『異形の影絵』@池袋手刀 2017/4/13

DSC_0397 - コピー


既に3ヶ月程経ってしまいましたが、glamscure主催イベントの感想を。
昨年、まさかの復活を果たしたMercuroと、その現Mercuroのボーカリストでもあるレアが在籍する地獄絵が共演するということで、怖いもの見たさを含めた期待を持ち会場に入ったところ、開演待ちBGMがDeshabillzの『精神離脱者』。この日、転換中ずっと流れていたのですよ……。

以下、出演順に。

Mercuro
トップバッターとは思わずやや驚かされる。
3月に出たミニアルバム『血祭』は、4曲×2バージョンという構成になっており、双方でリズム隊の面子が異なっていたため、この日はどちらの編成で登場するのかと思っていたのですが、双方のベーシストが並ぶ低音マシマシ体制だったことにも驚かされました(ドラムは打ち込み)。そのベーシストの1人である祈、タッパのあるナース姿という出で立ちには大いに驚かされry(今女形なんですね)

事前の予想で、セットリストは復活作でリメイクされた4曲だけかな、と思っていたのですが、解散前の霞ボーカル時代の曲も結構披露。1曲目が、デモテープ集で一番デザビエフォロワー感があった「傍観者(MechaniX)」だったのは、会場BGMと合わせた狙いだったんでしょうか……。
全員が血糊ベットリ白衣の医療ジャリ的な見た目で、懐古的な要素もあるのですが、それでもかっこいいパフォーマンスを見せるレアさん。何ヵ所か歌詞が飛んでたのはご愛敬(敢えての演出なのかとも思いましたが、イベント後に出たこの日の公演を収めたライブ盤を聴くに、普通に忘れていたようで)

・セットリスト(SE除く)
傍観者(MechaniX)
地獄絵図
黒十字
scissors
血塗れの招待状
結末
断絶
血祭



Lament.
Mercuroの後だからか各パートの音が把握しやすい(笑)
V系的に艶のあるボーカルが安定感あり。バラードからシャッフルリズム、メジャー感のあるメロディにシャウトも乗せるなど、ツボを心得ている印象を受けます。同時にやや優等生気味かなとも感じましたが。
最初と最後に披露された、耽美なミドルバラード路線の楽曲が個人的に好みに入りました


ANGRAYSE
Raya(L'eprica)、渋谷ヒロフミ(DISH)、時雨(RHEDORIC)、キリ(…。【サイレンス】)による、一応セッションバンドという位置になるのかな? 時雨さんは元デザビエでもありますが、今回の転換BGMをどういう気分で聴いていたんでしょうか……。面子も去ることながら、その本体バンドが個人的に御無沙汰だったこともあり、気になっていたバンドでした(MCによると、ANGRAYSEとしてのライブも久々だったみたいですね)。
楽曲としては、渋谷さんカラーが割と強い印象を受けつつ、少し華やかな色も見せるといった感じでしょうか。渋谷さんがサビでコーラス参加するとDISH寄りになりますが、MC後の曲は2000年代以降のラルクっぽさも感じられ、その辺はRayaさん要素なんだろうかと思ったり。


地獄絵
結論:レアさん超怖い(誉め言葉)
Mercuroのステージでは、今ライブを見られた事それ自体に対するこちらの喜びや、前述の歌詞飛びの件もあり、同窓会的な要素も多少あったとは思っています(但し血塗れ)
しかしこちらでは、音数はシンプルながら、あるいはそれ故かレアさんの一挙手一投足にヒリヒリした緊張感があり、ステージに目を奪われる。
地獄絵は暗くドゥーミーなアレンジと、王道V系的メロディの塩梅が絶妙だとずっと思っていまして、今回も「朱イ雫」にて3拍子のサビでヘドバンが起こったり、ラストがツタツタリズムで攻める錯乱神楽だったりと(当時のライブ感想見たら、3年前に見た時も最後がそれだった)、ある程度以上にベタを踏んでいるのに、悪い意味でネタになってしまわない凄みが感じられます。
この日から発売になった新譜からも幾つか披露。実在・フィクション含め、人名が捲し立てられる「BERLESQUE」が強烈でした。


glamscure
主催バンド。地獄絵と同じく、彼らもこの日新しいアルバムの発売日でした。
しかし、こういうコッテコテな方々を生で見るのはいつぶりかなと。Mercuroの方でも述べましたが、祈さんがあのメイクのままで、今女形なのが結構な衝撃。レアさんと同じく、この日はダブルステージだったんですよね。
メイク以外の要素(高身長、フリフリ衣装、フワ髪)を抜き出すと、某デレラガールズの某キャラを思い出すなんてことは口が裂けても言えない
その見た目から、もう少しクラシカルなウワモノを使ってくるのかな、と思っていたのですが、ギターを同期で重ねたりはするが、あくまでバンドサウンドがメインな印象でした。
ボーカルのケイオスは、こちらも黒いドレスが似合う方ですが、声質は結構ハスキーなんですよね。音源で触れただけですがInsanity Injectionとのギャップも面白く……と思っていたら、ちょっと前に何かあった模様

***

レアさんがフロントを務める2組に強く惹かれつつも、ANGRAYSE及び構成員各々のバンドも改めて気にさせられたイベント。
何より、このイベントの直前に『精神離脱者』を買い直していたことが、非常にタイムリーだったのでした(!?