THE MISSION UK「GODS OWN MEDICINE」(1986)

01. Wasteland
02. Bridges Burning
03. Garden Of Delight (Hereafter)
04. Stay With Me
05. Blood Brother
06. Let Sleeping Dogs Die
07. Sacrilege
08. Dance On Glass
09. And The Dance Goes On
10. Severina
11. Love Me To Death
12. Island In A Stream

発売日:1986/08/??

Members
Vocal:Wayne Hussey
Bass:Craig Adams
Drums:Simon Hinkler
Guitar:Mick Brown


***

DEAD OR ALIVEやSISTERS OF MERCYのギタリストだったWayne Husseyや、同じくシスターズ・オブ・マーシーのメンバーだったCraig Adamsらによって結成されたTHE MISSION(THE MISSION UKとも表記)の1stアルバム。私の手元にあるのはオリジナルCD盤ですが、2007年にボーナストラックを加えたリマスター盤が出ています。
1986年のリリース。勿論リアルタイムでは聴けていない……どころか、BUCK-TICKの櫻井敦司がソロを始めた際、1stシングルにハッセイが楽曲提供! という事で話題になっていたのを切っ掛けに初めて知り(この時提供した「SACRIFICE」は、ミッションでもタイトルを変えセルフカバーされています)、実際に彼らのアルバムに手を出し始めたのはここ2、3年という状態なので、当時から追いかけているファンとは若干受け止め方が異なるかも知れませんが、そこはそれという事でどうか。

改めてこちらのアルバムなのですが、「Garden Of Delight」のようなストリングスメインのバラードも入れつつ、バンドサウンドを基調としているのですが、全体的には耽美なゴシックロックンロールといったアレンジで統一されている印象が。特にクリーンな音作りで憂いのある旋律をメインとするギターと、男臭さと妖艶さを併せ持った低音ボーカルに因るところが大きいように思えます。個人的な好みでは、「Sacrilege」や後に再録ベストにも収録された「Wasteland」「Severina」が、先述した耽美なメロディーと壮大感のあるアレンジを特に味わえると思っています。基本的にボーカルを前面に出したアレンジなので、そういう所での取っ付きやすさがあるのも大きいかなと。
私自身は、この後楽曲の幅を更に広げた「Carved in Sand」や「Masque」の方を先に聴いていたため、そちらと比べると、若干楽曲の色が似通っていると感じた部分もあるのですが、一発目でここまで世界観を統一している点では、当時こういう物を求めていた人にはたまらないものがあったのでしょう。今聴いても十分にカッコ良いアルバムだと思いますよ。

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