蟋蟀「雛菊」(2013)

01.雛菊
02.ララ・バイ
03.雛菊(Instrumental)
04.ララ・バイ(Instrumental)

作詞 01、02:竜之佑
作曲 01、02:泉
全局編曲:Ko-rogi

Members
Vo:竜之佑
Ba:泉

配布開始日:2013/02/01
品番:K-003


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V系CDショップ・ライブハウス等で無料配布されている、蟋蟀のシングル。
本作で初めて聴きましたが、無料配布と販売を合わせて5枚目のシングルとなるのですかね。プレスCDになっているのが嬉しい。


01.雛菊
琴風のシンセを交えた、ほんのり和風のダーク寄りメロディアスチューン。
バンド名やジャケットの雰囲気から、和風は和風でもう少しジメッとしたものを想像していたので、ある意味分かりやすい展開が初聴時ちょっと意外でした。
(音質的・技術的な問題かもしれませんが)ラウド過ぎない塩梅にザクザクさせるギターや、極端に下手ではないながらも一昔ちょい前のダークV系を思い起こさせるベタッとしたボーカル、サビに入るとキャッチーに歌い上げる展開と、ともすると2000年前後のジャリバンがやっていてもおかしくない曲調に思えるのですが、どうなんでしょう。そのサビのバックで打ち込みリズムがツタツタ言い始めるのも、その辺りを連想する一因かもしれません。

02.ララ・バイ
イントロのピコピコ言う打ち込みにやはりびっくりした、デジロック色の強い疾走曲。サビの盛り上がりやキャッチーさではタイトル曲に負けていませんが、Aメロにおける喚くようなボーカルが個人的に強烈でした。こちらも技量的な問題なのかもしれませんが、所謂ヴォイヴォイシャウトにまでは辿り着いていないが故の生々しさが生じており、サビとの対比が面白いことになっているなぁと。

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当初の予想とは若干違いながらも、これはこれで面白く聴けてしまったシングル。
公式での試聴・フルDLで聴いた範囲では、2000年前後にV系に触れ始めた人が反応しやすい曲が多いのかなと思わせられるものが多い印象だったので、その辺りを探している人は気にしてみると良いかもしれません。
現在、オフィシャルサイトでタイトル曲のフルDLが可能になっています。

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オフィシャルサイト(タイトル曲のみフルDL可能)

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