LUNA SEA「PROMISE」(2011)

01.PROMISE

発売日:2011/4/9


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震災から少し経ち、チャリティー関連のアレがともすれば薄れているかもしれないこの時期に、敢えてこの記事を書いてみた――という事は全然なく、単に自分の書くペースが遅いだけなのでした('A`)

ボーカル:RYUICHI、ギター:SUGIZO、INORAN、ベース:J、ドラム:SHINYAによるバンド「LUNA SEA」。これまでの活動に関しては、自分より詳しい方が沢山いらっしゃると思うので詳しくは書きませんが、2000年に解散(終幕)して以来、各メンバーはソロ・バンド等で活動、2007、2008年に単発ながらそれぞれライブ・イベント参加を行い、2010年にREBOOTという名の下に本格的に活動を再開しました。
Amazonとオフィシャルモバイルサイトでのダウンロード販売限定となる今回の「PROMISE」は、約11年振りの新曲になり(同年3月にインディーズ時代のアルバム「LUNA SEA」のセルフカバー盤のリリースがありました)、売上は全額東日本大震災への義援金として寄付される形になっています。
また、楽曲ファイル自体は同じですが200、500、1000円の3種類で販売され、聴く側が募金額を决められる形になっています。私自身はCDという形で欲しい古いタイプの人間なのですが、今回のように値段的な敷居も低かったので購入しやすかったですね。新譜が出るならば改めて収録はして欲しいですけれど…w

楽曲ですが、ジャケット画像のイメージにふさわしい光が指すようなポップチューン。朗々と歌い上げたり時にハミングを混ぜたりするボーカルや、打ち込みをメインにせずともギラギラ感を出すバンドサウンドには流石といった感があります。
この曲が震災を受けて書き下ろされたのか、それ以前からあったものなのか厳密には分かりませんが(少し調べた所、2010年のライブで一度披露されているようです)、シングルタイトル曲として用意されていた曲とは少し異なり、アルバム終盤に開けた雰囲気で入ってくる曲、という印象を受けました。勝手なイメージですが、LUNA SEAのシングルタイトル曲はどんな曲調であれ、強烈にキャッチーなメロディーを持つ物を持ってくる印象があり(「gravity」もあのドロリとした曲調なのに、サビは1回で覚えたしなぁ)、対する今作はサビで大インパクト! という事では決してなく、楽曲全体で徐々に盛り上げていくイメージがあります。そういう意味ではチャリティーという形に助けられた所もあるかもしれませんが、過去作のセルフカバーやライブアイテム中心のリリースの中で、再始動後初の新曲が早めに届いたのは結果的に成功だったのではないでしょうか。


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