nuvc:gu「Dance Romanesque」(1995)

01.Dance Romanesque
02.FIND LOVE

全曲作詞:CHIKA
全曲作曲・編曲:nuvc:gu

発売日:1995/11/22
品番:VIDL-215


***

1stアルバム「SENSUAL WORLD」からのシングルカットされた、結果的にラストとなったnuvc:guの2ndシングル。アルバムからほぼ1ヶ月後のリリースでした。

以下各曲について。


01.Dance Romanesque
イントロの流麗なギターのメロディーが、目茶苦茶ツボに入るディスコロックナンバー。ギターとボーカルの憂いのあるメロディーが非常に立っており、キャッチーさにおいてもシングルに選んだのは正解だったのではないでしょうか。とにかく流れるような曲調が耳に残り、個人的にニューボーグの中でも上位に入る曲だったり。
アルバムに収録されたものとはバージョンが異なっており、冒頭と最後に跳ねたピアノとデジタルサウンドを主にしたパートが挿入されています。1stシングル同様、ベスト盤にはアルバムのテイクが収録された為、こちらのみで聴けるバージョンとなっています。

02.FIND LOVE
序盤の穏やかなピアノのメロディーが印象的なバラード。前作シングルのカップリングの様に、壮大なギターのメロディーとフワッとしたシンセによる、透明感のある楽曲という印象なのですが、曲の雰囲気が優しい上に尺が七分を超えるので、ちょっとダレてしまう人も居るかもしれません。とは言え、こちらもボーカルだけでなく、シンセやギターソロ等による美麗なメロディーを前面に出しているので、聴き所は結構あると思いますよ。
こちらもアルバム未収録。


***

結局ニューボーグが残したメジャーでのCDは、3ヶ月の間にシングル2枚・アルバム1枚、解散した98年になって出たベストが1枚という結果でしたが(新曲とインディーズ時代の楽曲の新録がメインなので、こちらもほぼ新譜みたいなものなんだけど)、当時のシーンでは新しい所を開拓していたバンドという点では、相応の力はあったのではないでしょうか。実際メジャー行くだけあって、奇を衒っただけで終わらず、聴きやすさとの両立は出来ていたと思いますよ。
時代を感じる部分はあれど、デジタルサウンドが普通に取り入れられている、今のV系界隈のファンの方が寧ろすんなり入れたりするんじゃないか……なんて思ったりします。そんな訳で、中古店でアルバムの方でも見かけましたら、是非(笑)

***

Amazon
Dance RomanesqueDance Romanesque
nuv gu ニューボーグ

ビクターエンタテインメント 1995-11-22
売り上げランキング : 460299

Amazonで詳しく見る
by G-Tools