世の漆黒「142857」(2011)

01.乖離する蜉蝣
02.奏鳴曲;有栖-alice-

全曲作詞:胡桃沢庵
作曲 01:胡桃沢庵、美南瀬瑠那/02:胡桃沢庵
全曲編曲:世の漆黒

発売日:2011/08/13
品番:T12T-006


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作詞作曲・ギターを手がける胡桃沢庵を中心に、ギター・作曲:美南瀬瑠那、ベース:雀弥-sakuya-、ボーカル:あえり、はづみによるバンド「世の漆黒(ときのしっこく)」が2011年にリリースした2曲入りシングル(CD-R仕様)。瑠那さんはGravelにも在籍しており、そちら経由で興味を……という流れで手に取ってみました。ボーカルは左右に振り分けてそれぞれ歌っているようですね。
尚、このシングルは、小説「神様のメモ帳」を題材にしているという事で(現在私は未読なのですが)、歌詞の方にそちらを読んでいると面白い記述があるのかもしれません。

以下各曲について。


01.乖離する蜉蝣
シンセも入っていますが、イントロからのザラついたギターがより印象的な、抑え目の曲調のミディアムテンポの楽曲。最初は少し地味に感じましたが、隙間を生かしたギターのフレーズや終始憂いを持って展開するメロディーがじわじわと効いてきます。終盤には疾走パートもありますが、全体的には気怠い印象が残る1曲。

02.奏鳴曲;有栖-alice-
こちらは1曲目とは対照的に、シンセとギターによるちょっとクラシカルなイントロから、どキャッチーなサビへの雪崩込みが印象的なメロディアスチューン。個人的にこの歌メロが非常にヴィジュヴィジュしく感じてツボだったりw バックもギターで引っ張る切ない疾走ぶりが全開(ギターソロもガッツリ入っていますよ)と、ボーカルがハイトーンな男性になれば、そのままソフヴィバンドの曲になっておかしくないかも、と。初聴時の取っ付き易さは抜群なのではないでしょうか。

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ヴィジュアル系中心のポップス脳なので、どうしてもそういう連想になってしまうのですが;名古屋系寄りの1曲目、90年代王道を思い出させる2曲目、という印象を持ったシングルでした。女声ツインボーカルという体制ですが、V系スキーの人にも面白く聴く事が出来るかもしれません。

特設ページ(視聴あり)
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あきばおーこく