NOISY CROWDS「土砂降りの中で、僕は蹲る」(2011)

01.土砂降りの中で、僕は蹲る
02.久遠〜KUWON〜
03.サンダル
04.the MAD IN MY LOVE〜僕の愛で狂ったモノ〜

全曲作詞・作曲・編曲:NOISY CROWDS

発売日:2011/09/14
品番:YGR-001

Members
Vocal:詩那
Guitar:シビィ
Bass:ハルカ
Drum:Be...S


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2010年にまさかの再結成を果たしたNOISY CROWDS……と言ってもオリジナルメンバーはボーカルの詩那だけなので、ほぼ新バンドと捉えて問題無いとは思うのですが。詩那以外のメンバーにはemmureeからハルカ、DISHからシビィ、L'epricaからBe...Sとプライベートでも親交のあるダーク系バンドの面子が揃っています。再結成自体はハルカが声をかけて実現した経緯があるそうですが、こちらではギターからベースに持ち替えての参加になっていますね。
NOi'X時代も含め、解散前はアルバム単位のCDリリースがメインだった為、意外にもこれが初めてのシングル。まぁノイジークラウズだった頃は、曲数の少ない音源ではまだまだデモテープが主流の時代でしたからね……。現メンバーでの新曲と既存曲が2曲ずつという構成になっています。

以下各曲について。


01.土砂降りの中で、僕は蹲る
カラッとした感触のギターが印象的な、シンプルでポップなギターロックナンバー。ノアでのコテコテなイメージを持って聴くと、そのちょっとコケティッシュさすら感じる曲調にびっくりするかも知れません。詩那さんのちょっとベタッとした声がなければ、V系臭すら薄いのではないかと。間奏でちょっと疾走したりはしますが、ゆったりしたテンポで伸び伸びと歌い上げているサビに感じるような、心地良い広がりを感じさせる楽曲になっています。
ちょっとだけ後期ROUAGEを思い出したり。

02.久遠〜KUWON〜
こちらは最近の界隈の流れを意識したのかな? と思わせれられる、ラウド寄りのギターにラップ調の歌い回し(!)が乗る展開ですが、やはりサビに入ると切ないメロディーを歌い上げる、激情的なミディアムチューン。こちらもボーカルを除くとロキ○ン界隈がやっていてもおかしくない曲調かもなぁと。歌詞は2011年の震災を彷彿とさせる内容になっています。
会場で配布されたDVDによると、シビィさんがメインで作曲をしたということですが、確かにDISHでやっても違和感ないかも知れません。サビでは結構コーラスで主張してますしね……いや大丈夫だよ! メインボーカルもちゃんと聴こえるよ! ノア2ndアルバムの時みたいに録音レベル下げられてないよ!!

03.サンダル
1997年のミニアルバム「mousse」収録曲の再録バージョン。懐かしさと爽やかさを感じさせる曲調は引き継がれていますが、ギターのアレンジが原曲から結構変わっている印象を受けます。シビィもRYOTAとはまた違った方向でオレ様ギタリストっぽい感じがありますが、その辺が出ているのでしょうか…w また、「MOON LIGHT EMOTION」収録のリミックスバージョンにのみ入っていたCメロパートが今回改めて組み込まれており、ある意味十数年を経て完成したバージョンと言えるかも知れません。

04.the MAD IN MY LOVE〜僕の愛で狂ったモノ〜
オムニバスアルバム「Nostrum vol.1」、及びNOi'Xの1stアルバム「CROi'X」にボーナストラックとして収録されていた曲の再録バージョン。わざとなんでしょうがこの曲だけかなり音質が悪いw 勢いに任せて疾走するパンキッシュなナンバーで、ライブでのパフォーマンスで行われるメガホンのサイレン音もちゃんと入っています。CROi'Xを聴いた時も思いましたが、こういう曲だとベタッとしたボーカルが気になってしまう人は多いかも知れません。

***

自分の中では「看板だけ同じの事実上新バンド」という受け取り方をしていますが、敢えて位置づけるならば、NOi'Xへ改名する少し前のカジュアル寄りだった頃にが好きな人にお勧めしやすいでしょうか(リアルタイムで体験していないので何とも言えないけど)。暗黒界隈の演奏陣に惹かれて手に取ったらこんなポップでフラットなモノが……と戸惑う人も居るかも知れませんが、敢えてV系の本流から少し外れた所で楽しそうにやっているというのも、たまには良いのでは。
今後も継続的な活動を期待しています。

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