『SPEED-iD ONEMAN GIG CLUB PSYCHO 1994 REVISITED』@池袋手刀 2016/06/19

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公演から既に2ヶ月近く経ってしまいましたが、6月19日に行われたSPEED-iDのワンマンライブのレポ未満的なアレを。

※タイムテーブルの写真がブレ過ぎててあばばばばry
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1994年に行われたツアーのセットリストを再現、という趣旨で発表された今回のライブ。
ワンマン自体久々だったのに加え、リアルタイムでは体験できなかった時期の空気が味わえるかもしれないこと、また現行の楽曲も披露する二部構成であることが追加でアナウンスされたりと、そこそこ以上の期待値を持って参加したのですが、本当に盛り沢山の(後述のMCの量含む)イベントとなりました。
会場に降りる階段踊り場の壁に、当時のフライヤー(のコピー?)が沢山貼り付けてあったり、開演前のスクリーンに、当時のライブビデオでも見られたこれの映像が流れていたりと、細かい所にもこだわりが感じられたのも嬉しい。

第1部は、現メンバーの内コーラス・パフォーマーのle;kaは不参加で、マニピュレーターとしてRieu(DALLE、4AD)がサポートで入るという編成。Rieuさんは、転換時のDJも担当していました。

94年当時のセットリストということで、1stアルバム『INNDER DIMENSION』(1993)収録曲が中心になっていますが、序盤の「Round Midnight」、「Mad House Freaks」のように、アッパーで轟音ギターが映える、原曲のスタジオ音源に近いものと、同期とギタリスト:MARQUEEのソロパートにより、そこそこ印象を変えてきた曲とがあった印象。94年の時点でMARQUEEさんは既に加入していたので、当時の時点でアレンジに変化は加わっていたのかもしれません(ライブビデオでもそういう楽曲はあったりしたし)。

個人的に、間奏でテンポダウンしスパニッシュなギターソロが入った「天国を撃て」が、第1部におけるベストナンバー。スタジオ音源でも異なるアレンジが存在しますが、サイバーなイメージが強い曲ということもあり、余計に新鮮な趣向に思えました。当時もこういうアレンジでやっていたのかな?

最初のMCにて、ボーカル:優朗が、「今日はいつもの3.8倍話します」と言っていましたが……これが本当に長かった(笑
ドラム:HALを含む、性的マイノリティらに対する差別・ヘイトを少しでもなくしていきたい、という真面目なテーマを取り上げつつ、深刻になり過ぎない程度に笑いも混ぜていくのが上手いなと。優朗さんの話にオチが付きそうになるタイミングで、HALさんが話を聞いているのかいないのか微妙な合いの手を入れるのは、息が合ってるのか合ってないのか。
音源としては少し後にリリースされ、作曲者がBANBINO KOJIKA名義だった「Slow Motion Picture」(『i-D the M・A・S EDITION』収録)が、前任ギタリストのIPPEI作曲だったことが、この日明言されたのも、個人的には地味にポイントだったり(IPPEIさんなのでは、という話はネットなどで目にした記憶は合ったのですが)。「本当はもっと早く出そう、という話をしていたのに、その前に彼が脱退してしまい、申し訳なかった」とは優朗さんの談。

また、今回のセトリ再現元である20数年前から、MCではこういう笑いを取りに行くスタイルだったというエピソードには、当時を知らない層としてちょっと驚かされました(当時はあまり上手く行かなかったと言っていましたが……笑)。話すのが好きなんだろうなぁ。
DEMONSの人が優朗さんを「ゴス界のホリ○モン」と評したことがありますが、個人的にはゴス界の伊○院光と呼びたい(色んな方向から怒られそうですが、思ってしまったものはしょうがない、しょうがないんだ、石を投げないで!)。ネット上では文字だけになる故か、その言葉のエッジが立ちすぎてしまっている、と思う時もあるので、オフィシャルでネットラジオとか真面目にどうですかね……(喋る仕事を兼ねてるle;kaさんもいることですし)
楽曲制作にに関する話では、精神的に落ち込んでいる状況で作った曲も多かったようですが、そういう曲が飛び抜けてロマンチックでポップだったりする(「薔薇と摩天楼」なんかまさにそれだった)のですから、作品に昇華するという行為は面白いのかもしれません。
ポップと言えば、以前のライブで事前にセトリがアナウンスされながら結局披露されなかったきらびやかなポップナンバーである「Phantom of Romance」が今回聴けたのも嬉しかったなぁ。

第1部は、インナーの終盤と同じく「冷血」「Across the Twilight」の流れで〆。本編は12曲にも関わらず、当初の予定時間を20分程オーバーし、2時間弱の尺になっていた辺り、MCの長さが改めて察せます(苦笑


転換兼DJタイムを挟んでからは、第2部「THIS IS REAL GOTHIC ROCK’N'ROLL」。こちらではRieuさんOUT→le;kaさんINで現在の布陣となります。
ここでは、活動再開以降のアルバム『iNDEEP lp』(2008)からの曲を中心とした前半と、未だ出ぬ新譜からの楽曲中心の後半で固めた流れ。個人的に、新曲をまとまった形で耳にできたのは初めてだったので、次作の傾向を掴む意味でも今回の参加は大きかったかも(気だるいスローチューンはやや好みから外れるかな? という印象だが、勢いある楽曲は『iNDEEP lp』の流れを汲みつつも、攻めっ気を増している感)。
le;kaさんが、バックコーラスからより前に出てツインボーカルの一端を担うような印象の曲もあり、時期は分かりませんが音源として聴ける日が楽しみです(MCでは、今年中にリリースと言っていましたが……そこはまぁ、うん)。

***

終演直後、優朗・HAL両氏だけがステージに出て来てMC。真面目な調子だったので、HALさんの体調のこともありやや身構えましたが、8月27日に、2人がSPEED-iDの前に結成していたTHE OTHERSIDEが1日再結成されるとのこと。あるこの日意味一番のサプライズだったかもしれません。前述のフライヤーの中に、アザーサイド時代のものもあったのですが、伏線……だったのかな。

一応オフィシャルのリンクを。恒例(?)の原フェスでの出演なんですね。
http://speedid.com/headline/2016062001/


『M・A・S EDITION』『D・O・S EDITION』期の曲ももっと聴きたかった気持ちはありますが(「Far Violet Sky」とか「Voice from Darkness」とか)、そこは求めればきりがないので。
結果的にオールタイムベストなセットリストとなり、量的にも楽曲的にも(MCも)盛り沢山だったライブ。来場者配布のヒストリーフォトブックも、良いお土産となりました。


・SET LIST

「CLUB PSYCHO 1994 REVISITED」
SE(映画『サイコ』オープニング)
Round Midnight
Mad House Freaks
MC
薔薇と摩天楼
Slow Motion Picture
Phantom of Romance
MC
Kiss Me Slowly
Overdose
天国を撃て
Malaria
Moonshine
MC
冷血
Across the Twilight

DJタイム(DJ Rieu)

「THIS IS REAL GOTHIC ROCK’N'ROLL」
Evil Moon Rising
Blackout Ripper
MC
Justice without Bloodlust
Kicks Your Freakin'Icon
MC
Thunderbird
Wild Prayer
Shine Unlucky Star
MC
ILL
Red Rocket Ride
MC

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