SIAM SHADE『SIAM SHADE V』(1998)

01. BLOW OUT
02. MONKEY SCIENCE
03. Wake up
04. NEVER END
05. DEAD SPACE
06. Solomon's seal
07. Tears I Cried
08. 知りたがり症候群
09. グレイシャルLOVE
10. 警告
11. Dreams
12. Grayish Wing

全曲作曲:SIAM SHADE
Strings arrangement(07):MASAO AKASHI

発売日:1998/12/02
品番:SRCL-4420

Members
Vocal:栄喜
Vocal & Guitar:KAZUMA
Guitar:DAITA
Bass:NATIN
Drums:淳士

Acoustic Piano(07、12):SATOSHI MISHIBA
Violin 1st(07):HIZIRI KUWANO
Violin 2nd(07):TOMOKO FUJIIE
Viola(07):RIKA MOROZUMI
Cello(07):UDAI SHIKA

***

SIAM SHADEのメジャー4thアルバム。
前作『SIAM SHADE IV ZERO』から約10ヶ月後のリリースとなりました。

前作からの間隔が短いからか、収録曲の傾向やアルバム全体の構成は前作と通ずるところがあり、ヒットシングル頼りにならない、全体に即効性高いメロディー揃いな点も健在な印象を受けます。
ファンクラブ名でもある2分台の「MONKEY SCIENCE」を含む、熱さと爽やかさを強調した疾走曲で前半部の勢いをつけるのはこちらでも共通。個人的に、その「MONKEY SCIENCE」はリアルタイムでもラジオ等で耳にしていたので、割りと後の方までシングル曲だと勘違いしていた覚えが。

中盤も、ミドルテンポのハードポップチューン「DEAD SPACE」、中東っぽい旋律が顔を出す7分弱のインスト「Solomon's seal」で展開にアクセントを付けます。シャムシェイドのインストは、前後のアルバム『IV』、『IV』含めて3曲だけなのですが、寧ろこれがアルバムのメインだ! と言わんばかりにメロディアスぶりが発揮されているのが嬉しい。
共通点といえば、歌詞の青臭さも変わらずといった所で、「知りたがり症候群」、「警告」の"未成年の主張"ぶりにやはりむず痒さを感じてしまいますが、そこに関しては前作の感想で述べた通り、好みとタイミングの問題なので。

シングル曲「グレイシャルLOVE」、「Dreams」を含む後半部も勢いをつけた楽曲が並ぶため、前作に比べややシャープな聴き心地なのが、本作の色として挙げられるかもしれません。ラストの「Grayish Wing」も疾走曲ですが、切なさを強調したサビメロが印象的です。

「手堅さ」という言葉はこのバンドには似合わないかもしれませんが、前作で掴んだ聴き手の期待を裏切らずに、バンドの性格とポップ性が発揮された良作と思っています。
こちらも中古であれば投げ売り価格で入手可能ですので、ポップバンド好きな方なら是非。

試聴あり
VV
SIAM SHADE

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