一人で全部食べるのかい?

CDの感想を中心に…なったら良いなぁ……

2010年03月

空夜coo:ya「静焔」(2005)

01.ケティ
02.disposable body
03.ひまわり
04.静焔
05.砂漠
06.希望
07.hungry girl
08.ロータス・イースター
09.きづいてよ。
10.楽園

全曲作詞:miyo
全曲作曲:本田海月

発売日:2005/12/09
品番:DMSY-101


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ボーカル・作詞のmiyoと、元GRASS VALLEYのキーボーディスト本田海月(本田恭之)によるユニット「空夜coo:ya(クウヤ)」のフルアルバム。公式では2ndアルバムとなっていますが、前作はミニアルバムだったので実質的に今作が1stアルバムでしょうか。2008年にGENTLEMAN TAKE POLAROIDの結成を知ったこともあり、GRASS VALLEYの方も聞いてみようかなと思っていた矢先、こちらのアルバムを安く見つけられたので手を出してみたCDだったりします。
最初に聴いた時は、暗い前半・明るい後半というザックりした感想を抱いた事を覚えていますが、改めて聞いてみると前半部もそんなにダークという訳ではなく、デジタルサウンドをメインとした浮遊感のあるポップな曲が並んでいます。ただどこか現実と数歩ズレていると言うか、薄くもやのかかったような冷たい雰囲気も感じます。恐らく前半部に感じた暗さは歌詞によるものが大きいのでしょう。「disposable body」や「ひまわり」とか特に。フワっとしたボーカルともその世界の演出に一役買っている気がします。タイトル曲の「静焔」はファンタジックですが寂しい印象も受ける歌詞が、その浮遊感と激しい要素が交互に表れた音に乗っており、サビではそれが混然となり壮大に展開しています。
アルバム後半は明るいと言うか可愛らしい印象の曲が目立っており、前半に比べるとちょっと光が差してきた感じもあります。ボーカルの歌い方もちょっと変えてきているかな? とも。「きづいてよ。」はみんなのうたでも流れそうな可愛さと穏やかさがあります。跳ねるような心地よさのある「ロータス・イースター」は、歌詞読むと実はちょっと怖かったりしますが…。ラストの「楽園」は穏やかなバラード。

この後にGRASS VALLEYのアルバムを何枚か聞いてみたところ、今作とはまたちょっと違ったサウンドだったので、GRASS VALLEYからの流れで聴いた人がどのように思うのかはちょっと分からないのですが、沈んだ曲・ユーモラスで可愛い曲などありつつ、全体の雰囲気はまとまって聴きやすいアルバムになっていると感じました。ちょっとだけ地面から足の離れたポップスが聴きたい人におすすめできるかも知れません。

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静焔静焔
空夜(coo:ya)

インディーズ・メーカー 2005-12-09
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オフィシャルサイト(試聴あり)
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D'ERLANGER「LA VIE EN ROSE」(1989)

01.UNDER THE PRETENSE
02.LA VIE EN ROSE
03.1999〜Shyboy story〜
04.DEAR SECRET LOVER
05.SADISTIC EMOTION
06.an aphrodisiac
07.INDECENT-TWO-PERSONS
08.LULLABY
09.I CAN'T LIVE WITHOUT YOU
10.LAZY SLEAZY

作詞 02、04、07〜09:CIPHER/03、06、10:KYO/05:D'ERLANGER
作曲 01:CIPHER、KYO、POPPO/02〜10:CIPHER
編曲 01:CIPHER、KYO、POPPO/02、04〜10:D'ERLANGER/03:JIMMY、D'ERLANGER

発売日:1989/02/10(オリジナル盤)、1995/04/21(1995年リマスター再発盤)2007/4/18(2007年リマスター再発盤)
品番:002XCD(オリジナル盤)、BVCR-1009(1995年再発盤)、BVCK-17009(2007年再発盤)


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D'ERLANGERが1989年にインディーズでリリースした1stアルバム。インディーズ・メジャー含めて何度か再版されていますが、私が持っているのは1995年にwith-remasteredとしてリマスター再発されたものになります。

ヴィジュアル系黎明期の代表的バンドの一つである彼らの歴史に関しては、自分なんかより詳しい人の解説がネットに沢山あるでしょうから、細かい事はそちらに任せるとしましてここではザッとだけ。何度かのメンバーチェンジ後、このアルバムのリリース時のメンバーは、ボーカル:KYO、ギター:CIPHER、ベース:SEELA、ドラム:TETSUでした。1990年にはメジャーデビューしアルバムもリリースしましたが、その年の内に突然解散。その後のメンバーは各々の活動を続けてきましたが(CIPHERとTETSUはBODY→CRAZEとほぼ活動を共にしていたような気もしますがw)、2007年には解散時のメンバーで再結成を果たし、2010年現在ではオリジナルアルバムを再結成後3枚リリースしているなど、元気に活動しているみたいです。

バンドやメンバーのキャリアは知りつつも、このアルバムをきちんと聴いたのは再結成のニュースが入ってきた2007年の初め辺りだったのですが、一聴した時は、思ったよりずっと明るいなという印象がありました。「LA VIE EN ROSE」や「SADISTIC EMOTION」のライブで盛り上がりそうなパンキッシュな曲、メロディーに歌謡曲的な妖しさを持った「DEAR SECRET LOVER」や「INDECENT-TWO-PERSONS」、シャラシャラしたギターと鐘の音がダークで乾いた雰囲気を出している「an aphrodisiac」、ちょっと懐かしさを感じる明るく突き抜けたサビが印象的な「LULLABY」など、パンクとビートロックのノリの良さを融合させたようなアッパーな楽曲が並んでいるのですが、ほんのりダークな味付けをした曲も目立っています。バンドの煽り文句? として載っている「SADISTICAL PUNK」という文句にも何となく納得してしまうのでした。音質的な面もあるのかも知れませんが、前面にバシバシ出たリズム隊とその上で好き勝手に暴れている印象の軽めのギターという音のバランスにも、その印象を一層強められたり。あとKYOの声が凄く若い! DIE IN CRIESやソロを先に聴いていたので、彼のハスキーな声だとはすぐに分かるのですが、まだあの特徴的な枯れたボーカルへは発展途上という感じで、この時点ではまだちょっと声が低いですねw また02、06、08、09はメジャーでも新録されました(「LA VIE EN ROSE」は「BARA IRO NO JINSEI」と改題)。

個人的には更にダークで乾いた色合いを強めた次作「BASILISK」の方が好みだったりするのですが、80年代っぽいビートやメロディーにダークなパンクという要素を合わせた楽曲達は、今でも面白く聴けるのではないでしょうか。現在のヴィジュアル系の流れにも何処かしら通じるものがあるはずです。

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Amazon(試聴あり)
1995年再発盤
LA VIE EN ROSELA VIE EN ROSE
D’ERLANGER

BMGビクター 1995-04-21
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2007年再発盤
LA VIE EN ROSE(紙ジャケット仕様)LA VIE EN ROSE(紙ジャケット仕様)
D’ERLANGER

BMG JAPAN 2007-04-18
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メガマソ「涙猫」(2006)

01.涙猫
02.伍式融天マゾチー
03.ダーシャード人の踊り
04.a morning ray is cold
05.サスクワッチランカー
06.脂肪の塊

全曲作詞・作曲・編曲:涼平

発売日:2006/12/06
品番:NXSI-0011


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2006年に彩冷える(アヤビエ)を脱退した涼平が、同年に結成したバンド「メガマソ」。結成当初のメンバーはインザーギ(ボーカル)、涼平(ギター)、Gou(ベース)、優太(ドラム)でしたが、2007年に優太が脱退して以降は3人で活動を続けています。彩冷えるで殆どの曲の作詞作曲を手掛けていた彼がバンドを抜けた事に当時は驚きましたが、そこから間髪入れずに新バンド結成、音源リリースという流れにも驚くやら安心するやらだったのを覚えています。脱退時に複雑な思いを持ったファンも少なからず居たかもしれませんが、残された彩冷えるのメンバーも涼平在籍時とはまた違う独特の方向に進み、2009年にはどちらのバンドもメジャー進出、これを書いている時点(2010年3月)では少し前に両バンドともメジャー1stアルバムをリリースしたりと、取りあえずは順調に活動が出来ているみたいです。
今回紹介するのは、そのメガマソの初音源にあたる1stミニアルバム。彩冷える在籍時の涼平の特徴として、V系の王道っぽい要素と涼平節とも言える独特のメロディー回しがあったように思うのですが、今作でもその流れを引き継いだようなメロディーが楽曲の中で大いに発揮されている感があります。脱退前の彩冷えるの音源の特徴だった、妙にこもった音質も引き継いじゃったのはどうなのよと思ったりもしますが(苦笑)。

以下各曲について。


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「TVアニメ『ローゼンメイデン』オリジナルサウンドトラック」(2005)

01.ALI PROJECT / OPテーマ"禁じられた遊び"(TV size)
02.Battle of Rose
03.困った趣味
04.暖かな心
05.Ivy
06.Reminiscence
07.暗闇より来たるもの
08.Noble Dolls
09.癇癪
10.Cute Girl
11.激しい思い
12.受難の日々
13.Battle in the House
14.内省
15.淡い想い出
16.孤独な心
17.Abstract
18.壊れた世界
19.Rose Garden
20.Concerto
21.Alice Game
22.薔薇の誓い
23.薔薇の呪縛
24.残忍な攻撃
25.おもちゃの国
26.宿敵
27.Bright Red
28.Neat Sister
29.天真爛漫
30.臆病者
31.邪悪なたくらみ
32.バリケ-ド戦
33.かしましい彼女たち
34.上機嫌
35.Funny Dolls
36.Jet Fighters
37.Garden Party
38.美しい泉
39.朝の朝食
40.探偵くんくん
41.氷解
42.小高い丘にて
43.Change
44.refio+霜月はるか / EDテーマ"透明シェルター"(TV size)

作詞 01:宝野アリカ/44:myu
作曲 01:片倉三起也/02〜43:光宗信吉/44:myu
編曲 01:片倉三起也/02〜43:光宗信吉/44:refio

発売日:2005/01/26
品番:LHCA-5003


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2004年に放送された、PEACH-PITの同名漫画を原作としたテレビアニメ「Rozen Maiden」の劇中使用BGM、オープニング・エンディング曲を収録したサウンドトラック。当初はオープニングを担当したALI PROJECT目当てに見始めハマったのですが、本編で使用されている光宗信吉によるBGMも結構気に入ったものが多かったのでサントラ盤の購入をしました。因みにオープニング・エンディングは共にテレビで使用された90秒バージョンになっています。エンディングを担当したrefio+霜月はるか(後にユニット名をkukuiへ改名)は、確かこの曲がユニットを組んで初めての楽曲だった気が。
アニメ本編がアンティークドールの戦いをテーマにしつつ、ギャグパートや日常シーンも多かったことからか、ストリングスやチェンバロが前に出た、クラシカルながらも重すぎない曲が並んでいます。殆どの曲が1〜2分台なので、曲単体ではなかなかお腹いっぱいにはなれませんが、そこはサントラなので(苦笑)。

以下印象に残ったBGMを簡単にピックアップ。

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幻覚アレルギー「MOUTH TO MOUTH」(1992)

01.SPEEDアレルギー
02.QUICK & DEAD
03.CHAMELEON BLUES POP
04.MORE DEEP
05.MERRY-GO-ROUND
06.チョコレート中毒

全曲作詞:SCEANA
作曲 01〜04:KAZZY/05、06:SCEANA

発売日:1992/04/21
品番;FWR-013CDL


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かまいたちのメンバーだったSCEANA(ボーカル)と梶井“KAZZY”沙助(ギター)がかまいたち解散後に結成した「幻覚アレルギー」。今作は彼らがインディーズでリリースした1stミニアルバムになります。私が彼らのアルバムを聴いたのは2007年なので後追いも後追いなのですが、その前年に長い活動休止状態から復活、正式に解散ライブを行った事を知った時はちょっと驚きました。KAZZYは不参加だったそうですが…。

かまいたちの曲の傾向として、ちょっとコミカルでポップなパンクサウンドがあったと思うのですが、今作ではそのパンクな要素は継承しつつ、サウンドは激しさを増し、曲の雰囲気もグッとシリアスな方向に寄っている印象があります。かまいたちのメジャー2ndにしてオリジナルでは最後のアルバム「JEKYLL to HYDE 〜masturbation〜」にもその片鱗を感じさせる曲はあったので、曲の傾向が変わりつつある中解散したバンドの世界観を更に追求するために、幻覚アレルギーは結成されたのかもしれません。ボーカルSCEANAの歌い方も、かまいたち後期を発展させたような吐き捨てる金切り声になっており、苛立や色々なものへの攻撃性を露にした歌詞もあって、楽曲の激しさを更に高めているのではないでしょうか。個人的には後にメジャーでも新録される、「SPEEDアレルギー」と「チョコレート中毒」の、どちらも過激な単語を並べ立てたような歌詞が激しい音に乗って耳にねじ込まれる感じが、彼らの曲の特徴を分かりやすく伝えているようで好みですね。

次作の「PSYCHE:DELIC」からは打ち込み要素も入って更に激しさを増していくことになり、私もそちらからの方が好みなのですが、20年近く前にこんな強烈なモノを出してきたこのミニアルバムも十分に聴かせる力を持っているのではないでしょうか。

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MOUTH TO MOUTHMOUTH TO MOUTH
幻覚アレルギー

インディペンデントレーベル 1992-04-21
売り上げランキング : 181004

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2002年再発盤
MOUTH  TO  MOUTHMOUTH TO MOUTH

2002-09-25
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ROUND TABLE「Something in the Snow」(1997)

01.Light a Candle
02.Tiny Adventure
03.Everyboody's Talkin'
04.Radio Time a GO-GO!!
05.Up to Wednesday, 3p.m.
06.Revenge of the Radio Time
07.Picnic
08.Make a Wish, Blow Out a Candle

作詞 02、05:KAZUTOSHI KITAGAWA/07:KAZUTOSHI KITAGAWA、RIEKO ITO
作曲 01、03、04、06:KAZUTOSHI KITAGAWA、RIEKO ITO/02、05、07:KAZUTOSHI KITAGAWA

発売日:1997/12/05
品番:COCD-9223


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ROUND TABLEの2ndミニアルバム。リリース時期や歌詞からしてクリスマスがテーマになっているみたいです。

以下各曲について。



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ROUND TABLE「WORLD'S END」(1997)

01.repeat after me
02.Windy
03.World's End
04.so little time
05.MEXICAN DRAG RACE
06.ありふれた一日
07.one more time!!

作詞 02:KAZUTOSHI KITAGAWA、RIEKO ITO/03、06:KAZUTOSHI KITAGAWA
作曲 01〜03、05、06:KAZUTOSHI KITAGAWA/04:RIEKO ITO/07:KAZUTOSHI KITAGAWA、RIEKO ITO

発売日:1997/08/27
品番:COCD-9222


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北川勝利と伊藤利恵子によるユニット「ROUND TABLE」。2002年からボーカリストのNinoを迎えて「ROUND TABLE featuring.Nino」名義でアニメの主題歌を多く担当しているのでそちらから知った人も多いかもしれません。今回紹介するのは彼らが1997年にリリースした初音源の1stミニアルバムになります。

以下各曲について。

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JEZEBEL「Prototype[J.M.E]」(2001)

01.[J.M.E]
02.Float in the Filter
03.「As for me」
04.DICTATOR CRAG <Don't classify into same genre as disappearing Dub ver2.0>

作詞 02〜04:DAISUKE
作曲 01、02:RYOTA/03、04:TERUHIKO
ミックス 01:RYOTA
リミックスアレンジ 04:RYOTA

発売日:2001/07/25
品番:STR-001


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2000年に解散したバンド「NeiL」よりDAISUKE(ボーカル)、TERUHIKO(ベース)、同じく同年に解散した「NOi'X」よりRYOTA(ギター)、JOE-NOSUKE(ドラム)の4人によって結成されたバンド「JEZEBEL(ジザベル)」の1stシングル。ネイルとノアは共にインディーズレーベル「KEY PARTY」に所属していたので、その人脈からの結成だったのでしょうか。自分がこのバンドを知ったのは4年位後になってからだったのですが、こちらも後追いでハマったNOi'Xのメンバーが居たという事で手に取った記憶があります。

以下各曲について。

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V.A.「High Style Paradox 1」(2003)

01.ヴィドール / 月ノ樹海ノカレンダー
02.Schwardix Marvally / metamorphose
03.マカロニ / 明日の光
04.12012 / 少年とオーケストラ
05.HISKAREA / 1/3の失情
06.マーディレイラ / 夕刻の懺悔(past version)
07.カレン / vector
08.KISAKI PROJECT feat.樹威 / 哀愁〜unrequited love〜

発売日:2003/11/08
品番:UCSP-001


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MIRAGE、Syndrome、Phastasmagoria等で活動してきたKISAKI率いるUNDER CODE PRODUCTIONが、2003年にリリースしたオムニバスアルバム。確かこれがアンダーコード最初のオムニバスになるのでしょうか。所属バンドを中心に8バンド1曲ずつ収録されています。

以下各曲について。

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V.A.「FAMILY VOL.1」(2000)

CHINPIRA
01.TRANS.D.UPSIDE
02.ゼンマイ
03.COLLECTION

THE CRADLE
04.THE CROW COWS
05.BLACK WALL
06.HIS WAY

B-DASH
07.フーファイ
08.ROOF TOP
09.野球


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B-DASH主催により、CHINPIRA、THE CRADLE、B-DASHの楽曲がそれぞれ3曲ずつ収録されたオムニバスアルバム。ジャケットには機械に組み込まれた? トニオちゃんが。B-DASH目当てで聴いたアルバムという事もあり、今回は彼らの曲を中心に紹介しようと思います。

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