THE SLUT BANKS『PIKA-BANG』(1998)

01. PIKA-BANG
02. HANKY PANKY
03. PLEASE

全曲作詞:TUSK
全曲作曲:DUCK-T
全曲編曲:THE SLUT BANKS

発売日:1998/05/01
品番:COCA-15065

Members
vocals:TUSK
guitars:Dr.SKELETON
bass:DUCK-T
drums、percussions:SMOKIN' STAR

keyboards:TATSUYA SATOH
manipulate & programming:YASUNORI OHWADA


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ex-ZI:KILLのTUSK(板谷祐)、ZIGGYのDUCK-T(現:DUCK-LEE / 戸城憲夫)らで結成されたTHE SLUT BANKS。TUSKさんのCRAZE加入に伴い、2000年に一度解散しますが、2007年に再結成。今年(2016年)には再びメジャー・デビューを果たしています。
参加メンバーの細かい入れ替わりがあるバンドですが、この時期は、TUSK、DUCK-T、Dr.SKELETON(横関敦)、SMOKIN' STAR(新見俊宏)という布陣でした。メンバーの多くが他のバンドと異なる名義を使用しているように、当初は(一応今も?)覆面バンド的な位置付けだったようです。
本作は、1998年にコロムビアからリリースされた2ndシングルになります。

01. PIKA-BANG
スラッシュパンクとも言えそうな、叩きつけるような演奏とシャウト主体のボーカルで爆走する無骨なアレンジ。なのですが、サビに入るとひょいとポップなメロディーが顔を出すのが面白い。
粗く押さえ目の音質のパートと爆音パートとで、交互に切り替える展開も聴いていて爽快です。

02. HANKY PANKY
シンプルでカラッとしたアレンジのポップパンクナンバー。こちらもメロディー自体は人懐っこく、どこかユーモラスな印象すら受けます。TUSKさんの酔いどれ風なボーカルが、その印象を強くしているのかもしれません。

03. PLEASE
ラウドな演奏に、渋さと熱さを感じさせる歌メロが乗った哀愁バラード。
スラットバンクスについては、此処数年になって手を出した後追いも後追いなのですが、ストリングスも挿入される本曲には、強面な見た目からのイメージもあってかちょっと驚かされた覚えがあります(実際いかつい曲もありますし)。
音はぶっといのですが歌メロがフォークソング的なので、アコギ一本だけで歌われたとしても印象そんなに変わらないんじゃないかと思ったり。

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三者三様の楽曲ながら、激しさへの振り切りとポップさの同居が感じられ、良い意味でシングルらしいシングルという印象。
前述の通り、このバンドに関しては現在進行形で後追い中なのですが、最初に聴いたのがこれだったのは、私にとっては正解だったのかなと思っています。


試聴あり
Pika-BangPika-Bang
THE SLUT BANKS

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