一人で全部食べるのかい?

CDの感想を中心に…なったら良いなぁ……

2011年11月

PIG「PANIAC」(1995)

01.PANIAC
02.LAMENTOUS MOMENTOUS
03.FIND IT FUCK IT FORGET IT (LIVE)
04.PANIAC (RATTLE & CUM MIX)
05.PANIAC (MEKON/ARTERY MIX)

全曲作詞・作曲:R.G.WATTS(Additional Lyrics:Anna Wildsmith)

発売日:1995/2/22
品番:VICP-15045


***

KMFDMの初期メンバーで、後の作品にも断続的に参加しているRaymond Wattsを中心とした、イギリス発のプロジェクト「PIG」。私がそうなのですが、BUCK-TICKやSOFT BALLETのメンバーが参加していたSHAFTや、同じくBUCK-TICKやKMFDMのメンバーと結成したSchwein等を経由し興味を持った人もいるのではないでしょうか(正確には、最初に触れたのはBUCK-TICKのリミックス音源ですが)。
本作は4thアルバム「Sinsation」の先行シングルに当たり、日本のみのリリースとなっています。日本へのプロモーションに力を入れていたのか、日本限定リリースのCDが多いみたいですね。

以下各曲について。


01.PANIAC
ザクザクとしたギターと無機的なリズム・電子音が前面に出た、重ためのインダストリアルロックナンバー。レイモンドのボーカルも、地を這うようなダークかつマッチョな声なので、今聴いてもシングル曲ながら中々胃に溜まるのを持ってきたとは思いますが、それでもカッコイイなぁと。「Sinsation」収録のアルバムミックスはイントロが若干長くなったり、ギターより打ち込み音をメインにした音作りになっています。

02.LAMENTOUS MOMENTOUS
アルバム未収録曲。
こちらもタイトル曲と同系統の、ザクザクギターが映えるヘヴィな曲調ながら、あちらよりはテクノ寄りのアレンジかな? バックで鳴っているオーケストラサウンドによって、荘厳な雰囲気も演出されているように感じます。当時はこの2曲で、アルバムの雰囲気をある程度予告していたのかも知れません。

03.FIND IT FUCK IT FORGET IT (LIVE)
3rdアルバム「The Swining(後にミニアルバム『Red Raw & Sore』と合わせて『The Swining/Red Raw & Sore』として再発)」収録曲のライブバージョン。初聴時は、疾走感もありある意味分かりやすいこちらの方が、タイトル曲より印象に残った記憶が…w クラシック曲を引用したシンセソロも軽快ですよ。

04.PANIAC (RATTLE & CUM MIX)
レイモンドとJames Reynoldsという人による、タイトル曲のリミックスバージョン。ゴツゴツしたベースが前に出たサウンドになっていますが、雰囲気は割と原曲に近い…というか、再録バージョンとしてすんなり聴ける気がします。

05.PANIAC (MEKON/ARTERY MIX)
こちらはSugar J and Arteryによるリミックス。こちらはリズムトラックを中心に組み立てたような、簡潔な音作りになっている印象。

***

今となってはSinsationを先に聴いた方が、ボリュームと値段の兼ね合い的にも満足しやすいとは思うのですが、個人的にPIGに初めて触れたCDが本作という事もあって、アルバムと併せて紹介してみました。全曲アルバム未収録ですし、アルバムがハマった人はこちらも……という聴き方が良いかも知れませんね。

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PAINIACPAINIAC
ピッグ PIG

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オフィシャルサイト(試聴あり)

「毒針2011 FINAL」@高田馬場AREA 2011/11/01
PAP_0044


再結成NOISY CROWDSのレコ発ツアーファイナルも兼ねたイベントを観に、5年振りに行って来ました高田馬場エリア。当時の記憶程、その空気はおじさんに厳しくなかった気がします…w 此処数年ライブハウス→手刀ばかりだったので、エリアってこんなに広かったっけとも思ったり。平日だったこともあってか、お客の入りはそこそこでしたが、ノンビリ過ごせましたしこれはこれで。

以下出演順に。


Calmando Qual
開演時間ギリギリに入場、そしてほぼ同時に登場……危なかった……。
今回は全員黒を基調とした衣装、そしてボーカルHibikiが髪を短くしていたこともあってか、ちょっとスタイリッシュな雰囲気も感じました。それでも最初に「シャキーン!→ぽわーん」の流れはやるのですねw
全5曲という短めの時間ながら、新旧取り混ぜつつ全体的に攻撃的なセトリだったように思います。何気にVISIONから地獄シェフの間に8年あるのですよ。そしてうっかり地獄シェフのフリ(という名の盆踊り)の件を忘れていてワタワタしたり…まぁ最後のANTI FLAGではハイル! ハイル! したのでプラマイゼロという事で…w

そしてここまで書いて、その最後にエリアで観たイベントにも彼らが出ていたのを思い出しました。……おお、あの時はキーボードのTascが居て、ドラムのMAYAが抜けていた時期だったのですか……(今にも増してアレなレポを見てアイタタタとなりながら)

※セットリスト
EGOISTIC WORLD
VELVET
(MC)
地獄シェフ
VISION
ANTI FLAG



yazzmad
他のサイトさんの音源レビュー等を読んで、ちょっと気になっていたバンド。現在はボーカル・ギターのみの編成で、ベースとドラムはサポートという事で良いのかな?
全体的に、ミディアム〜バラード主体ながら、ほんのり切なくも暖かいメロディーが映えていた印象で、褒め言葉として「ヴィジュアル系らしからぬ」楽曲が多かったように思います。じゃあ完璧にロキノン寄りなのかというと、ボーカル:ナオキの艶のある声があるからかその辺もいい塩梅な感じで、良い感じに隙間を突いてこられた気がします。
ラストのループするピアノを同期したバラードが印象に残ったのですが(確か「リプレイ」というタイトルだったような)、そちらはまだ音源化していないという事で、同じく印象の強かった1曲目が入ったシングルを物販で購入。


bluevox
毒針ツアー初日の手刀公演にも出演した、元ジャスティナスティの岸根光率いるバンド。意外と早い出順でした。
ほぼ前回の印象とブレる事のない、ここだけ90年代に戻ったような(?)ストレートなポップロックといった感のあるステージ。決して派手な動きをする訳ではないのですが、余裕を感じる演奏もあり安心して観ていられます。そしてドラマーTELLが心底楽しそうに叩いていたのも印象的でしたが、岸根さんのMC中おもむろに彼を写メしていたのがライトでバッチリ照らされていたのもまた…w (ブログに使う為だったようです)


ジミニークリケット
初見。前のbluevoxから一気に21世紀に戻されました。年内で活動休止が決まっていたりドラマーが失踪してしまったりと、決して状況は良いとは言えないのかも知れませんが、それを感じさせない勢いのあるライブをしてきた印象。華のあるヴィジュアルに、アッパーだったりちょっと歌謡曲チックだったりする楽曲と、こちらは現在の王道といった感じでしょうか。メンバーがポジションチェンジの際何度かぶつかったり、MCがいっぱいいっぱい気味だったりしましたが、後半になるにつれ上げ調子になっていったように思えます。
個人的に、今回は極端な好きや嫌いはなく…でしたが、前方の盛り上がりはこの日一番だったのではないでしょうか。咲き乱れたり、左右に大移動するファンの姿を見て、「あぁ私はV系のイベントに来ている…」とほっこりしたりw 


aie
現在highfachionparalyze、the god and death starsで活動するaieですが、今回はソロの出演。サポートメンバーでも居るのかなと思っていたのですが、蓋を開けてみればギター一本の完全なる弾き語りスタイル。
登場してからの一言目が
「それなりに長く活動していますが、NOISY CROWDSをバックに登場する日が来るとは思いませんでした…」
だったりと、力の抜けた感じで始まりました。最近はハイファッションで観る事が多かったのですが、ザラついたギターの音は共通しながら全く雰囲気が異なるもの。枯れた声質で歌い上げるスタイルは、これはこれで合っており面白いなぁと。1つ聴き覚えがある曲があったのですが、思い出せず。ゴッドの曲かなぁ?
歌っている途中に「やばい…(演奏)間違ってるなぁ(笑)」とあっさりバラしたり、時間が巻いているからとその場で1曲追加する事を决めたりと、まったりフリーダムなステージでしたよ。そしてこの辺りから、会場の空気が高田馬場エリアから高田馬場手刀ドームになってきたような…。


・加納キカイ
アンミュレの想+ムニムニの摩天楼によるユニット。観るのは都合2回目。
機材トラブルがあった前回と違って、空間を埋めるような音に想さんのボーカルがゆったり響く楽曲を堪能できました。今回もemmuree「祈り」のセルフカバーを聴けたのが嬉しい。ダークなのは間違いないのですが、あの浮遊感ある音が妙に心地良いと言うか、黒いヒーリングサウンドというか…まぁ、とにかくそんな感じで。お互いのバンドのサイドプロジェクト的な位置にあるとは思うのですが、音源も聴いてみたいですね。そして、今回も摩天楼さんは終始後ろを向いたままでした。

そう言えば、上で述べた通り今回、NOISY CROWDSのシングルが転換BGMとしてずっと流れていたのですが、彼らの前だけJAPANの曲が使われていたのですよね。メンバーの意向だったのでしょうか。
ジェーントルメーン…テイクポーラーローーイズ……


NOISY CROWDS
トリのノイジークラウズも、手刀の時とそう変わらない雰囲気で登場。このバンドは再結成なのに実質新バンド、しかもアラフォー+若手が二人ずつというのが、妙な若いノリを生んでいて面白いのかなぁと思い始めましたw 詩那と同年代で、もっと完成度の高いライブをやるバンドはぶっちゃけ沢山いるんでしょうが、彼らはあのノリでいいじゃない! と。バンギャルさん前にしながらのド下ネタMCも、卑猥なパフォーマンスもいいじゃない!w 10数年前の過去曲と新曲を平気で混ぜつつポップに聴けるのも、今程ジャンルが細分化する前のインディーズ界隈を体験出来ている気がします(勿論当時をリアルタイムで聴けた訳も無いので、私の勝手な印象になりますけれど)。
セトリは初日と大きな違いはありませんでしたが、本編ラストでハルカさんがベースからギターに持ち替え、ツインギター体制で「花影ブルーカセット」を披露。これ現体制の新曲かと思ったら、NOi'Xのラストアルバムに入っている「ReSET」のリメイクなんですね。ノア時代の曲は弾丸少女でやっているので、こちらでは敢えてやっていないのかと思っていたのですが、そういう訳でもないのでしょうか。てかあのアルバム自体、事実上Key Partyのセッションアルバムなので、バンドで改めて…と言うことなのかも知れませんが。

アンコールは、本編では比較的自重していたハルカさんによる詩那さん弄りが全開。またゲッツをさせたり「だっふんだ」を5回連続でやらせたり…誰かこの酔っ払いを止めて下さいw(流石に今回は、MCの途中に割り込んだりはしませんでしたが) オーラスはやはり「サンダル」でポップに〆。
退場時には各メンバーでハイタッチをしようとするも、お互いにフェイントを掛ける為gdgdに……このOJISAN達仲良すぎだろもうwww

※セットリスト
土砂降りの中で、僕は蹲る
Wish Song
(MC)
Steady Love
久遠〜KUWON〜
Moon Light Emotion
the MAD IN MY LOVE〜僕の愛で狂ったモノ〜
(MC)
花影ブルーカセット(原曲:NOi'X「ReSET」)

・アンコール
(MC)
サンダル


***

そんな訳で、ゆるーく幕を閉じたイベントでしたが、適度にバラエティに富んだ面子、長丁場ながら転換はサクサクと観る側には優しかったかな。個人的にはyazzmadが新たに気になりました。
因みに、NOISY CROWDSで入場した際配られたDVDの内容は、ツアー中のオフショット集でしたよ。

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