一人で全部食べるのかい?

CDの感想を中心に…なったら良いなぁ……

2012年01月

NOISY CROWDS「土砂降りの中で、僕は蹲る」(2011)

01.土砂降りの中で、僕は蹲る
02.久遠〜KUWON〜
03.サンダル
04.the MAD IN MY LOVE〜僕の愛で狂ったモノ〜

全曲作詞・作曲・編曲:NOISY CROWDS

発売日:2011/09/14
品番:YGR-001

Members
Vocal:詩那
Guitar:シビィ
Bass:ハルカ
Drum:Be...S


***

2010年にまさかの再結成を果たしたNOISY CROWDS……と言ってもオリジナルメンバーはボーカルの詩那だけなので、ほぼ新バンドと捉えて問題無いとは思うのですが。詩那以外のメンバーにはemmureeからハルカ、DISHからシビィ、L'epricaからBe...Sとプライベートでも親交のあるダーク系バンドの面子が揃っています。再結成自体はハルカが声をかけて実現した経緯があるそうですが、こちらではギターからベースに持ち替えての参加になっていますね。
NOi'X時代も含め、解散前はアルバム単位のCDリリースがメインだった為、意外にもこれが初めてのシングル。まぁノイジークラウズだった頃は、曲数の少ない音源ではまだまだデモテープが主流の時代でしたからね……。現メンバーでの新曲と既存曲が2曲ずつという構成になっています。

以下各曲について。


01.土砂降りの中で、僕は蹲る
カラッとした感触のギターが印象的な、シンプルでポップなギターロックナンバー。ノアでのコテコテなイメージを持って聴くと、そのちょっとコケティッシュさすら感じる曲調にびっくりするかも知れません。詩那さんのちょっとベタッとした声がなければ、V系臭すら薄いのではないかと。間奏でちょっと疾走したりはしますが、ゆったりしたテンポで伸び伸びと歌い上げているサビに感じるような、心地良い広がりを感じさせる楽曲になっています。
ちょっとだけ後期ROUAGEを思い出したり。

02.久遠〜KUWON〜
こちらは最近の界隈の流れを意識したのかな? と思わせれられる、ラウド寄りのギターにラップ調の歌い回し(!)が乗る展開ですが、やはりサビに入ると切ないメロディーを歌い上げる、激情的なミディアムチューン。こちらもボーカルを除くとロキ○ン界隈がやっていてもおかしくない曲調かもなぁと。歌詞は2011年の震災を彷彿とさせる内容になっています。
会場で配布されたDVDによると、シビィさんがメインで作曲をしたということですが、確かにDISHでやっても違和感ないかも知れません。サビでは結構コーラスで主張してますしね……いや大丈夫だよ! メインボーカルもちゃんと聴こえるよ! ノア2ndアルバムの時みたいに録音レベル下げられてないよ!!

03.サンダル
1997年のミニアルバム「mousse」収録曲の再録バージョン。懐かしさと爽やかさを感じさせる曲調は引き継がれていますが、ギターのアレンジが原曲から結構変わっている印象を受けます。シビィもRYOTAとはまた違った方向でオレ様ギタリストっぽい感じがありますが、その辺が出ているのでしょうか…w また、「MOON LIGHT EMOTION」収録のリミックスバージョンにのみ入っていたCメロパートが今回改めて組み込まれており、ある意味十数年を経て完成したバージョンと言えるかも知れません。

04.the MAD IN MY LOVE〜僕の愛で狂ったモノ〜
オムニバスアルバム「Nostrum vol.1」、及びNOi'Xの1stアルバム「CROi'X」にボーナストラックとして収録されていた曲の再録バージョン。わざとなんでしょうがこの曲だけかなり音質が悪いw 勢いに任せて疾走するパンキッシュなナンバーで、ライブでのパフォーマンスで行われるメガホンのサイレン音もちゃんと入っています。CROi'Xを聴いた時も思いましたが、こういう曲だとベタッとしたボーカルが気になってしまう人は多いかも知れません。

***

自分の中では「看板だけ同じの事実上新バンド」という受け取り方をしていますが、敢えて位置づけるならば、NOi'Xへ改名する少し前のカジュアル寄りだった頃にが好きな人にお勧めしやすいでしょうか(リアルタイムで体験していないので何とも言えないけど)。暗黒界隈の演奏陣に惹かれて手に取ったらこんなポップでフラットなモノが……と戸惑う人も居るかも知れませんが、敢えてV系の本流から少し外れた所で楽しそうにやっているというのも、たまには良いのでは。
今後も継続的な活動を期待しています。

Amazon
土砂降りの中で、僕は蹲る土砂降りの中で、僕は蹲る
NOISY CROWDS

YELLOW GATE 2011-09-14
売り上げランキング : 412770

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


itadaki

COLOR「ASK THE ANGELS」(1989)

01.BACK TONIGHT 5TH MOON
02.SOLDIER SINGS
03.シャミーズ キャット
04.1/2 NO エピソード
05.BIG WAVE
06.悲しきVIRGIN HEART
07.B-Company
08.URBAN SCANDAL
09.霞むLIGHTに照らされて
10.CLENCH ONE'S FIST (Trendy Version)

作詞 01〜07、09、10:D.TOMMY/08:MARRY
作曲 01、03〜07、10:TATSUYA/02:TOSHI/08:MARRY/09:CINDY

発売日:1989/12/05
品番:CRCR-6001

Members
Vocal:DYNAMYTE TOMMY
Guitar:CINDY
Guitar:TATSUYA
Bass:MARRY
Drum:TOSHI


***

前作「FOOLS! GET LUCKY!!」の9ヶ月後に日本クラウンからリリースされたCOLORの2ndフルアルバム。91年にライブアルバムのリリースはあったものの、結果的にメジャーから出た唯一のオリジナルアルバムとなっています。

前作は英詩メインだったのが、今作では日本語詩曲が半分を超えていたり、多くの曲でキーボードが導入されていたりという変化はありますが、基本的には前作にあったポップなパンキッシュ路線を踏襲している印象。特にメインで作曲をしているTATSUYAのポップセンスが特に発揮されているんじゃないかなと。反面そのキーボードが却って時代を感じさせる要因になっているようにも思えますが、20年以上経った今では逆に味に感じなくもない、かも。特に明るく振り切った「シャミーズ・キャット」なんかは、一周回ってそのダサさが癖になってくる気がしなくもない……。
個人的にCOLORに初めて触れたのが、「Free-Will ANNIVERSARY 1993」に入っているクラブサウンド全開の楽曲だったこともあり(ビックリしたよあれには……)、前作・本作における楽曲面での断絶は特に感じませんでした。

そのポップにシフトしたしわ寄せが、吐き捨て型ボーカリストTOMMYに行ってしまった部分もあり、若干歌いづらそうな所も見受けられますが、その辺は前作で織り込み済みだったので何とか、といった所でしょうか。ベーシストMARRYがボーカルを摂る「URBAN SCANDAL」やメンバー全員がボーカル参加した「BIG WAVE」等を聴く限り、歌に関してはぶっちゃけ全員同レベルなので、まぁ……(でもその2曲好きだったり)
ラストの「CLENCH ONE'S FIST (Trendy Version)」はバックの音が全て打ち込みになっていますが、こちらはシンセの派手なフレーズが目立っており、後のクラブ路線の片鱗なのかは良く分かりません(前述のライブアルバムにはバンドサウンドでのバージョンが収録)。

これ一作のみでインディーズに戻ったこともあり、リアルタイムで聴いていたファンには(もしかしたらバンドの中の人達にさえ)若干黒歴史気味な作品なのかもしれませんが、80年代の色を残すポップパンクとして結構面白く聴けると思うのですがどうでしょう。少なくとも個人的には、荒々しさとある種の可愛さが感じられ嫌いになれないアルバムだったりします。

Amazon
ASK THE ANGELSASK THE ANGELS
COLOR

日本クラウン 1989-12-05
売り上げランキング : 204099

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

COLOR「FOOLS! GET LUCKY!!」(1989)

01.FOOLS! GET LUCKY!!
02.CAT CAT CAT
03.BROKEN TABERN
04.FAIRY TALE SAND MAN
05.GEEELA
06.TOMORROW NEVER COMES

全曲作詞:DYNAMYTE TOMMY
作曲 01、04〜06:TATSUYA/02:CINDY/03:MARRY

発売日:1989/03/08 (再発盤:2002/8/21)
品番:FWR-005CDL (再発盤:TEBA-013)

Members
Vocal:DYNAMYTE TOMMY
Guitar:CINDY
Guitar:TATSUYA
Bass:MARRY
Drum:TOSHI


***

V系界隈を中心に多くのバンドが所属し、現在も続くレーベルFree-Will。その辺の歴史は自分より詳しい人が沢山いらっしゃるでしょうしこの辺りに任せるとしまして、その社長、冨岡裕がDYNAMITE TOMMYとして率いていたバンド「COLOR」。本作は1stフル「激突!」の後、1989年にリリースされたミニアルバムですが、2002年に「激突!」と共にリマスタリング・ボーナストラック5曲を追加した再発盤も出ています(私の手元にあるのはオリジナル盤なので、今回はボートラに関しては触れていない事をご了承下さい)。
原色に染めた髪を逆立てた派手な出で立ちは、Xと共に当時のV系草創期の勢いをそのまま表しているように思えます。

そんな今見てもコワモテな人達ですが(実際、ライブの方は色々と凄かったらしいですが;)、楽曲の方はパンキッシュでありながらライトで聴きやすい感触。音は軽めながら後のメロコアにも通じそうな明るい疾走曲(01、03、06)と、所謂アメリカンロックンロールに影響を受けていそうなポップチューン(02、04)が交互に出て来る構成となっており、曲毎の尺の短さもあってかストレス無く駆け抜けていく気持ち良さがあります。トミーさんの地声の低音ボーカルは特に上手いわけでもありませんが、楽曲の色には合っていたのではないでしょうか。演奏自体も当時のインディーズということを考えても、大きく聴きづらい所もない印象ですし。また、5曲目のGEEELAはアコギと笛による叙情的なメロディーが映えるインストとなっており、1分ない尺ながら作曲者TATSUYAの幅の広さが伺える曲かなぁと。

現在の基本音圧バッチリのバンドに慣れているバンギャルさんが、心から満足できるかと聞かれると断言できない所もありますが、有名どころの所属先が20数年前にこういう音をやっていたのか……と聴いてみるのも面白いかと。どちらかと言うと、初期V系云々以前にポップなパンクが好きな人の方が、今からでもスルッと入れるのかもしれません。

タワーレコード(2002年再発盤)

Amazon(2002年再発盤)
FOOLS  !    GET  !FOOLS ! GET !
COLOR

2002-08-21
売り上げランキング : 764101

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

PLASTICZOOMS「BED ROOM」(2012)

01.STARBOW (bed room Ver.)
02.SWAN (bed room Ver.)
03.Island In The Sun (Weezer Cover)

作詞 01:Sho Asakawa and Eri Furusawa/02:Sho Asakawa/03:Rivers Cuomo
作曲 01、02:Sho Asakawa/03:Rivers Cuomo


***

PLASTICZOOMSの2ndアルバム「STARBOW」の一部店舗購入特典である3曲入りCD-R。「STARBOW」収録曲の別バージョン2曲+カバー1曲という構成になっています。
アルバム本体より先にこっちの感想を書くのはどうなのさと自分でも思いますが、数に限りがありそうなので取り急ぎ……。店頭ではタワーレコード渋谷店・新宿店・水戸内原店が、通販ではJET SET、FILE-UNDERが扱っているようですね。

以下各曲について。


01.STARBOW (bed room Ver.)
メルヘンチックな印象を受けた原曲でしたが、そこから更にでテンポをゆったりさせ、ピアノとギターのトロンとした音色が心地良い穏やかなアレンジにしているように思えます。そこで聴きながら溶けそうになっていると、何気にボーカル位置があちこち移動していたりするのも面白い。

02.SWAN (bed room Ver.)
こちらも1曲目の雰囲気を引き継いだ、浮遊感のあるギターをメインに歌われるスローバラードなアレンジに。ただ、個人的に原曲が現時点で若干印象薄めな事もあり、こちらの方もそれなりに……となってしまうのは致し方無いかも。でも1曲目と共にバージョン名に恥じない、おやすみ前に気分を落ち着けられるアレンジになっている筈。アルバム買ってここ数日、寝る前にこのCD聴いてますが中々良い感じです。

03.Island In The Sun (Weezer Cover)
Weezerのアルバム「Weezer(The Green Album)」(2001)収録、及びそこからシングルカットされた楽曲のカバー音源。
原曲未聴だったので、公式からYoutubeにアップされているPVを視聴してみたのですが、原曲の叙情的な歌メロやギターのフレーズは残したまま、キラキラしたシンセをメインにしたアレンジになっており、どこかクラシカルで耽美な雰囲気が増量されている印象を持ちました。ヘッドホン左側に固定されているボーカルも、何だか教会に住み着いた幽霊みたいに思えてきますし……w 不勉強故、カバー元のバンドは名前しか知らない状態だったのですが、結果今回の特典で一番気に入った曲かも知れません。

参考:原曲PV


***

あくまで特典の音源、という前提ですが手に取れて良かったなぁと。繰り返しになりますが、タイトル通り寝る前に向いている3曲が入っていると思いますよ。
取り敢えず↓に通販で扱っている2店のリンクを。

bedroom


FILE-UNDER

JET SET

少女病「metaphor」(2011)

01.metaphor
02.灰色のトランジェント
03.metaphor(instrumental)
04.灰色のトランジェント(instrumental)

全曲作詞:少女病
作曲・編曲 01:ピクセルビー/02:RD-Sounds

発売日:2011/05/25
品番:LACM-4805


***

物語性・キャラクター性を前面に押し出した楽曲群(公式サイトより引用)」を武器に活動している「少女病」のメジャー2ndシングル。今回のシングル含めメジャーでもリリースしつつ、自主制作でも多くのCDを出しています。他所のレビューサイト等で気にはなっていたのですが、今回初めて手に取ってみました。オフィシャルサイトの記述を見る限り、Mitsuki(ボーカル)、Noko(ジャケットイラスト・デザイン)が主要メンバーで、そこに作曲・演奏者が作品ごとにサポートで、という形になっているのでしょうか。今回はドラムにそうる透、2曲目のナレーションに豊崎愛生が参加してますね。

以下各曲について。


01.metaphor
壮大なコーラスによるイントロから、ストリングスを交えたバンドサウンドへ一気に雪崩込むメロディアスチューン。とにかくその疾走感が気持良く、鳴り止まないストリングスや、冒頭をはじめ要所要所で挿入されるコーラス、どキャッチーなサビと、良い意味でカロリー過多なアレンジがたまりません(フルアルバム通してこれだとちょっと疲れそうですが…)。ボーカルも高音ですが楽曲に埋もれずに主張しているのではないかと。

02.灰色のトランジェント
こちらは女声ナレーションが各所に入っているので、自主制作の雰囲気に近かったりするのでしょうか。こちらもストリングス・コーラスを交えていますが、曲調自体はタイトル曲よりポップ寄りな印象で、インパクトは前曲に譲りますがこちらもキャッチーなサビメロが映え、物語音楽として提示される所が分かりやすくなっていると思います。
ちょっと調べた所、ストーリーはこれより前に出たシングルに関係したものになっているようですね。

***

楽曲の予備知識無く聞いた為、以前からのファンの方にどう受け取られたかは分かりませんが、個人的にはタイトル曲でしっかり掴まれたので最初に聴けて良かったかな、という感じで。
そう言えばジャケ・ブックレットのイラスト、可愛らしいのですが尽く目に光が無いのがちょっと怖かったり(笑) そういう絵柄なのかストーリーに関係しているのか……。

Amazon
metaphormetaphor
少女病

ランティス 2011-05-25
売り上げランキング : 2157

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


オフィシャルサイト

emmuree「祈り」(2003)

01.手紙
02.祈り
03.葬列と×××
04.真実の雨

全曲作詞:想
作曲 01、02:想/03、04:ハルカ

発売日:2003/07/??
品番:HNS-003

Member
Vocal:想
Guitar:ハルカ
Bass:朋


***

旧年中のストックふたつめ。

もう中堅〜ベテランと呼んでおかしくない程の活動を積んでいるバンド「emmuree(アンミュレ)」が、2003年にリリースしたシングル(ミニアルバム?)。今の所、新品で手に入れられる音源としては一番古いものになりますね。現在、想は…。【サイレンス】・加納キカイ、ハルカは紅ノ桜・再結成NOISY CROWDSでも活動中。
この時期はドラマーがおらず3人+打ち込みドラムでしたが、ダークでメロディアスという流れは出来上がっている印象を受けます。歌詞は4曲共「戦争」がテーマみたいですね。

以下各曲について。


01.手紙
淡々と刻まれるリズムとか細いボーカルで展開する前半から一転、サビで一気に爆発し歌い上げるバラード。その悲壮感すらを感じる切ないメロディーのインパクトは大きく、サビ→大サビが1回のみという構成ながら短さを感じさせない楽曲かなと。シンプルですが、今でもかなり好みな1曲。
また、Sugarとのスプリットシングル「Darker meets Deeper」にてSugarにカバーされています。

02.祈り
歌詞が「手紙」と対になっていると思しき、ミドルテンポのメロディアスチューン。想さんの艶のあるボーカルはこの時期から完成されているように思えますが、その声が4曲中最も堪能できる1曲でしょうか。個人的にBメロの少し急ぐような歌い回しがツボですが、その後サビでもしっかりと歌い上げてくれます。時折潰れたような音を出すギターもあり、日本的なジメッとした雰囲気が漂いますが、歌メロはしっかりしているので聴き辛い曲になってないのではないかと。
少し前に観た加納キカイのライブでも演奏されたりと、バンドの中の人にも大切にされているようです。

03.葬列と×××
キリキリとしたギターが前に出た、ダーク・ハード寄りの楽曲。その神経質で耳に優しくない音が支配する(褒めてます)ギターにはゴシックパンク要素を感じ、対する打ち込みのツタツタリズムにはジャリバン臭がほんのり……ですがボーカルはしっかりしているのでショボさはそんなに感じない……とある意味一粒で2、3度美味しい曲かもしれません。

04.真実の雨
やはりダークな雰囲気ながら、疾走感あるテンポのため比較的聴きやすい? と思われるメロディアスチューン。裏声とネチっこい声との掛け合い的な構成のサビが印象的で、初聴時思ったのが……「ドス黒いラ○ク」w 改めて聞き返すと特定のバンドを用いずともV系王道的な楽曲に思えますが、当時はオサレ系がどんどん出てきていた時期でしたし、こういう音は逆に珍しかったのかもしれません。
後に1stフルアルバム「Love Letter -Dark Mania-」で再録されました。

***

実は、本作の後一気にすっ飛ばして2010年の2ndフル「灯陰」を聴いたりしているので、あまり偉そうなことは言えないのですが;最近の音源からの断絶も感じず、方向性が既に固まっていたように思えます。
基本4曲共ボーカルが立っているので、ダークなV系好きの方には広く勧められる気がします。


……と記事を寝かせている間に、4月にベストアルバムのリリースが決定していました。そのまま使うのか新録かはまだ分かりませんが、V系ショップの情報を見る限り「祈り」「葬列と×××」は入るようなので、そちらを取っ掛かりにしても良いかも知れませんね。

index


オフィシャルサイト
myspace

Circletempo/Luck Ganriki「Dear Golden Witch」(2011)

01.Witch In a Bottle
02.黄金夢想曲X 〜黄金の奇跡を叶えるまで〜  / Vo.本木咲黒
03.胡散の香り2010
04.オルガン小曲 第6億番 ハ短調
05.HIBUTA2011
06.サソリのハラワタ
07.Happy Maria! / Vo.木野寧
08.小麦色の微笑
09.ロウソクたちが踊る
10.白日夢の果て / Vo.木野寧
11.幻 VS 現
12.金色の嘲笑2010
13.599 million ruins
14.Birth of a new witch(Game size) / Vo.本木咲黒
15.蒼色の冷笑2011
16.Happy Maria! -BAND ARRANGE-(Instrumental)
17.キ・ナの香り2011
18.笑み亡きソワレ
19.鈍色の空笑
20.Golden Nocturne(Instrumental)
21.ウサンノカオリ / Vo.木野寧
22.オトナノノミモノ
23.ビジーデビルズ〜7mendo no Kaori〜
24.黄金夢想曲〜金色の血に染まる前に〜(Instrumental)
25.劇場-UNKNOWN-
26.あの日にふれたくて / Vo.片霧烈火

備考:
04、06、07、09、10、22、26:「Sound of the golden witch」(2008)より
18、19、21:「霧のピトス」(2010)より

作詞 02、14、21、26:ラック眼力
作曲 01、03〜22、26:ラック眼力/02、24、25:ラック眼力、dai
全曲編曲:ラック眼力

発売日:2011/08/13
品番:TEMP-0005


***

あけましry去年の内に書こうと思ってたのにそのままになってたヤツだこれー!? そんな訳で、年末年始のバタバタだったりゲーマーモードに入っていたりでちょっと間空きましたが、今年もよろしくお願いします……。

本作は、「うみねこのなく頃に」シリーズにラック眼力が提供した曲をメインに収録されているCD。過去リリースしたうみねこ関連CDからの楽曲も収録されたベスト盤的な内容となっていますが、全曲リマスタリングに加え新曲・リアレンジ曲も多いため、過去作を持っている人にもお得感のある内容なのではないでしょうか。

以下各曲について。本編のネタバレ的なアレもちょこちょこ絡めて書いているので、取りあえず畳んでおきますよ。

続きを読む

このページのトップヘ