『minus(-) Vermilion #5』@新宿ReNY 2019-12-28
minus(-)の毎年恒例となっている年末ワンマンライブに初参戦してきました。
先日出た新作『C』を聴いてからライブ鑑賞欲が急激に高まり、泥縄でチケットを取った本公演。
実を言うと、この日の公演では『C』からの曲は披露されず。主宰の藤井麻輝は『C』のジャケットがあしらわれたTシャツを着ていたのですが……(笑)
(※今年は2days公演で、『C』参加ボーカリスト:石川智晶がゲスト出演した前日公演で披露されており(参考:公式Twitter)、2日目はセトリを意識的に変えてきた模様)
しかし、結果的にライブ内容に物足りなさは感じることはありませんでした。
minus(-)の毎年恒例となっている年末ワンマンライブに初参戦してきました。
先日出た新作『C』を聴いてからライブ鑑賞欲が急激に高まり、泥縄でチケットを取った本公演。
実を言うと、この日の公演では『C』からの曲は披露されず。主宰の藤井麻輝は『C』のジャケットがあしらわれたTシャツを着ていたのですが……(笑)
(※今年は2days公演で、『C』参加ボーカリスト:石川智晶がゲスト出演した前日公演で披露されており(参考:公式Twitter)、2日目はセトリを意識的に変えてきた模様)
しかし、結果的にライブ内容に物足りなさは感じることはありませんでした。
新宿ReNYは初めて入る会場。私が入場した時には、ほぼ後方まで人が入っている状態でしたが、場所に関係なく、ステージが見やすくなっている構造になっている印象を受けました(自分が居たフロア後方は一段高くなっていることに終演後気づいた)。
開演前、ステージ上方のモニターに、赤く加工された仏教遺跡(?)の映像がずっと上映されていたのが妙に頭に残りつつ、同じく開演前から流れていたBGMが、徐々にノイズ等を交えながら音量を上げていきスタート。
後方にサポートドラマーを2人配し、藤井さんがフロントに立つ(声はライブでも加工強め)――というのが現在のminus(-)のライブにおける陣形になるのでしょうか。
ライブ用に音源をアレンジしているのか、会場の設備の特徴か詳しくは分かりませんが、CD音源よりもリズムを強調した音作りになっている印象を強く受け、特に前半で披露された「The Victim」、「No_4」等の、じっくり聴く印象だった楽曲が、気付けば気持ちよく体を動かすような化け方をしていました。特にテンポを上げている訳ではないようなので、曲達がそういう要素を元々持っていたという事なのかもしれません。藤井さんがインタビュー等で、それらの曲を指して「自分はこういうので普通に踊れる」という趣旨の発言が度々出ていたのが解った気も。
そのリズム強調、そしてツインドラム編成ということもあってか、床まで震わせる振動に時折包まれる心地だったのですが、爆音で耳が痛くなるような感じでもない塩梅での圧迫なのが不思議な感じ(鼓膜殴ってくるような音も好きだけど)。
minus(-)流の熱いバラード(と勝手に思っている)「Spell」を境に、後半はスタジオ音源でも分かりやすくアッパーだった楽曲を固め、更に盛り上げる流れに(この辺りの曲が前日は無かったようで)。個人的に、ライブ観賞自体に2年以上のブランクがあった為、今回はリハビリ的に後方でゆっくり観ようとしていたのですが、前半部のダウナーと思わせ実は体が動かせてくる流れが効いていたのか、「Descent into madness」や「LIVE」等では手拍子や拳を振り上げる動きがこちらから自然に出てしまいました。
これは、たのしい(語彙力)
ラスト曲前に、ドラマー紹介を含めた短めのMC。
「令和元年最後の曲を――(フロア「えぇー?」)えぇー? じゃねーよ(笑)。長いライブって嫌いなんですよ。他の方のライブも5分位で帰りますし。」とのこと。この方笑いながらMCするのか、そもそもMCするのか――という部分で勝手に衝撃を受けていました。
そのラスト曲は、浮遊感ある「Drop」。熱くなった空気をスッと冷却するような流れの中、藤井さん本人もアウトロを待たずスッと退場。
アンコールなし、正味(というかきっかり)70分の公演。ワンマンライブとしては量的には控えめだったのかもしれませんが、内容は非常に多幸感あるものでした。
来年も新譜発表や新たなツアーが既に予定されており、現時点でまた観たい・聴きたいと思わせられている辺り、自分にとっても良いタイミングでの鑑賞になったと思っています。
開演前、ステージ上方のモニターに、赤く加工された仏教遺跡(?)の映像がずっと上映されていたのが妙に頭に残りつつ、同じく開演前から流れていたBGMが、徐々にノイズ等を交えながら音量を上げていきスタート。
後方にサポートドラマーを2人配し、藤井さんがフロントに立つ(声はライブでも加工強め)――というのが現在のminus(-)のライブにおける陣形になるのでしょうか。
ライブ用に音源をアレンジしているのか、会場の設備の特徴か詳しくは分かりませんが、CD音源よりもリズムを強調した音作りになっている印象を強く受け、特に前半で披露された「The Victim」、「No_4」等の、じっくり聴く印象だった楽曲が、気付けば気持ちよく体を動かすような化け方をしていました。特にテンポを上げている訳ではないようなので、曲達がそういう要素を元々持っていたという事なのかもしれません。藤井さんがインタビュー等で、それらの曲を指して「自分はこういうので普通に踊れる」という趣旨の発言が度々出ていたのが解った気も。
そのリズム強調、そしてツインドラム編成ということもあってか、床まで震わせる振動に時折包まれる心地だったのですが、爆音で耳が痛くなるような感じでもない塩梅での圧迫なのが不思議な感じ(鼓膜殴ってくるような音も好きだけど)。
minus(-)流の熱いバラード(と勝手に思っている)「Spell」を境に、後半はスタジオ音源でも分かりやすくアッパーだった楽曲を固め、更に盛り上げる流れに(この辺りの曲が前日は無かったようで)。個人的に、ライブ観賞自体に2年以上のブランクがあった為、今回はリハビリ的に後方でゆっくり観ようとしていたのですが、前半部のダウナーと思わせ実は体が動かせてくる流れが効いていたのか、「Descent into madness」や「LIVE」等では手拍子や拳を振り上げる動きがこちらから自然に出てしまいました。
これは、たのしい(語彙力)
ラスト曲前に、ドラマー紹介を含めた短めのMC。
「令和元年最後の曲を――(フロア「えぇー?」)えぇー? じゃねーよ(笑)。長いライブって嫌いなんですよ。他の方のライブも5分位で帰りますし。」とのこと。この方笑いながらMCするのか、そもそもMCするのか――という部分で勝手に衝撃を受けていました。
そのラスト曲は、浮遊感ある「Drop」。熱くなった空気をスッと冷却するような流れの中、藤井さん本人もアウトロを待たずスッと退場。
アンコールなし、正味(というかきっかり)70分の公演。ワンマンライブとしては量的には控えめだったのかもしれませんが、内容は非常に多幸感あるものでした。
来年も新譜発表や新たなツアーが既に予定されており、現時点でまた観たい・聴きたいと思わせられている辺り、自分にとっても良いタイミングでの鑑賞になったと思っています。