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スピード・アイ・ディー

インディペンデントレーベル 1994-08-21
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by G-Tools


1:MOON SHINE
2:MAD HOUSE FREAKS
3:DRIVE WITH SPEED SLAVE
4:薔薇と摩天楼
5:KISS ME SLOWLY
6:OVER DOSE
7:ROUND MIDNIGHT
8:PHANTOM OF ROMANCE
9:MALARIA
10:冷血
11:ACROSS THE TWILIGHT
ボーナストラック:THE OCEAN(リマスター版のみ収録)

全作詞:優朗 作曲:1,4,6〜8,10,11:優朗、2,3,5,9:IPPEI


SPEED-iDの1994年にリリースされたファーストアルバムのリマスター版を紹介します。
12日のライブまでに旧作の感想を書きたいと思っていたのに結局前日にコレだけとは…('A`)

※以下痛々しい長文自分語りが始まるので、感想だけ見たい方は「続きを読む」以降をご覧下さいませ。




iDを知ったのは思いっきり後追いで…最初に聴いたのが2002年だから丁度活動をしていない時期でした。
1990年代後半のインディーズヴィジュアル界隈で有名だったレーベルにはMatina、Soleil、そしてKEY PARTY等があったと思います。
特にキーパーティーはそっち系の雑誌にいっぱい広告を打っていた記憶が。
Aliene Ma'riage、Noir fleurir、NOi'X、Eliphas Levi、Missalina Rei…分かる人は私と同世代かとw
アリエネの衣装は凄かったですね…。

で、リアルタイムでは聴かなかったのですが、2001年辺りから少しずつアリエネだのノアだのと音源を聴き始め、ヴィジュって色んな意味でやっぱり面白いなー等と思っていました。
そんなこんなである日、KEY PARTYのバンドが集まったイベントライブのビデオを安く買うことが出来、ミサリナの(ボーカルの)衣装にひっくり返りそうになったり、アリエネのシャウトはやっぱりとんでもないなーと思いながら見ていたら途中に凄いのが出て来た訳で。
それがSPEED-iDでした。
初めて「METHOD TO KILL」を見た時は本当にカッコイイと思いましたよ。
暗黒儀式か何かの様な邪悪な雰囲気の楽曲、響き渡る低いボーカル。
しかも照明が逆光状態の為メンバーの顔が殆ど確認できず、ボーカル優朗の被っていた骸骨ハットばかりが目立つので余計に不気味な感じがしたものでした(顔が1番まともに映ったのはドラムHAL位でMARQUEEなんかほぼ黒い影みたいだった覚えがあります…w)。

そこからCDを集め始め、アルバムや優朗のソロ「UNHOLY」を聴き、楽曲やそのテーマ等が悪性の中二病(現在進行形)を抉らせた自分にヒットしたのでした。
2004年の末に復活ライブの情報を知り、「またいつ活動するか分からないし」と初めて彼らのライブに行き――その後ずっと活動しているのを嬉しく思っている訳です。
その後function code();にも手を出しながら今に至る、と。
他のファンの方に比べたら全然ペーペーという・・・w

***

元THE OTHERSIDEの優朗とHALがメンバーとして結成されたSPEED-iD。
このアルバムは1993年にリリースされたファーストアルバムのリマスター版として翌年リリースされました。
こちらにはボーナストラックとして「THE OCEAN」が追加されています。
因みにこのアルバム、2002年にINDIES SUMMIT HISTORYシリーズの1枚として再発されていますがそちらにボーナストラックが入っているかは未確認です。

この時のメンバーは、ボーカル:優朗・ギター:IPPEI・ベース:MAC・ドラム:HALとなっています。
リマスターされた部分も大きいのでしょうがこの時期のインディーズバンドという事を考えると結構音は大き目な気がします(実際元より若干音は大きくなっています)。
ボーカルもその中に埋れながら歌っている感じ。
以下ピックアップ。

1:MOON SHINE
轟音の様なギターの中での低音ボーカル。
歌詞の最初の部分は、現在オフィシャルに行くと浮き上がってくるあの言葉です。
サビで疾走します。

2:MAD HOUSE FREAKS
こちらもノイジーなギターが前に出てくる疾走ソング。
サビでも基本的に低い声で歌うのでクールな印象があります。

3:DRIVE WITH SPEED SLAVE
打ち込みのリズムで進む曲。
サイケでサイバーなイメージがします。
歌詞も昔描かれた近未来っぽいというか。

4:薔薇と摩天楼
アルバムの中でも特にポップで艶やかな印象。
イントロを聴くと無性にワクワクする感じがします。
優朗の歌い方ははこの頃から大きく変わってはいないのですが、歌い上げる所はまだちょっと不安定かも知れません。
個人的にアルバムの中で1番好きな曲です。

6:OVER DOSE
題名通りのトリップな曲w
歌詞もキマッてしまっている感じが…。
ヘッドホンだとピー音がグルグル回ります。

8:PHANTOM OF ROMANCE
このアルバムの曲調って今聴いてもそんなに古い感じはしないんですが、この曲はメロディーに懐かしさを感じます。
音を軽くしたら初期のBUCK-TICKっぽくなるかもと思いました。
この曲も結構好きです。

10:冷血
オリエンタルな要素がちょっと感じられるスローな曲。
元ネタはカポーティの同名小説ですね。
優朗のソロCD「UNHOLY」にパート2がありますが、そちらは「津山30人殺し」を題材にしています。

このアルバムは後のダークな感じはあまりせず、打ち込みを交えた壮大なバンドサウンドが中心となっている印象です。
iNDEEPを聴いた人はこちらから入っても案外スムーズに聴けるんじゃないかな、と個人的に思ったりします。