Kagrra『煌』(2002)
01. 輪廻黙示録
02. 〜夢イズル地〜
03. 西遊記
04. 傀儡の躁鬱
05. 悲文
06. 罪ト罰
全曲作詞:一志
全曲作曲:神楽
発売日:2002/05/01
品番:PSTA-0020
***
2002年にリリースされた、Kagrra4枚目のミニアルバム。
前身バンドの段階から、和風な楽曲傾向は既に確立されていたバンドだったと思いますが、本作辺りから音質面でも後のメジャーデビュー時と遜色なくなってきた印象があります。
「輪廻黙示録」は、サビこそ一志の高音ボーカルによる儚げなメロディーですが、全体には疾走アレンジによる明るめな印象が残る楽曲。
先行シングルタイトル曲だった「〜夢イズル地〜」も、伸びやかな疾走ナンバー。基本的には、Aメロとサビが繰り返されるシンプルな構成なのですが、東洋的な印象を受けるそのサビメロの開放感が非常に心地良く、バンドの濃さとシングルとしてのキャッチーさを併せ持つ、本作の中でも頭一つ抜けた印象を与えられる楽曲と思っています。
シャッフルリズムにおっと思わせられる、カラッとしたポップチューン「西遊記」(実際の表記は左右反転しています)、一志さんとしては珍しく低音ボーカルで終始展開する、ダウナーな「傀儡の躁鬱」と、中盤2曲は振れ幅の大きい構成となっている印象。「〜夢イズル地〜」のメロディーがオリエンタル寄りなのは、次が「西遊記」だったからなのかしらと今更ながら思ったり。
ギターと笛風のシンセによる物悲しい旋律が反復されるバラード「悲文」は、他曲に比べ派手ではないものの、三拍子のリズム取りやその哀愁メロにツボを押されてしまう楽曲。
ラストの「罪と罰」は、サビでの疾走パートと、前後の浮遊感ある穏やかなアレンジの対比が印象的。こちらもシングルで切られておかしくない即効性を持っているのではないでしょうか。ラストのサビ後、コーラスを交えたアウトロが若干長くとられており、余韻に浸れるような構成になっているのが嬉しい。
「〜夢イズル地〜」がかなりの存在感を持っており、それ故中盤が若干印象薄くなるきらいがあるものの、ミニアルバムという尺の中で、バンドの色と(当時の)新たな曲幅を無理なく聴かせてくれる作品だと思っています。
2005年再発盤(試聴あり)
01. 輪廻黙示録
02. 〜夢イズル地〜
03. 西遊記
04. 傀儡の躁鬱
05. 悲文
06. 罪ト罰
全曲作詞:一志
全曲作曲:神楽
発売日:2002/05/01
品番:PSTA-0020
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2002年にリリースされた、Kagrra4枚目のミニアルバム。
前身バンドの段階から、和風な楽曲傾向は既に確立されていたバンドだったと思いますが、本作辺りから音質面でも後のメジャーデビュー時と遜色なくなってきた印象があります。
「輪廻黙示録」は、サビこそ一志の高音ボーカルによる儚げなメロディーですが、全体には疾走アレンジによる明るめな印象が残る楽曲。
先行シングルタイトル曲だった「〜夢イズル地〜」も、伸びやかな疾走ナンバー。基本的には、Aメロとサビが繰り返されるシンプルな構成なのですが、東洋的な印象を受けるそのサビメロの開放感が非常に心地良く、バンドの濃さとシングルとしてのキャッチーさを併せ持つ、本作の中でも頭一つ抜けた印象を与えられる楽曲と思っています。
シャッフルリズムにおっと思わせられる、カラッとしたポップチューン「西遊記」(実際の表記は左右反転しています)、一志さんとしては珍しく低音ボーカルで終始展開する、ダウナーな「傀儡の躁鬱」と、中盤2曲は振れ幅の大きい構成となっている印象。「〜夢イズル地〜」のメロディーがオリエンタル寄りなのは、次が「西遊記」だったからなのかしらと今更ながら思ったり。
ギターと笛風のシンセによる物悲しい旋律が反復されるバラード「悲文」は、他曲に比べ派手ではないものの、三拍子のリズム取りやその哀愁メロにツボを押されてしまう楽曲。
ラストの「罪と罰」は、サビでの疾走パートと、前後の浮遊感ある穏やかなアレンジの対比が印象的。こちらもシングルで切られておかしくない即効性を持っているのではないでしょうか。ラストのサビ後、コーラスを交えたアウトロが若干長くとられており、余韻に浸れるような構成になっているのが嬉しい。
「〜夢イズル地〜」がかなりの存在感を持っており、それ故中盤が若干印象薄くなるきらいがあるものの、ミニアルバムという尺の中で、バンドの色と(当時の)新たな曲幅を無理なく聴かせてくれる作品だと思っています。
2005年再発盤(試聴あり)
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