一人で全部食べるのかい?

CDの感想を中心に…なったら良いなぁ……

2013年07月

ANASTASISの感想を書く際に調べていたら、2011〜2012年にかけてオフィシャルサイトで無料配信されていた、DEAD CAN DANCEのライブ音源「LIVE HAPPENINGS」シリーズ1〜5が、まだ各種音楽ニュースサイトにフォームが残っており、現在でもダウンロード可能のようなのでまとめてみました。

復活後のライブ音源からセレクトされたものがメインとなっているようで、現在は5作をまとめたライブアルバムがDL販売されているので、音質を選びたいという方はそちらもどうぞ。


Part1,2
http://privatedub.com/p/36882
Part3
http://privatedub.com/p/39954
Part4
http://privatedub.com/p/44106
Part5
http://privatedub.com/p/49033

※DL方法(1〜5共通)
1.フォームの「Click Here」をクリックし、メールアドレスを記入後「Submit」をクリック
2.記入したアドレス宛に、オフィシャルサイトからダウンロードURLを記載したメールが自動で送られるので、メール内の「CONFIRM & DOWNLOAD」をクリック
3.飛んだ先の「DOWNLOAD NOW」をクリックするとダウンロード開始

DEAD CAN DANCE『ANASTASIS』(2012)

01.Children Of The Sun
02.Anabasis
03.Agape
04.Amnesia
05.Kiko
06.Opium
07.Return Of The She-King
08.All In Good Time

全曲作曲:DEAD CAN DANCE

Members
Brendan Perry
Lisa Gerrard

発売日:2012/08/13


***

2005年の活動再開以来初めての、活休前最後のアルバム『Spiritchaser』(1996)からは16年ぶりのオリジナル作品となる、DEAD CAN DANCEのアルバム。
また現時点(2013/07/14)でも、公式・各音楽ニュースサイト等から全曲フル試聴が可能となっています。私のgdgdな感想なんか読みたくない人は、一番↓の各種リンクへサクッと。


後追いながら活休前のアルバムを遡っていた時は、作品ごとにゴシックパンク、クラシック、古楽、民族音楽などなど様々な要素を取り込んでいる印象でしたが、本作は包み込むようなシンセや、重厚で凛としたなオーケスラサウンドが全編を支配しているものの、どこか特定の時代・地域を想定したと言うよりも、それまでの集大成的な音作りをもって、聴き手を浮世から連れ去るサウンドを展開しているように思えます。(中東寄りな旋律・リズムが比較的多いかなとは思いますけれども)
ブレンダンの深みのある低音ボーカル、リサのオペラティックなボーカルによって歌い上げられる、全体的にスローでじっくり聴かせる楽曲がメインとなっており、彼らの声に魅力を感じている人には特に嬉しい作品ではないでしょうか。個人的にも、1曲目「Children Of The Sun」から、耽美ながら力強さも感じさせる盛り上がりにやられてしまいました。
枯れたヒマワリが並ぶセピア色のジャケットですが、寧ろ生命力を感じるアルバムだと思っています。

全8曲ながら1曲1曲の尺が7、8分と大作志向が顕著であるため、長い曲短い曲色々入り、全体の尺も40分前後だった過去のオリジナル作品と比べると(活動初期は、まだLPが現役の時代だったという点も大きいですけれど)、いささか聴き手が忍耐を要求されるのは否めませんが、耽美で壮大な音世界に入り込みたい方には強くお勧めしたいアルバム。
前述の通り、ネット環境があるならば、音に触れるための敷居はゼロに等しいですので。


AnastasisAnastasis
Dead Can Dance

Play It Again Sam
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YouTubeオフィシャルチャンネル(全曲フル試聴可)
オフィシャルサイト内試聴ページ(全曲フル試聴可。トップページからはフォームが消えていますが、データは生きているようなのでこちらも。)

Dead Can DanceがライブEP『Live Happenings Part.5』をフリーダウンロード公開(private dub) 日本盤の特典としてダウンロードコードが付いてきた『Live Happenings - Part V』。元々オフィシャルサイトで無料公開されていたもので、上と同じく音楽ニュースサイトなどではフォームが残っており、入力したメールアドレスに送られてきたアドレスからダウンロードが可能となっています。あとこちらも一応↓

DEAD CAN DANCE『LIVE HAPPENINGS Part 1-5』の今更過ぎるまとめ

IZAM『瞳閉じて』(1998)

01.瞳閉じて
02.羽根と作り物の花
03.瞳閉じて (Piano Instrumental Version)
04.瞳閉じて (Non Vocal Version)

作詞・作曲 01、02:ЯK
編曲 01、02:山口一久

発売日:1998/11/26
品番:TODT-5230


***

ボーカリストを務めていたSHAZNAの活動と並行してリリースされた、IZAMのソロ2ndシングル。
IZAM with ASTRAL LOVE名義の前作『素直なままで』はカバー曲がメインでしたが、今作はタイトル・カップリング共に、当時ЯK名義でプロデュース活動を行なっていた河村隆一(RYUICHI/LUNA SEA)の提供曲となっています。編曲・共同プロデューサーとして」、メジャー期のSHAZNAでプロデューサーを務めていた、modern-greyの山口一久がこちらにも参加しています。


01.瞳閉じて
キラキラしたシンセとアコギを中心としたトラックに甘いメロディーが乗った、柔らかさと爽やかさを意図したであろうポップチューン。この楽曲にIZAMのボーカルが乗るため、人によっては耳が甘ったるくなりそうですが、流石にインディーズ時代に比べれば丁寧に歌っていますし、純粋にポップスとして音が作りこまれているため、後は好みの問題でしょうか。初期の河村ソロを想起させる歌メロながら、編曲が山口さんだからかSHAZNAの曲として切られていてもおかしくない感触を受けます。
そう言えばこの曲、当時時代劇の主題歌タイアップがついていたのですよ……。

02.羽根と作り物の花
こちらは浮遊感のあるギターとシンセ、ブヨブヨとしたベースが目立つダウナーなスローナンバー。
勿論ボーカルを前に立て、三拍子のリズムをとっているものの、どこか幻想的で冷たい雰囲気を感じる楽曲となっています。個人的には、こちらのインストバージョンも収録して欲しかったり。

03.瞳閉じて (Piano Instrumental Version)
タイトル曲の歌メロを中心にピアノソロとしてアレンジし、テンポを落とした2分半程のインスト。

***

当時のIZAMのキャラクターを体現したようなタイトル曲がやはり強烈ですが、隠れた佳曲(と自分は思っている)のカップリングも結構好きだったりするシングル。
ソロ名義とはいえ、当時のSHAZNAや初期河村ソロからそう遠くない位置にある印象で、逆に活休中のソロとはちょっと雰囲気違うかなとも思うので、遡る際にはその辺を念頭に置くと良いかもしれません。


瞳閉じて瞳閉じて
IZAM,R・K,山口一久

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GOATBED『HELLBLAU』(2012)

01. D.O.G.M.A
02. HELLBLAU
03. M-D
04. Paramidia +
05. Hard Liminal
06. Only finally there is free END +
07. KA NA SHI MI NO A N JI

DVD(初回限定盤のみ)
HELLBLAU-Music clip

発売日:2012/08/08
品番:LASA-35139 〜35140(初回限定盤)/LASA-5139


***

2012年にリリースされたGOATBEDのミニアルバム。中心人物の石井秀仁は、カリガリやXA-VATでも継続的に活動して来ましたが、こちらの名義で出すのはそこそこ久しぶりでしたね。
初期を除き石井さんのソロプロジェクトとして続いて来ましたが、本作より実弟とのユニット編成となりました(楽曲面よりアートディレクションの方を主に手がけているそうで)。
また、この直前にゲームのサントラ制作を手がけており、曲タイトル末尾に「+」が付いている04、06は、そのサントラ収録曲のニューバージョンになっています。

石井さんの関わる全ての音源を聴いている訳ではないのですが、勝手な印象として80年代のテクノポップ・ニューウェーブの(褒め言葉としての)ダサさと耳触りの良さを保ちつつ、現代にアップデートしていると思っていたのですが、本作ではもう少し本格的にテクノ寄りで硬質な音作りに寄った感触を受けます。
本人のインタビューでも「温度が低いアルバム」という言葉が出る通り、粒の尖ったリズムと人力ながら無機的なアレンジのシンセが耳に残りますし、以前からエフェクトを駆使していたボーカルも、いよいよインスト曲の一部としての機能に徹してきたとの印象が。
個人的な一番の好みが、細かいフレーズを執拗に繰り返すアッパーなインスト「Hard Liminal」になったというのが、本作の方向性を示しているようにも思えますが、その後に配された「Only finally there is free END +」「KA NA SHI MI NO A N JI」の、フワフワした加工ボーカルやシンセによる叙情的なメロディーによって、本作の後味が少し切なくなっているのもまた面白かったり。

GOATBEDにキャッチーな懐メロを求める人には、ちょっと厳しい作品かもしれませんし、私自身の予想とも若干異なっていましたが、これはこれでまた好みなので結果オーライだったというか。
テクノ方面の大御所へのオマージュ的なフレーズも結構入れてあるということですが、私はあまり明るくないので全然語れなく…;詳しい方はそういう楽しみ方も是非。



試聴あり
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オフィシャルサイト

Lantis公式チャンネル

D'espairsRay『MaVERiCK』(2003)

01.MaVERiCK
02.葬-bloodymary-
03.Marry of the blood
04.闇に降る奇跡

作詞 01、03、04:HIZUMI
作曲 01、03、04:KARYU/02:KARYU、TSUKASA

Members
Vocal、Art Direction and Design:HIZUMI
Guitar、Sequence:KARYU
Bass:ZERO
Drums、Sequence:TSUKASA

発売日:2003/02/12
品番:DR-003


***

D'espairsRayの、2003年にリリースされたシングル。普通のプラケース仕様の1stプレス、トールケース仕様の2ndプレスがありますが、収録曲に違いはありません。
バンドは2011年に解散し、現在KaryuはAngelo、ZEROとTSUKASAはTHE MICRO HEAD 4N'Sで活動しています。


01.MaVERiCK
ザクザクとしたリフと、冷たい印象のシンセをメインとしたダークで攻撃的なデジロック。
Bメロやサビ後を始めとしたシャウトのたたみ掛けでその攻撃性を押し出しつつ、サビに入るとキャッチーな歌メロを前に出す構成は、現在V系におけるフォーマットの1つとなっている感がありますが、10年前のインディーズレベルで、この路線をしっかり聴かせていたのは特筆すべき点ではないでしょうか。
メロディーの即効性という点でのメジャー感をしっかり持っていた事も含め、今聴いても格好良いと思わせられます。

02.葬-bloodymary-
グネグネしたベース音が印象的なドロリとした雰囲気のトラックに、エフェクトをかけたメンバーのうめき声が乗った1分程の楽曲。

03.Marry of the blood
ヘヴィなギターときらびやかながら冷たいシンセによる、ゴシック・ラウド寄りのミディアムチューン。
緊張感を持ちながら比較的抑えめに進行し、サビに入ると爆発し歌いあげるという、ある意味こちらも現在における王道感のある楽曲ですが、やはり歌メロの強さが際立っています。
因みに、1stフルアルバム『Call:set』(2005)には、横山和俊によるリミックスバージョンが収録されていますが、そちらはサイバーで冷たい色が強調されている印象。

04.闇に降る奇跡
前2曲に比べ更に歌メロを全面に出し、ピアノやアコギも加えた叙情的なメロディーが耳に残るパワーバラード。
3曲の中では聴かせる事を重視した開かれた印象のアレンジのため、ラストに配置されたのかもしれません。
改めて聴き返すと、Cメロで音数がシンプルになるパートが、某メリゴの「桜の満開の木の下で」ぽいなぁと思ったり。歌い方がちょっとネチッこく早口だからそう思うのかもしれません(でもそこの歌詞には「赤い糸」という言葉が……笑
タイトル曲とはまた違った方向ながら、こちらもまたバンドの色と取っ付きやすさを併せ持った楽曲ではないかと思います。

***
リアルタイムでは散発的に手を出していた&現在進行形で遡っている状況ですので、あまり自信を持って言えませんが、彼らの中では初期の作品ながら、聴きやすさとバンドの方向性を兼ね備えたシングルではないかと思っています。
2曲目以外は、後の作品で再録されたり各種ベスト盤に収録されたりするため、現在このシングル単体にこだわる必要性は薄いのかもしれませんが、廃盤ながら特にプレミアが付いている訳でもないので、初期の音に触れる切っ掛けとして手は出しやすいかなと。


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セカンドプレス盤
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Linked Horizon『ルクセンダルク小紀行』(2012)

CD
01.彼の者の名は・・・ [Vocalized Version]
02.戦いの果てに [Long Version]
03.風が吹いた日 [Piano Solo Version]
04.希望へ向う譚詩曲 [Long Version]

※02:初回限定盤のみ収録

作詞 01、04:Revo
全曲作曲・編曲:Revo
Piano Arrange 03:千住明

Vocal:Revo

Vocal:Joelle
Electric Guitar(01、02):Marty Friedman
Electric Guitar、Steel-String Acoustic Guitar & Nylon-String Guitar(04):YUKI
Bass:長谷川淳
Piano & Electric Organ:勝又隆一(01、04)、桜庭統(02)
Piano(03):千住明
Drums(01、02、04):淳士
Strings:弦一徹ストリングス


DVD(初回盤のみ)
彼の者の名は・・・ [Vocalized Version] MV

発売日:2013/08/22
品番:PCCA-03644


***

Revo(Sound Horizon)による新プロジェクトの1stシングル。SHとは別に、タイアップが付いた場合の名義として使われるということで、本作も彼がBGMを作曲したRPG「ブレイブリーデフォルト」の世界観がベースになっています(現時点でゲームの方は未プレイ)。性格としては、以前Revo名義でリリースされたこれこれに近いのでしょうね。参加ミュージシャンも、SHからの参加が中心になっています。
タイトルに「〜Version」と付いていますが、これは上述のゲームBGMを基にボーカル曲やバンドサウンドにアレンジを行なっているため。ゲームのサントラは本作よりも後に出たので、原曲より先にリアレンジバージョンが世に出たと捉えられるのかも。

(この後出たアルバム『ルクセンダルク大紀行』含めて、曲違いの複数売りをガッツリしてきましたが(現時点で通常盤は未入手)、もうすぐ出るニューシングルでは、普通に初回盤=通常盤の完全上位互換となっていたりします。……あんまり効果出なかったんだろうか)


01.彼の者の名は・・・ [Vocalized Version]
SHの方含めて、ここまで分かりやすく突っ走る曲も久々ではないかではないかと思われる、リズム隊がドコドコ前に出たメロスピナンバー。その休む暇など与えない走りまくる曲調、ギター・キーボード・バイオリンといった各楽器隊の速弾きソロなど、王道感たっぷりなのに加え、歌メロはとことん親しみやすいのがRevoカラーでしょうか。そのRevoさんによるメインボーカルは、ボーカリスト含むサポート陣が充実している中、敢えて自分で歌う説得力を持っているかと言うと……という(ある意味)いつも通りの感じですが、まぁ…そこは、うん。
中盤のイヤダイヤダタイム、最初はちょっと笑いの方にスイッチが入りましたが、後になって中毒性が出てくるのが怖い。因みにDVDのビデオクリップは、教会内でRevoさんがグサラン着用でも判るくらいのドヤ顔キメポーズでひたすら歌いまくるという、これはこれでな内容になっています。

02.戦いの果てに [Long Version]
初回盤のみ収録。
前曲の流れをエスカレートさせたような、スリリングな曲調のアッパーなシンフォニックロックナンバー。プログレチックに曲調がコロコロ変わる辺り、戦闘曲をイメージしたのでしょうか。
個人的にピアノやギターソロで繰り返し挿入されるメロディーが、キャッチーかつ熱さを感じ非常にツボを突かれて素敵。1曲目以上に各楽器のソロもメロディアスっぷりが充実しており、今の所リンホラ名義では一番好みな楽曲となっています。

03.風が吹いた日 [Piano Solo Version]
ここでクールダウン、かどうかは分かりませんが、タイトル通り風の音をバックに、物悲しい旋律が奏でられるピアノソロ。演奏とアレンジが千住明って豪華ですが、もうちょっと尺が長くても良かった気もします。

04.希望へ向う譚詩曲 [Long Version]
オーケストラサウンドをメインに、哀愁フレーズを奏でる笛やバイオリンが色を添えるスローバラード。メインボーカルはJoelleが担当。
楽曲が進むに連れ徐々に盛り上がり、終盤でグッと開けるという展開という点では、この前に書いた「砂塵の彼方へ…」に近いのかもしれませんが、個人的にこちらの曲は、そこに辿り着くまでが長すぎた。バンドサウンドメインに盛り上がるアレンジや、陽性のメロディーには非常に爽快感があるだけに、冗長な印象を持ってしまったのは勿体ないかも。
ゲームではエンディングテーマに使われている事で、そちらをプレイすればまた印象が変わってくるのかもしれません。

***

SHのようにストーリー性の強さや随所に入るセリフ・ナレーションといった、人によっては臭みが強く感じられる要素がない分、Revo曲への入門としても優れているのではないかと思うシングル。この後出たフルアルバム『ルクセンダルク大紀行』では、本格的にタイアップ先の世界観が濃くなるので、そういう意味でもこちらがお勧めでしょうか。
今の所、この名義では「戦いの果てに」が一押しです。


試聴あり
ルクセンダルク小紀行 (初回限定盤)ルクセンダルク小紀行 (初回限定盤)
Linked Horizon

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オフィシャルサイト(試聴あり)

Revo & 梶浦由記『Dream Port』(2008)

CD
01.砂塵の彼方へ…
02.sand dream

作詞 01:Revo & 梶浦由記
全曲作曲:Revo & 梶浦由記
編曲 01:Revo/02:梶浦由記

Compose、Arrange(01)、Lead Vocal(01):Revo
Compose、Arrange(02)、Lead Vocal(01)、Chorus Works(01)、Chorus(02)、Keyboard & Programming(02):梶浦由記


DVD
砂塵の彼方へ… from Revo & 梶浦由記 Presents「Dream Port 2008」神戸ワールド記念ホール 2008.04.29

発売日:2008/06/18
品番:KIZM 15/16


***

Revoと梶浦由記の共作として、2008年にリリースされたシングル。タイトルの『Dream Port』は、本作に先駆けて行われたライブイベントの名前から採られたものです。
トラック数は2つですが、これはRevo・梶浦で共作した楽曲のアレンジ違いという形になっており(Revo編曲の01、梶浦編曲の02)、「砂塵の彼方へ…」イントロ、トラック間、「sand dream」アウトロに、それぞれ同一のアコギパートが挿入されていたり、全編にわたりバックで流れる風のSE等からも、事実上の1曲をループさせようとする意図が感じられます。
ボーカル・楽器隊は、両者のプロジェクトであるSound Horizon・FictionJunction・Kalafinaレギュラーメンバーからの参加がメインとなっています。※参考


01.砂塵の彼方へ…
女性ボーカリスト達が入れ替わり立ち代りメインを執る、ゆったりとしたバラード。
そのコーラスワークやストリングスによって、切ないメロディーが乗る壮大なアレンジになっているのですが、個人的にサビメロが煮え切らないというか、正直盛り上がりに欠けるかなという印象が。
が、その印象を吹き飛ばしたのが後半の大サビを中心とした盛り上がり。SHの「ハジマリのChronicle」を彷彿とさせる、開けたキャッチーなメロディーにガッチリ掴まれ、そこまでは控えめだった演奏陣によるここぞとばかりのソロ合戦、ラストのRevo・梶浦ツインボーカルから始まる合唱パートでエンディング、という流れが心地良すぎてもう。ああもう。
イベントテーマ曲として作られたということもあり、ライブ終わりに観客を巻き込んで歌う図が非常に映えそうなイメージがあります(私自身はイベント見ていないのですが、DVD映像見る限りそんな感触)。

02.sand dream
こちらは、フルートソロから始まりパーカッションと多重コーラス(造語かな?)をメインとしたアコースティック・民謡色の強いインストナンバー。
「砂塵の彼方へ…」では煮え切らないと感じた前半のメロディーですが、こちらでは非常に哀愁たっぷりで異国感を感じるものとなっており、両者のアレンジの違いが感じられるのが面白い。両作曲者にクサさを求める人にとっては、こちらの方がより魅力的に聴こえるのではないでしょうか。
雑誌媒体等のインタビューを読んでいないので、あくまで想像なのですが、前半が梶浦中心、後半がRevo中心に作曲されたのかなと感じる2バージョンでした。

***

実質1曲にライブ1曲+ミニ写真集が付いて1800円という値段設定をどう思うかですが、どちらかの作曲者が好みであれば手に取る価値はあるかと。

ここまで書いてきて、「砂塵の彼方へ」が「伊集院光のばんぐみ」エンディングテーマに一時使われていたことを思い出しました(当時のキングレコード所属アーティストの曲が、短期間で変更され流されていた記憶が)。番組内容との取り合わせの凄さが……(笑


試聴あり
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