emmuree『【acute sense】』(2012)

01. S.E. 〜絶望を奏でる古時計、灰色のピアノ〜
02. an「acute」
03. 真実の雨
04. 棘と罰
05. 月に溺れる蜜蜂
06. 絵空事の色彩
07. story in heaven
08. 葬列とxxx
09. 頽廃ロォマンス
10. 白い花
11. 手紙
12. 楽園
13. 慈愛の羽根
14. 四月ノ雨ト…散ル…華ニ…
15. ROSES -骨と薔薇と闇と光-
16. ラブレター

作詞 02〜16:想
作曲 02、04、09〜11、13、14:想/03、05〜08、12、15:ハルカ/16:emmuree

Members
Vocal、Art Work & Design:想
Guitar:ハルカ
Bass、Art Work & Design:朋
Drums:ゆき

発売日:2012/09/17
品番:HNS-012


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2012年にリリースされた、アンミュレのライブアルバム。同年6月17日にSHIBUYA O-WESTで行われたワンマンライブの模様を収録しています。これを書いている時点では、ライブ会場とオフィシャル通販限定で取り扱っています。

本作の5ヶ月前にベスト盤である「e'【acute】」が発売されていましたが、そちらとの重複は「an「acute」」、「葬列と×××」の2曲のみ。リリース時期が近かったこともあり、なるべく被らないようにしたのかもしれません。SE含め16曲74分と、CDの容量ギリギリなボリュームとなっています(ベスト盤に関しては必ずしもそう思わないのに、ライブ作品が量的に充実していると嬉しくなってしまう派)。

当日のセットリスト全曲収録ではないそうですが、ライブでの濃い雰囲気が「音」だけながら(だからこそ?)伝わる流れになっている印象。音源よりもキリキリ具合を増した、空間に漂うようなギターとそれを支えるリズム隊の食い合せの良さを再確認できたり、コーラスの掛け合いが所によってグチャグチャしていることに気付いたりと(笑)、荒々しさ・生々しさがが味わえるのもこの手の作品の醍醐味でしょうか。
個人的には、ベスト盤に入らなかった「手紙」が現在のモードで聴けたこと、作詞者の(比較的)パーソナルな部分が出たと思われるバラード「白い花」の歌い方などにグッとくるものがありました。重かったりマニアックだったりと評される向きもあるバンドですが、根っこの部分では、「うた」を非常に大事にしているバンドだと思うのですよ。

ベスト盤の感想で「既存曲を使ってオリジナルを作ってみたという印象」という言葉を使ったのですが、人によってはこちらの方がベストっぽいと感じるのかもしれません(実際、発売当時そういう感想・レビューはよく目にしました)。
ベスト盤やこの後の3rdアルバムで知った人も、高確率でズブズブ入ってしまうだろう充実したアルバムだと思っています。


acutesence


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