HAUNTED FRIDAY BASH』@渋谷Glad 2016/4/29
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「ダーク」をテーマに共演者を集めた、SPEED-iD主催のイベント:HAUNTED FRIDAY BASHに行ってきました。
HOPE AND LIVEの時もそうでしたが、タイムテーブルを事前に発表してくれるのは非常にありがたい(スタンディング形式のイベントでは特に)。
Gladは、ミニ円形劇場のような作りになっており、後方の2段目からでもステージが見易い、というか全体をみるならば、2段目3段目の方が適していそうです(この日、3段目は関係者専用でしたが)。

以下出演順に。

VANIRU
公式の試聴等で気になっていたユニット。
ボーカル:レオニールの見た目とパフォーマンス、艶のある低音が合致し過ぎてて、最早二次元のレベル。
視聴した際のイメージに違わない、エレクトロ・ニューロマ・ダンサブルなアレンジ+妖艶な歌謡曲メロディーで決め打ちされた5曲を披露。もう少し曲の幅はありそうなのですが、初見にもユニットの色が非常に把握しやすかったステージだったのではないでしょうか。

メジャーからリリースが控えていますが、彼らにはオーバーグラウンドな場でガツンと売れて欲しいと思わせられます。


✝13TH MOON✝
某殺人ピエロをモノクロにしたような、まん丸体型なボーカル:nAo12xuのイメージから、ダミ声で攻めるのかなと思っていたのですが、ヌメリのある中低温だったのがやや意外。ザ・ゴシックパンク! な楽曲には合っていますが。
nAo12xuさんの強烈なビジュアルもあり、もっと弾けたパフォーマンスが合っても良かった気もしますが、これはこちらの勝手な願望なので。
アッパーさを増し、フロアとの掛け合いも登場した、3曲目以降の流れが個人的に好みでした。

開演前に物販で見掛けたCDを買おうと思い、出番の後覗いたら物販やってない→すわ売り切れ早仕舞いか! と思いきや、ギブキーの後で見たらやってたので安心しました。


gibkiy gibkiy gibkiy
名古屋では圧倒されまくったところがあったため、今回は少し離れて観たらどうなるかなと、二段目から俯瞰で鑑賞してみました。
結果から言いますと、距離とかは関係ない。

Gladは転換中も特に目隠しの幕などが無く、メンバー含めた転換中の様子が見られるのですが、転換中のBGMに合わせたサウンドチェック風のセッションから、そのまま「蟻は血が重要である」に入って行ったのが格好良い。
上で、距離は関係ないと言いましたが、ドラム:sakuraを軸に、弦楽器隊のaie、kazuの即興的なフレーズが出ている印象を受けたり、ボーカル:kazumaの動きの全貌がやっと分かったりと(本当に寝そべる時あるんだ……とか)、各メンバーの動きは正面で見るより追いやすかったのが嬉しい。
今回はパイプ椅子ではなく脚立が用意されていたのですが、それにkazumaさんが頭を突っ込んでのたうち回り始めた時も、笑いにスイッチが入らないどころか色々と怖くてもう。

今回は対バンの面子もあってか、観客の反応も目に見えた動きが時折出るものになっており、この辺はリズム隊がいるからこその変化かもしれません(そこまで流れを把握するほど数を観れてませんが)。
先日のワンマンで幾つか披露されたという新曲は、今回聴くことは出来ませんでしたが、そこに不満を感じることなく黒いモノを摂取できたステージでした。

セットリスト
蟻は血が重要である
劇中劇
箍を外す場合、穴に群れる具合
脳内に



BALZAC
名前だけは15年位前から知っていましたが、音を聴くのは今回が初となります。
CDジャケットや、現在のオフィシャルサイト含め、骸骨衣装のイメージが強かったのですが、今回は黒基調。ボーカル:HIROSUKEの衣装は、大きい「闇」の字がベタベタプリントされたTシャツだったのが強烈でした。

シンプルなスリーピース編成ながら、見た目も声も荒々しいもので、最前のファンのノリも暴れるものがメイン。ステージに上がる人もおり驚きましたが、バンド側も彼らに絡みながら危なげなく演奏を続けていたことからも、こういう流れがデフォなのでしょうね。
そんな厳ついステージングながらも、歌メロはシンガロングタイプのポップなものがメインで、タイプは大分違いますが、Vaniruのように初見にも魅力が把握しやすいものでした。ラストの曲は、叙情的なメロディーが印象的。

活動継続期間や知名度もあってか、本イベントにおける動員は一番だったように思えます。


SPEED-iD
2014年のHOPE AND LIVEが最後に観たライブなので、およそ二年ぶりの鑑賞。
出で立ちに大きな変化は感じられませんでしたが、ドクロ帽はギター:MARQUEEが被ることになったのかな? 黒いラメで描かれたドクロと鉄条網巻きのシルクハットで、これはこれで格好良くなってます。ボーカル:優朗は皮ジャケットぴっちり(伏線
ドラム:HALは見ていた場所の関係で良く確認出来ませんでしたが、コーラス:le;kaは黒のロングドレス、そしてベース:HIKOは赤のドレッド・黒シャツの下に豹柄ロングTシャツと、LM.Cサポート時代のPVっぽさが(笑

開幕からEVIL MOON RISING、BLACKOUT RIPPERのコンボでテンションが上がる。未だ出ぬ新譜からの選曲がメインかと思いきや、そこからはラストのRED ROCKET RIDEだけだったのですが、新旧合わせたセトリ(もうそういう言い方が出来てしまうのが何とも 苦笑)ながらも、ゴシックロックンロールな流れは引き継がれたものになっていた印象。2作通して傾向が同じになりそうというのは、バンドの歴史的にはかなり珍しくなるんじゃないでしょうか。

SPEED-iDの時点で、15分程時間が押していたからか、優朗さんのMCは巻き気味(終演後、時計を見たら遅れは8分程になっていたので、主催者の努力は少し実ったようです)。
「この後も皆でデストピアしようぜ! 皆でレクイエムしようぜ!」
と、後ろのAUTO-MODを意識した話をしながら、RED ROCKET RIDEのラストでジャケットを開けて見せたのは……PhaidiaのTシャツ。それ来月の対バンだから! 仕込むネタが細かいから!(笑

セットリスト
EVIL MOON RISING
BLACKOUT RIPPER
MC
JUSTICE WITHOUT BLOOD LUST
KICKS YOUR FREAKIN' ICON
MC
RED ROCKET RIDE


以下、かなりイタい自分語りになるので反転。興味ない方はAUTO-MODまで読み飛ばし推奨

優朗さんのweb上での言葉に個人的に思う所があり、昨年辺りからTwitterをブロックしています。
何かトラブルがあった訳ではなく、あくまで此方の感情の問題。優朗さんの発言は昔からぶれてないと思っていますし、10年前の自分ならその強い口調にマンセーしてた筈(笑
ただ優朗さんに限らず、、エッジの強い口調に乗った正論が不意に飛び込んでくる、というのが今のタイミングではちょっとしんどい、そしてそんな状態の自分の発する言葉が何かの拍子で届いた場合、あちらもポジティブな気持ちを抱くのは難しいだろう、というダメ人間特有のアレが発動。優朗さんに限らず、楽曲やライブパフォーマンスは好みながら、それ以外での振る舞いが……という事で、web上の発言を遮断しているミュージシャンはそこそこ居たり。その人個人にどうこうではなく、求める情報を取捨選択する過程でそんな感じになっています。
今回、その辺に引きずられて楽しめないならば、それは自分の心の狭さの自己責任なので(動員こそiDでしたが、イベント参戦を決定させたのはVANIRUとギブキーの出演だったりしましたし)、ある種腹を括って参戦したのですが、蓋を開けたらば……やべぇ超楽しいwwwwwwwwwwwwww

そんな感じで、ネットで情報得やすくなってる分、惰性で全部呑み込もうとはせず、その時その時で求めるものはこちらで見極めれば良いのだと、今更気付く情弱おじさんの垂れ流しなのでした。



AUTO-MOD
翌日もライブ二本が控えているオートモッド。ボーカル:GENETは、出演者中最高齢(ごめんなさい)なのに攻め攻めのペース! BALZACはそのうちの一つ(KAPPUNK)で、また共演したそうです。
5年前のfunctioncodeワンマンで、GENETさんを含むゲストによる、ほぼAUTO-MODの演奏は観たことがありますが、フルメンバーでのステージは初体験になります。

全員黒基調の出で立ちながら、コーラス、ダンス・パフォーマンス担当のメンバーもおり、非常に華やかなステージング。しかし、ステージでの動きの部分は、その二人だけが負うのではなく、ジュネさんも負けじと動きまくり煽りまくり。ステージ横に収納されていたお立ち台(多分) を自分で持ち出したのには、笑いつつもすげぇと思ってしまいました。
合計4曲と、他の出演者に比べるとやや少なめな印象ながらも(ギブキーも4曲ですが、「蟻は〜」の長さがあるので)、出演時間は予定通りなので、一曲一曲が平均的に長かったのでしょうね。

前述の優朗さんのMC通り、後半二曲は80年代からのナンバー、「DEATHTOPIA」と「REQUIEM」が披露され、トリに相応しい、今日一と思われる盛り上がりを見せます。今回もステージ全体をじっくり見るつもりで、再び二段目に居たものの、思わず拳を上げてしまいました。

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個人的な気付きも含め、行って良かったと思わせられたイベント。
SPEED-iDに関しては、クラブサウンド期縛りが予告されている6月のワンマンは行きたいですが、予定がどうなるか。

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