一人で全部食べるのかい?

CDの感想を中心に…なったら良いなぁ……

カテゴリ: 音源感想

カラビンカ『残片』(2018)

01. 六月の通り雨
02. 通り魔行進曲
03. クチナシの花

全曲作詞・作曲:工藤鬼六

発売日:2018-01-28
品番:KAV-02

Members
ギターと歌:工藤鬼六
ベース:松島ティル
ドラム:悠介


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「再編シリーズ」と銘打たれた、現メンバーでの過去曲のリメイクを収録したシングル(CD-R仕様)。
現在(2019年3月)、第二弾までリリースされていますが、作曲・録音クレジットは記載されるも、いずれも歌詞が未掲載というのは、ある種の方針なんでしょうか。
ライブ会場での販売と同時に公式通販でも取り扱われ、自分を含め聴き逃していた人への救済策にもなっていましたが、この記事を書いている時点で完売してしまっているのがちょっと残念。

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FANATIC◆CRISIS 『Memories in White』(1995)

01. Memories in White
02. LAST CALL -寒い夜の自画像-
03. Memories in White -Silent Eve Mix- (bonus track)

※03:限定盤のみ収録

作詞・メロディー 01、02:石月努
作曲 01:和也 / 02:Shun
mixed 03:石月努 & Mr.SASAKI

発売日:1995/11/25
品番:NSCD-001

Members
VOCAL:石月努
GUITAR:和也
GUITAR:Shun
BASS:RYUJI
DRUM:徹


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石月努(ソロ)、和也、Shun(共にTHE MICRO HEAD 4N'S等)らが在籍していた、FANATIC◆CRISISがインディーズ時代にリリースしたシングル。ボーナストラックが収録された限定版と、ジャケットが差し替えられた通常盤が存在します(下に貼った画像は限定版のジャケット)。
配布ものを除くと、本作が最初の単独CD音源ということで良いのかな?

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PLASTICZOOMS『PLASTICZOOMS』(2017)

01. Frontal Attack
02. The Future
03. Quite Cleary
04. Minds
05. Highway
06. U12
07. Night & Hurt
08. Smoke Motion
09. Veiled Eyes
10. Breitenbach

作詞 01〜03、05〜10:SHO ASAKAWA / 04:SHO ASAKAWA、SOFIA
全曲作曲:SHO ASAKAWA
全曲編曲:SHO ASAKAWA、MASUHISA NAKAMURA (Studio Gattopardo)

発売日:2017/01/11
品番:VJR-3201

Members
vox、Produced、Art Direction、Sleeve Design:SHO ASAKAWA
guitar:TOM TAKAHASHI
bass:JUN YOKOE


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先行シングルタイトル曲「Veiled Eyes」を含む、SHO ASAKAWAを中心にしたPLASTICZOOMSの4thフルアルバム。アルバム単位の作品としては、ミニアルバムだった『Secret Postcard』(2014)以来となりました。

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カラビンカ『宵待草』

01. 宵待草
02. 唯、散る

発売日:20??/??/??


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ギター・ボーカル担当の工藤鬼六を中心としたカラビンカの、2曲入りシングル(CD-R)。
現時点(2019年2月)で公式サイトのディスコグラフィーに本作に関する記載がなく、自分も5、6年程前に中古購入したため、詳細な情報が分からないのですが、2012年以前に販売(配布?)されていることは確かでしょうか。
また、ジャケットが少なくとも2種類あり、仏壇のイラストにバント名・タイトルが載ったデザインのものと、黒地に白文字でバンド名・タイトルが印刷されたものが存在する模様。私の手元にあるのは仏壇ジャケットのものですが(下にリンクを張った、ピュアサウンドの方で表示されているのは黒地ジャケット版)、単にジャケットを差し替えただけなのか、音源の方も再録されているのかは未確認なので、詳細ご存知の方は教えて頂ければ……。

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『THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 043 二宮飛鳥』(2016)

01. 共鳴世界の存在論
02. ドラマ「目指せ!シンデレラNO.1! -二宮飛鳥編-」
03. 共鳴世界の存在論 オリジナル・カラオケ
04. ボーナス・トラック

作詞・作曲・編曲 01:烏屋茶房

発売日:2016/03/02
品番:COCC-17133

歌、トーク:二宮飛鳥(CV:青木志貴)
ベース(01):プロ(ヒゲドライVAN)


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ソーシャルゲーム「アイドルマスターシンデレラガールズ」の、ソロキャラクターCDシリーズ第9弾の中の一作。
第10弾以降は、ドラマトラックの内容や特典などに若干変更がありますが、本作の時点では、これまでの同シリーズと同じく、ボーカル曲+そのカラオケ+トークトラック+ボイス集、特典としてゲーム内で使用できるデータが記載されたコードが封入という仕様になっています(これを書いている時点で、特典データ使用期間は終了)。


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DEVELOP=FRAME『裸心』(2000)

01. 裸心
02. Howling
03. オーヴァーラヴ
04. 裸心 (Voiceless)

作詞 01〜03:JUNPEI NOGUCHI
作曲 01、03:SHUHEI NARUSE / 02:YOCHIYUKI TANIGUCHI
全曲編曲:DEVELOP=FRAME & MASANORI OHYAMA

発売日:2000/07/20
品番:COCA-15364

Members
Vo:Junpei Noguchi
Prog、key:Shuhei Naruse
G:Yoshiyuki Taniguchi
Dr:TETSUJI


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2003年に一度解散、2013年に再結成を果たしたDEVELOP=FRAMEのメジャー3rdシングル。解散前のシングルとしては本作がラストですが、解散前はアルバム単位の音源販売が多いバンドだったため、この後も音源リリースは続いています。
プログラミング・キーボード担当の鳴瀬シュウヘイは、解散後一時期S.Q.Fに在籍したり、2000年代後半からは仮面ライダー関連の主題歌・BGMを多く手がけたりしており、特にライダー方面で名前を知った人も多いのではないでしょうか。

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rice『Genesis』(2015)

CD
01. Air-variation-
02. Fake star
03. Gleam
04. Plasma
05. Kagome
06. Scape[goat]
07. to you -Gospel ver.-
08. Tera
09. Never
10. Asterisk
11. STAY

全曲作詞:Yuki Sakurai
作曲 01〜07、09〜11:Yuki Sakurai / 08:rice
編曲 01、07:Yuki Sakurai / 02〜06、08〜11:rice

DVD
Fake star -Asterisk edtion- MV

発売日:2015/04/01
品番:yuro-042

Members
Vocal & Bass:Yuki Sakurai
Drums:Kazuhiro Murata

Player
Guitar (02〜06、08〜11):Masaomi"Ommy"Joishi
Cello (02、06、08、11):Toshihiko"@-chan"Nagayama
Violin (09、10):Kie"Kie-chan"Terashima
Read (01):Ryoko Shintani


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オリジナルとしては5作目となる、riceのフルアルバム(公式ではミニアルバムを含めているため、6thアルバムの扱い)。彼らに関しては、休止期間も含めフルアルバムは数年おき、というペースが続いていましたが、本作は前作『零-しずく-』(2014)から5ヶ月、それも大半が新曲か新録バージョンというハイペースでの発売となりました。

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天照『天翔星使』(2006)

01. 希望ヶ丘
02. 彩
03. 産魂
04. まろがれ
05. 遼かなる大地への讃歌
06. 業
07. 焔
08. 破邪
09. かげろふ
10. 逢魔
11. 五つの海の物語
12. 暁

作詞 01〜08、10〜12:大祀、09:大祀 & 晃
全曲作曲・編曲:大祀

発売日:2006/09/20
品番:TNSR-0021

Members
vocal & background vocals:晃
guitar、programming & background vocals:大祀

bass(02):Syujirow
shouts(03、04):TaKa
drums(05):Takashi Inoue
background vocals(05):Shinko Ishida
chorus(05):JUNZO
chorus(05):Pierre
chorus(05):You
chorus(05):Yusuke
chorus(05):Shuri
drums(06):Key
manipulation(09):Kazutoshi Yokoyama


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ボーカリストと作曲・ギター・プログラミング担当で構成されるユニット:天照が、2006年にリリースした、1枚目にして現在のところ唯一のフルアルバム。これより前にリリースされたシングル・DVDシングル収録曲が全て収められていること、翌年に活動休止に入ったことなどもあり、ベスト盤的な性格も持っているかもしれません。
休止中における、作曲者:大祀の活動については、一時「天照大祀」名義でソロプロジェクトとしての活動はありつつ、その後はMaitoreiA、ニンジャマンジャパン等に在籍、aki、KAMIJO等へのサポートも行っていましたが、今年(2017年)に入って、ユニットとしての活動を再開させました(この感想を書くにあたって調べていたら復活情報に行き当たり、ちょっと驚いた)。

本作収録のシングル曲については、これを書いている時点で(2017/09)、昔感想を書いた『五つの海の物語』(2006)しか聴けていないのですが、リリース当時に書かれた個人ブログによると(参考1)、他の既発曲も再録されているものが多いようです。

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BUCK-TICK『形而上 流星』(2014)

DISC1 (CD)
01. 形而上 流星
02. メランコリア -ELECTRIA-
03. VICTIMS OF LOVE with黒色すみれ

全曲作詞:櫻井敦司
全曲作曲:今井寿

DISC2 (Blu-ray / DVD) (初回限定盤A / Bのみ)
LIVE at 郡山市民文化センター 大ホール(2013.12.23)「THE DAY IN QUESTION」
01. STEPPERS -PARADE-
02. 羽虫のように
03. RHAPSODY
04. KISS ME GOOD-BYE
05. 太陽ニ殺サレタ
06. LOVE PARADE
+東北LIVE DOCUMENT

発売日:2014/05/14
品番:TKCA-74090 (初回限定盤A)、TKCA-74091 (初回限定盤B)、TKCA-74092 (通常盤)

Members
Vocal:SAKURAI ATSUSHI
Guitars、Electronics and Chorus:IMAI HISASHI
Guitars:HOSHINO HIDEHIKO
Bass:HIGUCHI YUTAKA
Drums:YAGAMI TOLL

Synth Manipulate (01):Cube Juice
Manipulate & Synthesizer (02):YOW-ROW [GARI]
Keyboard (03):MORIOKA KEN
Backing Vocal & Accordion (03):ゆか [黒色すみれ]
Violin (03):さち [黒色すみれ]

BONUS DISC Director:HAYASHI WATARU


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BUCK-TICKのメジャー32枚目のシングル。タイトル曲と「メランコリア」は、翌月にリリースされたアルバム『或いはアナーキー』に収録されていますが、どちらもアルバムとは異なるバージョンとなっています。

まず初回限定盤ディスクの方を取り上げますと、東北3県+武道館のツアー「THE DAY IN QUESTION」から、2013年12月23日・郡山市民文化センターでのライブより6曲を収録。公式サイトのセットリストを確認する限り、本編・アンコールから満遍なくセレクトした構成になっています。
「東北LIVE DOCUMENT」に関しては、曲間に他会場の開場時の風景・ライブ本編ダイジェスト・開演直前のメンバーの様子などが、短時間挿入される形になっており、インタビュー・長時間のオフショット等があるわけではないので、ドキュメントの量に期待する人はちょっと気を付けたほうが良いかもしれません。
個人的には、ギターソロがクリスマスソングメドレーに変わっている「RHAPSODY」、良い意味で観る側を黙らせるパワーを感じた「太陽ニ殺サレタ」等、ボリュームは少ないながら楽しめる特典でした。

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Sound Horizon『Roman』(2006)

01. 朝と夜の物語
02. 焔
03. 見えざる腕
04. 呪われし宝石
05. 星屑の革紐
06. 緋色の風車
07. 天使の彫像
08. 美しきもの
09. 歓びと哀しみの葡萄酒
10. 黄昏の賢者
11. 11文字の伝言

全曲作詞・作曲・編曲:Revo

発売日:2006/11/22
品番:KICS-91286

Sound Producer、Computer Programming & Keyboards:Revo

Lead Vocals(01):Hiver Laurant
Lead Vocals(02、11)、Chorus:RIKKI
Lead Vocals(03、06)、Chorus:KAORI
Lead Vocals(04、09)、Chorus:REMI
Lead Vocals(05):Azumi Inoue
Lead Vocals(05、08)、Chorus:YUUKI
Lead Vocals(07、10)、Voices(01、06、09、10)、Chorus:Jimang
Voices(01、03、05):Akio Otsuka
Voices(04、07、11):Rica Fukami (Vi-vo)
Voices(01、11):Ike Nelson
Voices(01、03、05、07、09、11):Mamiko Noto
Voices(03、08):Nobuo Tobita
Voices(02〜04、10):Norio Wakamoto
Voices(04、06、07):yukana
Voices(08):Yuuko Minaguchi
Voices(01、04):Hikaru Midorikawa
Voices(01、02、04、06、08、10):Yukari Tamura
Voices(03、10):Sublime
Voices(03、04):Soichiro Hoshi
Voices(10、11):Noriko Hidaka
Guitars:Shingo Jake Saito
Keyboards、A Piano(04、09):Kyoko Osako
Bass:Atsushi Hasegawa
Drums:Kenichi Fujimoto
Percussions:Naomi Ishikawa
Harp(04、07):Tomonori Asakawa
A Piano(01、11):Kenichiro Senzawa
Flute(03、07):Ryo Sakagami
Harmonica(08):Horofumi Mizuno
Oboe(07):Hiroshi Shibayama
Clarinet(07):Tadashi Hoshino
Fagotto(07):Jun Fujita
Mandrin(09)、Balalaika(09):Hideki Wachi
Sax(05):Watanabe Fire
Solo Violin(02、06):Kana
Strings(03、07、10、11):Kana Strings
 (Vln1st:Kana Ito、Ado Matsumoto、Izumi Hisanaga、Kazuo Watanabe、Makkko Uriuda、Michiko Miura)
 (Vln2nd:Emiko Hagino、Makiko Yamamoto、Makoto Motoi、Miyako Tubuku、Nagisa Kiriyama、Noriyo Odayashi、Yuki Sato、Yuko Okubo)
 (Vla:Kaoru Hagiwara、Miho Kisanuki、Rieko Kouno)
 (Vc:Makoto Osawa、Shinobu Hashimoto、Toshihiko Tsuchida)
Strings(01、04、05、09):Gen Ittestu Strings
 (Vln1st:Gen Ittetsu、Maki Nagata、Yuko Kazitani、Jun Takeuchi、Daisuke Kadowaki)
 (Vln2dn:Takuya Mori、Yoshiko Kaneko、Yayoi Fujita、Takao Ochiai)
 (Vla:Yuuko Kajitani、Syouko Miki)
 (Vc:Kaori Morita、Tomoki Iwanaga)
Sound Effect:Hirokazu Ebisu(Walla-Works,Inc.)


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5th story CDと銘打たれた、Revo率いるSound Horizonのメジャー3rdアルバム。初回限定盤には、紙製ボックスケースとメッセージ入りのハンカチが付いていました(CDの収録内容は同一)。
同年に先行してリリースされたシングル『少年は剣を…』でもみられた、演奏・歌唱・ナレーションに多くのサポート陣が参加する体制が確立した作品であり、本作を機に物語音楽としての情報量もグッと上がった印象があります。これより前は、ボーカルパート中に台詞が入ることはあまりなかったのですが、このアルバム以降、ストーリー進行に合わせて遠慮無く入っていくようになったことも、原因の1つに挙げられるかもしれません(このアルバム自体は、所謂ポップスの構成を守っている曲が多く、物語の進行に合わせて展開がコロコロ変わる曲が増えるのは、これより後の印象ですが)。

以下、各曲の感想と一緒に、他の作品を含めたストーリーの方にも多少触れています。ただ、本作のストーリー面に関しては、現時点でも咀嚼しきれておらず、執筆時点(2017/08)で各種書籍版も未読のため、変な事言っていたらご勘弁を(寧ろ教えて頂ければ……)。あと盲目長文注意。

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