映画レビューサイトの紹介等で気になっていた「クローバーフィールド/HAKAISHA」を観てきました。


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会社の副社長に就任してアメリカから日本に行く事になったロブ。
彼の為に開かれたサプライズパーティーの撮影をロブの兄ジェイソンから頼まれたハッドは、ロブの周りの人達に彼へのメッセージを言って貰ったりしながらビデオカメラを回し続けます。
暫く経った時、外で爆発音が、そして建物が破壊される様子がビデオに映し出されます。
外へ避難した彼らは「巨大な何か」が街を暴れているのを目撃するのですが…。



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まずこれは、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」や「ノロイ」にもありました、記録「風」映画です。
そういうのが受け付けない人は観ないほうが宜しいかと(私は結構好き)。
また終始ハンディカメラの撮影の為、映像のブレがかなりあります。
画面酔いし易い、と言う人は注意。
自分もちょっと酔いました。
後、後述する通りストーリー性云々と言った要素は薄い為そこを期待すると何が何だか分からない、という印象を持つ可能性があります。
実際私の後ろに居たカップルの男性は鑑賞後、「全然訳わかんねーよ…マジ金返せよ…」等とぼやいていました。
うーん?きもちはわからなくもないけどこうきょうのばしょでそんなことをいったりするのはふつうにおとなげないとおじさんはおもうぞーあはははははははははh

内容に関しては、街を襲った「巨大な何か」に一般人がひたすら翻弄されるという物なのでここがどうこう、というのはあまり書けないのですが(ストーリーが無い、という事ではありませんよ)、観客もカメラマン役とと一緒にこの事件に巻き込まれていくその緊迫感はかなりのもので、なかなか「何か」の姿を映さないカメラにこちらはやきもきする訳です。
ちょっと空気が読めないけど良い人っぽいカメラマンはどんなピンチになっても撮影をし続けるタフな人なのですが…まぁそこはそれというやつですよw
パンフにも書いてあったのですが、この「人間の視点から巨大なモノが暴れる様を見る」というのは平成ガメラシリーズの戦闘シーンにありましたね。
この「クローバーフィールド」はそのやり方を更に推し進めてみた映画なのかな、と思いました。
やり方は「ブレアウィッチ」と同じとは言え、力の入れ方はかなり本気と思え、街の破壊や「何か」の動き等にクオリティの高さを感じました。
日本もゴジラシリーズ終わらせている場合じゃないですよ!w
早くしないとお株を奪われますよ!

元々はこの映画の公開にあわせて事前にホームページなどを使って情報を小出しにしながら宣伝を行っていったそうで、それを事前に知っておくと色々な事が分かる…のかもしれません。
でもそれは観た後でも良い気もします。
自分はロブが副社長になったという会社が気になりますよ…。
この同じ事件を別のカメラが記録したもの、という設定で既に続編が決定しているみたいなのでそちらも気になります。
というか多分観にいってしまいそうです……宣伝上手いなぁこんちくしょうw


以下ネタバレっぽく。

無茶苦茶なのは承知で
この映画はですね、ハリウッド版ゴジラの続編という事で良いと思うのですよ。
98年のGODZILLAのラストに出てきた子供GODZILLAが更に突然変異した、みたいな。
巨大生物のビジュアルもハリウッド版ゴジラの腕を長くした、みたいにも見えませんか?流石に無理ありますか…;
何よりこちらの怪物はマグロじゃなくて人間をムシャムシャ食べますし、ミサイル数発で死んじゃったりしませんしw
自分ハリウッド版のイグアナゴジラも嫌いじゃないんですけどね…弱いのを除いて。
後巨大生物の体から落ちてきて人間を襲う巨大な虫?は84年版のゴジラに登場した、普段ゴジラに寄生しやはり人間を襲った巨大フナムシ、ショッキラスを思わせます。
ビジュアル的にはソルジャーレギオンぽいかな?
そもそもこの映画のアイデアは、プロデューサーのJ.J.エイブラムスが日本のお店で沢山の怪獣フィギュアを見つけた事から生まれたみたいなので、そういう要素が映画の中に入っているのも分かる気がします。
エンディング曲もゴジラというか東宝特撮映画にありそうな感じでしたしw
そう言えばロブが日本に行くというのも日系企業タグルアト社と関係ありそうですね…。
その会社が行った海底掘削が怪物出現に相当絡んでそうです。


最後に。
スタッフロールを見て分かったのですが、劇中BGMにムックの「ファズ」が使われていた事にびっくりしました。
この映画基本的にエンディング以外にBGMが使用されていないので全く気付かなかったですよ。
冒頭のパーティーのシーンでかかっていたのでしょうか…。

最後の最後でヴィジュアル系ネタが出ましたねw