HIZAKI「Maiden Ritual」(2004)
01.OVERTURE
02.Ritual
03.tradic serenade
04.Luner Eclipse
05.Requiem
作詞 01、03:HIZAKI/02:HIZAKI、風輝
全曲作曲:HIZAKI
編曲 01:TAICHI、HIZAKI/01〜05:HIZAKI
発売日:2004/9/29(オリジナル盤)
品番:KPCR-419(オリジナル盤)
***
現在Versaillesのギタリストとして活動しているHIZAKIが、Schwardix Marvallyの活動が終わった後最初にリリースしたミニアルバム。2008年、9年に再発されています。また2005年には、収録曲を1つ入れ替え、全曲インストアレンジとなった「Ritual -experiment edition-」も出ていますが、現時点で私は未聴。
後にHIZAKI grace projectと名義を変え、バンド編成になったりしますが、本作ではギター・ベース・キーボード等をHIZAKIが手掛け、ゲストボーカルとしてBLOODの風輝を迎えています。因みにバンド編成だった時には、サポートで勇(ベース)やTERU(ギター)、プロデューサーがKAMIJOと、このソロがVersaillesの母体になったと言えるかもしれません。
以下各曲について。
01.OVERTURE
オーケストラサウンドとピアノによる、壮大で透明感のある1分20秒程のインスト。ただブックレットにはイメージとしてか歌詞が載っています。
盛り上がったまま次曲に繋がるので、実質オープニングSEでしょうか。
02.Ritual
頭から追加されるギターを前面に出した、疾走メロディアスナンバー。クラシカルな旋律がてんこ盛りで、当時は音が整理されたSchwardix、といった印象で非常に入りやすかった覚えがあります。風輝のボーカルはヴィジュアル系ど真ん中! といった感じですが、特にマイナスに思えることもなく(後にアルバム「Dignity of crest」でリメイクされたJukaボーカル版の方が、曲には合っているとは思いますが)。間奏のギターソロも全く自重せず、クラシカルに弾いています。最後まで勢いが落ちること無く突っ走るので、終わった後は爽快感すら覚えたり。何だかんだで、HIZAKIソロの中では一番印象が強い曲だったりします。
03.tradic serenade
流麗なピアノとフワッとしたシンセから始まる、こちらは幾分ポップ寄りのファンタジックな楽曲。ヨーロピアンな雰囲気や跳ねたリズムも手伝って、ちょっとラレーヌっぽさも感じますが、サビに入るとスピードアップします。メロディーも一気に明るく開けるのもたまりませんし、大サビでは更に切ないメロディーが展開されたりと、ヴィジュアルファンとしては気に入りやすいのではないでしょうか。勿論ギターもバシバシと主張していますよ。
04.Luner Eclipse
シンセとギターソロによる大仰でクラシカルなイントロから、バンドサウンドが入り疾走するインストナンバー。と言ってもギターの旋律はかなり主張しているので、退屈さは感じないのではないかなと。左右にギターとシンセを振ってハモったり、ツインで速弾きしたりと色々やっていますが、そのメロディーが尽くツボを押されるので大満足なのでした。
05.Requiem
Schwardix Marvally時代にリリースしたシングル、「HEAVENS ROMANCE(通常盤)」のボーナスCDに収録されていたインスト楽曲のセルフカバー(公式の表記はリミックスバージョン)。
原曲を聴いていないので比べてどうこう、とは言えないのですが、パイプオルガン風味の荘厳なイントロから、こちらもクラシカルなメタルサウンドが全開となり、失踪していきます。こちらもシンセとギターのピロピロとした絡みがたまりません。
***
ドラムは全曲打ち込みですが、個人的には特に気にならず(メタラーさんが聴いたりすると、またちょっと違うのかもしれませんが、あまりその辺は詳しくないので;)、ソロ一発目としては大満足のCDでした。1曲目のSEを除くとボーカルとインスト半々ですが、後半2曲もギターによるメロディーが立ちまくっているので、決して敷居は高くないと思いますよ。同時に全曲ほぼ同じ方向を向いているため、セルフカバーを含む5曲というボリュームは、胸やけしなくて良かったのかもしれませんが。
Versaillesで彼を知った人は違和感無く聴けると思いますし、クラシカル寄りのバンドが好きな人も琴線に触れる所が多いのではないでしょうか。
***
Amazon(試聴あり)
kapparecords内情報ページ(試聴あり)
01.OVERTURE
02.Ritual
03.tradic serenade
04.Luner Eclipse
05.Requiem
作詞 01、03:HIZAKI/02:HIZAKI、風輝
全曲作曲:HIZAKI
編曲 01:TAICHI、HIZAKI/01〜05:HIZAKI
発売日:2004/9/29(オリジナル盤)
品番:KPCR-419(オリジナル盤)
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現在Versaillesのギタリストとして活動しているHIZAKIが、Schwardix Marvallyの活動が終わった後最初にリリースしたミニアルバム。2008年、9年に再発されています。また2005年には、収録曲を1つ入れ替え、全曲インストアレンジとなった「Ritual -experiment edition-」も出ていますが、現時点で私は未聴。
後にHIZAKI grace projectと名義を変え、バンド編成になったりしますが、本作ではギター・ベース・キーボード等をHIZAKIが手掛け、ゲストボーカルとしてBLOODの風輝を迎えています。因みにバンド編成だった時には、サポートで勇(ベース)やTERU(ギター)、プロデューサーがKAMIJOと、このソロがVersaillesの母体になったと言えるかもしれません。
以下各曲について。
01.OVERTURE
オーケストラサウンドとピアノによる、壮大で透明感のある1分20秒程のインスト。ただブックレットにはイメージとしてか歌詞が載っています。
盛り上がったまま次曲に繋がるので、実質オープニングSEでしょうか。
02.Ritual
頭から追加されるギターを前面に出した、疾走メロディアスナンバー。クラシカルな旋律がてんこ盛りで、当時は音が整理されたSchwardix、といった印象で非常に入りやすかった覚えがあります。風輝のボーカルはヴィジュアル系ど真ん中! といった感じですが、特にマイナスに思えることもなく(後にアルバム「Dignity of crest」でリメイクされたJukaボーカル版の方が、曲には合っているとは思いますが)。間奏のギターソロも全く自重せず、クラシカルに弾いています。最後まで勢いが落ちること無く突っ走るので、終わった後は爽快感すら覚えたり。何だかんだで、HIZAKIソロの中では一番印象が強い曲だったりします。
03.tradic serenade
流麗なピアノとフワッとしたシンセから始まる、こちらは幾分ポップ寄りのファンタジックな楽曲。ヨーロピアンな雰囲気や跳ねたリズムも手伝って、ちょっとラレーヌっぽさも感じますが、サビに入るとスピードアップします。メロディーも一気に明るく開けるのもたまりませんし、大サビでは更に切ないメロディーが展開されたりと、ヴィジュアルファンとしては気に入りやすいのではないでしょうか。勿論ギターもバシバシと主張していますよ。
04.Luner Eclipse
シンセとギターソロによる大仰でクラシカルなイントロから、バンドサウンドが入り疾走するインストナンバー。と言ってもギターの旋律はかなり主張しているので、退屈さは感じないのではないかなと。左右にギターとシンセを振ってハモったり、ツインで速弾きしたりと色々やっていますが、そのメロディーが尽くツボを押されるので大満足なのでした。
05.Requiem
Schwardix Marvally時代にリリースしたシングル、「HEAVENS ROMANCE(通常盤)」のボーナスCDに収録されていたインスト楽曲のセルフカバー(公式の表記はリミックスバージョン)。
原曲を聴いていないので比べてどうこう、とは言えないのですが、パイプオルガン風味の荘厳なイントロから、こちらもクラシカルなメタルサウンドが全開となり、失踪していきます。こちらもシンセとギターのピロピロとした絡みがたまりません。
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ドラムは全曲打ち込みですが、個人的には特に気にならず(メタラーさんが聴いたりすると、またちょっと違うのかもしれませんが、あまりその辺は詳しくないので;)、ソロ一発目としては大満足のCDでした。1曲目のSEを除くとボーカルとインスト半々ですが、後半2曲もギターによるメロディーが立ちまくっているので、決して敷居は高くないと思いますよ。同時に全曲ほぼ同じ方向を向いているため、セルフカバーを含む5曲というボリュームは、胸やけしなくて良かったのかもしれませんが。
Versaillesで彼を知った人は違和感無く聴けると思いますし、クラシカル寄りのバンドが好きな人も琴線に触れる所が多いのではないでしょうか。
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