一人で全部食べるのかい?

CDの感想を中心に…なったら良いなぁ……

カテゴリ: SPEED-iD 20th ANNIVERSARY

自己満盲目企画もこれで最後なのですよ。


『iNDEEP lp 15th ANNIVERSARY EDITION』(2008)
iNDEEP lp“15th Anniversary・Edition”iNDEEP lp“15th Anniversary・Edition”
SPEED-iD

DOLLMETHOD RECORDS / EXELLEX 2008-04-08
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01. DON’T FEAR YOURSELF
02. ARMY OF THE CHURCH UNDER THE MOON
03. JUSTICE WITHOUT BLOOD-LUST
04. KICKS YOUR FREAKIN’ ICON
05. SENSELESS
06. FIRE OF DESIRE BURNS TO DUST
07. DEPTH
08. EVIL MOON RISING
09. BLACKOUT RIPPER
10. ANGELS IN THE DIRTY SNOW

全曲作詞:H.L.EURO
作曲 01、03、10:CAPTAIN MARQUEE/02、04〜09:H.L.EURO

発売日:2008/04/09
品番:YZXL-009


***

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優朗のサウンドプロデュースによる、舞台・声優業でも活動している森永理科がボーカリストを務めるfunctioncode。2010年頃までの表記はfunction code();でした。(fc名義での活動は2005年からですが、SPEED-iDが活動をしていなかった2000年代前半からRika.F5としても活動していますが、その時期のライブ・音源に関しては全然追えていないので他の詳しい方に譲ります)
音源・ライブごとに少しずつ参加・楽曲提供メンバーが異なる体制をとっているため、バンドというよりボーカルとプロデューサー中心のプロジェクトととらえたほうが良いかもしれません。……最新作のラインナップはiDのパートチェンジバンド状態ですけれど。


以下、音源ごとにざっくりとした紹介を。

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『ASIAN SOUL SCREAM』(2000)
asiansoulscream

アジアン・ソウル・スクリームアジアン・ソウル・スクリーム
SPEED-ID

原楽器 2000-12-24
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01. EVIL MOON RISING at Herford-Spunk 22.07.
02. BLACK OUT RIPPER at Herford-Spunk 22.07.
03. HENRY LEE LUCAS at Heldelbelg-Schwimmbad Club 19.07.
04. ALICE at Heldelbelg-Schwimmbad Club 19.07.
05. A PRAYER at Leipzig-KESTLER 18.07.
06. THE HOUSE OF HORRORS at Heldelbelg-Schwimmbad Club 19.07.
07. UNHOLY at Heldelbelg-Schwimmbad Club 19.07.
08. METHOD TO KILL... at Stuttgart-Club Lime light 23.07.
09. SHOOT THE HEAVEN at Stuttgart-Club Lime light 23.07.
10. VAMPIRE OF DUSSELDORF at Koln-MTC 20.07.

発売日:2000/10/28
品番:JI-T020


***

2000年に行われたドイツツアーの模様を収録した1stライブアルバム。サポートベーシストとしてKENGO(Noir fleurir)が参加しています。この時期、所属事務所のKEY PARTYは経営難だったからか、出す音源のデザインが急速に簡素になっていくのですが、本作もその例外ではなく2色刷りのジャケットになってしまっています(当時の雑誌広告で見たジャケットはもう少し色使ってた気がしたけれどもどうだったかな……)。

前年にリリースされた『UNHOLY NIGHT』がヨーロッパ限定での発売だったということや、現地のバンドとのカップリングツアーであったことからも、当時バンドが海外での活動を視野にいれていたことをうかがわせますが、当時大きかったのは、海外限定発売だった『UNHOLY NIGHT』の楽曲が、ライブ音源という形とはいえ国内でCD化されたことでしょうか。ライブ録音ということからか若干音はこもり気味ですが、当時新作が非常に手に入れにくかった日本のファンの飢餓感を、ある程度癒してくれるアイテムだっただろうと思われます。
基本的にはCD音源に忠実な演奏ですが、「EVIL MOON RISING」や「ALICE」のイントロにダンサブルなSEが追加されているのを確認できたり、「METHOD TO KILL」が英詩になっていたりと、当時のアレンジの一部も垣間見ることが出来るのも興味深いです。複数の会場でのテイクを切り取って並べた形になりながらも、オリジナル盤に比べて荒々しくアッパーな流れを作りつつ、ラストの「VAMPIRE OF DUSSELDORF」でダークに落としきって〆るというのも、当時のライブのフォーマットだったのかもしれません。
個人的な所では、本作を『INNER DIMENSION』とセットで、復活ライブ直前に手にしたこともあって、急いでこれをリピートしながら予習したのを思い出したり。改めて聴き返してもMETHOD TO KILLは滾る、滾る。

現在の流れに先駆けて海外進出をしようとしたインディーズバンドの活動を知ることができる音源ですが、『UNHOLY NIGHT』が国内で再発された現在は、まずはそちらの方を聴いて興味があればこちらも――という感じでしょうか。
FC限定で、このツアーのビデオ『LIVE IN GERMANY』も発売されていたそうですが、こちらは流石に店頭で見た事はないですね……。

***

このツアーやライブ盤を経て、2001年に日本でライブを行った後、バンドは2005年まで活動がしばらく途切れることになります。

ry

『HOLD YOUR KEY 2000』(2000)
HOLD YOUR KEY 2000HOLD YOUR KEY 2000
オムニバス DAISUKE Noir fleurir Aliene Ma’riage Eliphas Levi CROW Lar~Mia Noi’X Missalina Rei H.L.EURO

日本クラウン 2000-01-21
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01. DAISUKE from NeiL / HOLD YOUR KEY 1999
02. Noir fleurir / 時計の向こう側
03. Aliene Ma'riage / 『虐』〜呪ワレタオルゴールノ中デ×××〜
04. Eliphas Levi / 華麗なるDの惨劇
05. CROW / 葬春華舞い散るあの丘で
06. Lar〜Mia / Refuse
07. NOi'X / Precious Rain
08. Missalina Rei / 欺瞞譚
09. H.L.EURO from SPEED-iD / HOLD YOUR KEY 2000

発売日:2000/01/21
品番:ELCR-10030


***

2000年にリリースされたKEY PARTYのオムニバスアルバム。
SPEED-iDはバンド単位ではなく、各メンバーが1曲目、9曲目に参加している形をとっています。

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『UNHOLY NIGHT』(1999、2011)
UNHOLY NIGHT(初回限定盤)【CD2枚組】UNHOLY NIGHT(初回限定盤)【CD2枚組】
SPEED-iD

エクセレックス 2011-11-23
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01. EVIL MOON RISING
02. BLACKOUT RIPPER
03. IN COLD BLOOD
04. HENRY LEE LUCAS
05. A PRAYER
06. THE HOUSE OF HORRORS
07. QUEER
08. ALICE
09. UNHOLY
10. VAMPIRE OF DUSSELDORF
11. SHOOT THE HEAVEN (1999年オリジナル盤のみ収録)

DISC TWO (再発初回盤のみ)
「GOOD EVENING,EVILIAN」

01.SE "EVIL HYMN"〜DEPTH
02.JUSTICE WITHOUT BLOOD-LUST
03.KICKS YOUR FREAKIN' ICON
04.FIRE OF DESIRE BURNS TO DUST
05.ARMY OF THE CHURCH UNDER THE MOON
06.SENSELESS
07.ANGELS IN THE DIRTY SNOW
08.EVIL MOON RISING
09.BLACKOUT RIPPER
10.DON'T FEAR YOURSELF
11.THIS CORROSION

発売日:1999/??/??(オリジナル盤)、2011/11/23(再発盤)
品番:JI-T008(オリジナル盤)、YZXL-10031(再発初回限定盤)/YZXL-10032(再発通常盤)


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ボーカリスト:優朗のソロ作品『UNHOLY』(1997)、『UNHOLY2』(1998)収録曲からセレクトした楽曲を、英語詞に改めバンドでリレコーディングした4thフルアルバム。
当時は欧州限定での発売でしたが、2011年になって現メンバーであるle;kaのコーラスを加えたリマスタリング盤が、現在優朗さんの中の人が社長を務めるエクセレックスからリリースされました(↑のリンクは再発盤)。加えて、初回盤には配信限定でリリースされていたライブアルバム『GOOD EVENING,EVILIAN』(2009)が付いており、ライブバージョンながら5thアルバム『iNDEEP lp』全曲を聴く事ができるのも大きい。
「SHOOT THE HEAVEN」(「天国を撃て」英詩バージョン)だけが、再発盤から削られていることだけが残念ですが、99年と最新のモード(4年前ですが…)を併せて味わえるSPEED-iD入門に相応しいパッケージとなっていると言えるでしょう。

自分の中では現時点でトップに位置するアルバムとなっていますが、感想的なアレに関しては昨年思いのたけを書きなぐったので、この辺で簡潔に〆させていただきます(笑

オリジナル盤感想記事http://blog.livedoor.jp/kandata30/archives/1645352.html
再発盤感想記事http://blog.livedoor.jp/kandata30/archives/1644225.html

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↓オリジナル盤を扱っているAmazon.deへのリンクとジャケットもこちらに一応
Amazon.de
unholy night

砂利をry


『HOLD YOUR KEY=DUAL SHOCK VERSION=』(1999)
HOLD YOUR KEY〜DUAL SHOCK VERSION/DIRECTORS CUT〜HOLD YOUR KEY〜DUAL SHOCK VERSION/DIRECTORS CUT〜
オムニバス NOI’X GOD HANDS NeiL Missalina Rei

日本クラウン 1999-08-11
売り上げランキング : 191133

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01. NeiL(DAISUKE from NeiL) / Bastard
02. Aliene Ma'riage(狂華 from Aliene Ma'riage) / 蝕
03. NOi'X(SHINA from NOi'X) / 思郷病〜ノスタルジア〜
04. Missalina Rei(ありすがわありす from Missalina Rei) / 一九九九五三〇 草々
05. Eliphas Levi(Kei from Eliphas Levi) / -糸-
06. Noir fleurir(TERU from Noir fleurir) / 骸の肖像画
07. SPEED-iD(H.L.EURO from SPEED-iD) / HOLD YOUR KEY
08. NeiL / プラチナ
09. Missalina Rei / メルヘン遊園地
10. NOi'X / DARK SIGHT


※備考
()内は一般発売盤『〜DIRECTORS CUT』での名義
08〜10:一般発売盤『〜DIRECTORS CUT』のみ収録

配布日:1999/05/30
『〜DUAL SHOCK VERSION』発売日:1999/08/11
上同品番:ELCR-10026


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『HOLD YOUR KEY 鍵を握れ1999』と同年にリリースされた、KEY PARTYのオムニバスアルバム。
元々は、先の記事で少し触れた1999年5月に行われたライブイベントで配布されたCDでしたが、後に所属バンドの楽曲3曲を追加したディレクターズ・カット盤と銘打たれたものが一般発売された、という形になっています。

若干ややこしいのは、配布時にはバンド名義だった01〜07が一般発売時には「天使長TERUHIKOとGOD HANDS」というセッション名義になり(テルヒコさんはNeiLのベーシストでしょうね)、各々のバンドのボーカリストが参加しているという形にされている点。
実際には一部を除いてトラックには違いはないのですが(細かい点については後述)、敢えて解釈するのであれば、作詞・作曲はバンド側でしつつ、演奏や録音などの実質的作業はTERUHIKOさんとボーカリスト中心に一気に行ったということでしょうか。ドラムが全部打ち込みなのも、その辺と関係があるかもしれません。
後にそれぞれのバンドで録り直されている楽曲もあるため、取り敢えずこちらの記事ではバンドの曲ということにして進めたいと思います。

SPEED-iDの「HOLD YOUR KEY」は、この時期にしては珍しい、明るくカラッとした王道ロックナンバー。近年のゴシックロックンロール路線に通じるともあんまり思えませんが、こういう所に現在に繋がる芽があった……のかなぁ?
実は一番最初にiDの音に触れたのはこちらだったりするのですが、この時はまだ好きとも嫌いとも取らなかった覚えがあります。全編英語詞、いかにもなパーティーロック的ノリ、そしてH.L.EUROという名義から当時英語圏の人なのと思ったことを告白したり。
タイトルからして、SPEED-iDというよりはキーパのテーマソングとしての性質が強かったのでしょう。イベント終わりのセッションで演奏されたりしたのでしょうか。

終盤、優朗さんがラジオDJのように各バンドのボーカルを紹介し、彼らが代わる代わるサビを取る展開(かなりカオス!)にもそれが表れていると思う……のですが、一般発売盤は何とそのサビ合戦パートに入る前に、アウトロがフェードアウトする形でカットされてしまう編集がされているという。メインは寧ろそこなのに! とも思いますが、その辺はイベント入場者への配慮だったのかもしれません。
また一般発売盤には、そのサビを加工したパートが1曲目「Bastard」のイントロに追加されています。

前作オムニバスに比べSPEED-iDの色は薄めに思える楽曲なので、これ1曲だけのために……というのはあまりお勧めしませんが、こちらも出てくれば投げ売りですし、一般発売盤で追加された曲は三者三様で魅力が伝わりやすいので(これ切っ掛けにNOi'Xハマったりしました)、前作オムニと併せ長所短所含めた当時のシーンの熱気を味わうという意味では面白いアルバムになっているのではないかと。


※配布盤のジャケット↓ 「HOLD YOUR KEY」フルバージョンが聴きたい人はこちらを目印に
holdyourkeydualshockversion

砂利を握れ


『HOLD YOUR KEY 鍵を握れ1999』(1999)
holdyourkey1999

HOLD YOUR KEY〜鍵を握れ!1999HOLD YOUR KEY〜鍵を握れ!1999
オムニバス NeiL Aliene Ma’riage Rapture Missalina Rei NOi’X Eliphas Levi Deflower SPEED-iD

日本クラウン 1999-02-24
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01. NeiL / LEVEL:E
02. Aliene Ma'riage / SUICIDE
03. Rapture / 悲しくて…
04. NOi'X / Rushed Blue
05. Missalina Rei / 桜花乱舞
06. Eliphas Levi / 硝子の中の人形
07. DEFLOWER / 黒き華(死セル種)
08. SPEED-iD / METHOD TO KILL

発売日:1999/02/24
品番:ELCR-10017


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優朗がプロデューサーも務めていたKEY PARTY所属バンドの楽曲を集めたオムニバスアルバム。一定世代以上の方の中には、Aliene Ma'riageやEliphas Levi等、やり過ぎなまでに耽美でコテコテな出で立ちを覚えている人もいらっしゃるのではないでしょうか。
当時のインディーズV系界隈全体の傾向かもしれませんが、結成間もない若いバンドが多く、まだ技術的に心許ない状態でリリースされた音源が地雷呼ばわりされた事もしばしばでしたが……うん、全面的には否定しがたい(苦笑
しかし、それでも私にとっては現在に至るまでインディーズV系を拗らせる切っ掛けになったレーベルでもあるのも事実なのです。記憶は美化されるのです。(実際に音源を集め始めたのは2001年あたりからなので、厳密にリアルタイムで聴いていた訳ではないのだけれど)


そんな訳で、オムニバス全体や他の所属バンドについてもいずれ記事を分けて書いてみたいのですが、今回はSPEED-iDについて。
「METHOD TO KILL」は、そんなプロデュースバンドの傾向とは違った位置にある印象の、エフェクトかけた? ギターや打ち込みを交えたインダスリアル寄りのアレンジによる進行から、暗さを維持したまま低音で歌い上げる怪し気なメロディーによるサビがインパクトを残す楽曲となっています。激しく弾きながらもダークでサイバーな雰囲気を持つギターソロもツボ。
実際に先に触れたのはキーパのイベントを収録したライブビデオのバージョンで、CD音源の方はちょっとドラムが軽いかなとも思うのですが、これが切っ掛けでSPEED-iDにハマったこともあり、今でも思い入れある楽曲。
『UNHOLY NIGHT』再発のニュースを聴いた際、この曲もリマスタしてボートラとして入らないかしら、と密かに思っていたのですよ。

上述の通り、他の収録曲はiDとカラーが異なりますが、中古で出てくれば大抵安いので、これ1曲のために手を出しても良いと思います。そして他バンドから砂利盤の魅力にも取り憑かれてしまえばいいじゃない!(そんな

***

おまけ:
「METHOD TO KILL」に最初に触れたのは正確にはこちら↓

HOLD YOUR KEY〜MOVIE〜 [VHS]HOLD YOUR KEY〜MOVIE〜 [VHS]
KEY PARTY VA

日本クラウン 1999-08-11
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1999年5月のレーベルイベントをダイジェストで収録したビデオ。各バンド2,3曲演奏しますが、フルで収録されているのは1曲のみというのは、ちょっと食い足りなさがあるでしょうか。SPEED-iDは「METHOD TO KILL」がフル、「天国を撃て」が一部のみ収録されています。
当時はアリエネやNoir fleurirを見たくて買ったのですが、魔王のような優朗さんの出で立ちやバックライト等の演出と合わせたパフォーマンスににノックアウトされた記憶があります。因みにサポートのベースはAliene Ma'riageのRayが担当。


他の出演者について記憶を辿ると、タイプは違えど正統派なNeiLやNOi'Xは今見てもカッコ良さそうだなぁとか、アリエネは歌モノ寄りだった「撲」をフル収録の方に使うのか……とか(確かPV作られた曲だったはず)、20世紀の時点でフリ講座の時間を長く取っていたMissalina Reiは色々と早すぎたなぁとか、その曲煽りに使うの!? と思わされたEliphas Leviとか、Noir fleurirにおける完全にメインボーカルを食っているKENGOのインパクトとか色々思い出します。

V.A.『SATORI -A Tribute To BAUHAUS-』(1998)
satori

SATORI-A Tribute To Bauhaus-SATORI-A Tribute To Bauhaus-
オムニバス Cheerful-Brian Key Party KIYOSHI fiction GENET Hamlet Machine #9 Pilar Stupa CHU-YA Loopus

日本クラウン 1998-10-15
売り上げランキング : 273454

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01. Hamlet Machine & Sponge / Spirit
02. #9 / Who Killed Mr.Moonlight?
03. Pilar Stupa & ちわきまゆみ / Slice of Life
04. CHU-YA / Silent Hedges
05. Loopus + 広石武彦 / In The Flat Field
06. SPEED-iD / Bela Lugosi Is Dead
07. Screaming Mad George / Stigmata Martyr
08. DEF.MASTER / She's In Parties
09. Dummy / Mask
10. Cheerful-Brian / Lagartija Nick
11. KEY PARTY / Dancing
12. ZIN featuring Kiyoshi / Nerves
13. fiction / In The Flat Field
14. GENET / The Passion Of Lovers

発売日:1998/10/15
品番:CRCP-20199


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GENET(AUTO-MOD)と宙也(LOOPUS)の共同プロデュースによる、BAUHAUSへのトリビュートアルバム。バウハウスが一度再結成を行った1998年にリリースされました。

80年代に直接的な影響を受けただろう2人のプロデュースという事もあってか、本作のみで手を組んだユニットを含めた濃ゆい面子が集まっていますが、この2人の他にスペシャル・コーディネーターとして、当時V系インディーズレーベル:KEY PARTYの社長だったSinozaki Sinovi(殺戮党)の名がクレジットされていることから、参加人選は篠崎氏を中心に行われていたということでしょうか。
だからかどうか分かりませんが、SPEED-iDのメンバーが絡んでいる曲は多く興味をそそられたものでした。

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ある意味バンド本体よりも思い入れがあるかもしれない、SPEED-iDのボーカリスト優朗によるソロ「UNHOLY」3部作。当時所属しサウンドプロデューサーも務めていたKEY PARTYから、1997年から99年にかけて1作ずつ発表されましたが、タイトル通り(?)2作目と3作目はクリスマスにリリースされました。

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『INNER DIMENSION』から4年ぶりにリリースされた、2枚のオリジナルアルバム。
優朗(Vocal、Programming)、MARQUEE(Gt)、HAL(Rhythm Programming、Live Drums)の布陣のほか、ベーシストとして、Billy & The SlutsのM.SHUDO、リリース時には正式メンバーから外れていたTsuyoshiも参加しています。

これ以前から影響を受けていたクラブサウンド、トリップホップ、ジャズなどを取り入れた音作りが全開となっており、浮遊感あるシンセや涼し気なピアノ、打ち込みと生ドラムを組み合わせたリズム作り、その中でも切り込んでくるMARQUEEさんのギタープレイなどが特徴的です。
変な話、クールで抑制されたトーンのリゾートミュージックといった雰囲気もありますが(大人のバカンス的な歌詞も結構ある笑)、それらと並んで人殺しソングがしれっと入っていたりするので、その辺含めて2重に冷たい感触があるでしょうか。
後追いでMASSIVE ATTACKなどを聴いた際は、その参考文献を遡る気分になって面白かったり。

Blue LinesBlue Lines
Massive Attack

Virgin Records Us 2012-11-18
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ダミーダミー
ポーティスヘッド

USMジャパン 2011-09-06
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以下に2作を軽く紹介します。

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