「GOLD SUN AND SILVER MOON」と「OLDIES」でそれぞれリメイク)。
この曲に関しては、ゴージャスなサウンドになったメジャーのバージョンで完成を見たのかなとも。何気にシングル「AQUA」のカップリングでリミックスもされており、実は内外でも評判良かった曲だったりしたんでしょうか。

04.O・A・T・H
ちょっと愁いのあるメロディーが前に出た、ミディアムポップチューン。これまでの3曲に比べるとちょっと地味な感じもしますが、90年代のヴィジュアル系サウンドが好きな人ならすんなり入れる曲なのではないでしょうか。

05.Scinillate Evening
序盤は乾いたギターとボーカルのみによる、途中からバンドサウンドとなり展開する物悲しい雰囲気のバラード。後半は少しアップテンポになり盛り上がりますが、全体的にはまったりとした印象を受けました。ボーカルも弱ったようにゲフンゲフン、儚げに歌っています。

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SHAZNAのメジャーデビュー前のアルバムは、中古店で大体が安く売られていますが、本作はあまり数が出回っていないからか、若干お高く付いている所も多い気がします(というか店頭であまり見かけないかも)。とは言え、代表曲のMelty LoveをはじめポップなSHAZNAの原点と、V系王道の部分の両方が見られるので、インディーズの彼らを知りたい人にとっては聴く価値のあるCDなのではないでしょうか。

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meltycase


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