一人で全部食べるのかい?

CDの感想を中心に…なったら良いなぁ……

タグ:黒夢

黒夢『中絶』(1992)

01. 中絶
02. 浮遊悲
03. IN SKY

全曲作詞:清春
作曲 01:臣 / 02:人時 / 03:清春 & 臣
編曲 01、03:臣 & 清春 / 02:黒夢

発売日:1992/07/20 (2ndプレス)
品番:HR-004

Members
VOICE & BACKING VOICE:清春
ELECTRIC & ACOUSTIC GUITAR:臣
BASS:人時
DRUMS:(鋭葵)

CHORUS (01):YOWMAY (SILVER ROSE)


***

インディーズ時代にリリースされた、黒夢の3曲入りCD。初回プレス盤とセカンドプレス盤でジャケットが異なりますが、私の手元にあるのは後者になります(上記した発売日はクレジットに未記載ですが、ピュアサウンドの記載を参考にしました)。
また、当時在籍のドラマーとして鋭葵が参加していますが、本作発売時点では脱退していたためか、制作クレジットには()付きの記載となっています。

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黒夢「Cruel」(1994)

01.CHANDLER
02.Sick
03.『sister』
04.意志薄弱
05.ICE MY LIFE 〜Album Mix〜
06.寡黙をくれた君と苦悩に満ちた僕 〜Full Acoustic Version〜

全曲作詞・主旋律:清春
作曲 01、03、05、06:臣/02、04:人時

発売日:1994/08/31
品番:TOCT-8494


***

メジャーデビューアルバム「迷える百合達」と同年に発表された、黒夢のミニアルバム。また臣が在籍していた最後のCDとなっています。

以下各曲について。


01.CHANDLER
ド頭からハードに爆走するパンキッシュな楽曲。サビもひたすらタイトルを連呼するもので、とにかく勢いで押しまくっている印象を受けます。シンプルで短いながら、素直にカッコいいと思える曲になっています。

02.Sick
こちらもその勢いのまま走るハードなパンクチューン。ただこちらはサビではメロディアスに歌い上げており、後のパンク路線の片鱗を感じられるかもしれません。というか、後にBURST VERSIONとして再録されるので当然といえば当然でしょうか。

03.『sister』
ちょっとスカっぽい要素も感じる、ライトな演奏に憂いのある歌メロが乗ったポップチューン。

04.意志薄弱
「迷える百合達」の方に入ってもおかしくなさそうな、薄く鳴るシンセとクリーンなギターが前に出た、影のあるミディアムナンバー。途中に入る「笑って…」という声は、笑うより寧ろ心配したくなるような弱った声ですがw、楽曲の繊細な雰囲気には合っているのではないかと。

05.ICE MY LIFE 〜Album Mix〜
セカンドシングルタイトル曲のアルバムバージョン。シングル曲になるだけあって、キャッチーなサビメロが印象的。サビの後のギターソロや、要所要所にキラキラしたシンセなど、90年代のポップなヴィジュアル系が好きな人にはドツボだと思います。

06.寡黙をくれた君と苦悩に満ちた僕 〜Full Acoustic Version〜
「迷える百合達」に収録されていた曲のアコースティックバージョン。自分が持っているオリジナル盤の裏ジャケには曲名が記載されていなかったので、ボーナストラック的な位置付けの曲でしょうか。
元々アコースティック色が強い曲でしたが、タイトル通り更にアコギを前に出したシンプルアレンジになっています。構成に大きな変更はありませんが、間奏で笛のソロがあるのがちょっと好み。

***

前作のダークさはちょっと薄れたかなと思いますが、ハードな曲はハードに、ポップな曲はポップにと、前作に比べ曲ごとの振り切り方が大きく印象に残りやすくなった感があります。曲数の少なさもあってこちらの方が聴きやすいと思う人もいるかもしれません。

***

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黒夢「迷える百合達 Romance of Scarlet」(1994)

01.開化の響(おと)
02.棘
03.for dear [album version]
04.masochist organ
05.aimed blade at you
06.百合の花束
07.寡黙をくれた君と苦悩に満ちた僕
08.neo nude
09.autism -自閉症- (※再発盤には未収録)
10.romancia
11.utopia
12.開化の響(おと) [reprise]

作詞 02〜10:清春
作曲 01、12:Masahide SAMUMA/02、05、09:人時/03、04、06〜08、10、11:臣

発売日:1994/03/09
品番:TOCT-8305


***

2009年に復活&解散ライブを行ったと思ったら、翌2010年にはSADSと共に正式に活動再開&新作リリースがアナウンスされた黒夢。V系好きには、今更自分が説明するまでもないかもしれませんし、ボーカルの歌い方を初め、後のヴィジュアル系バンドに影響を与えまくっていると思いますが、今回は彼らのメジャー1stアルバムを紹介しようと思います。当時のメンバーは清春(ボーカル)、臣(ギター)、人時(ベース)、Hiro(ドラム)ですが、ブックレットの写真にHiroが含まれておらず、サポートドラムとしてそうる透がクレジットされていること等から、本作リリース時には既に脱退しているようです。
1998年と2009年にリマスター再発されていますが、9曲目の「autism -自閉症-」は歌詞について自閉症協会から抗議を受けたため、いずれの再発盤にも収録されていません。

以下各曲について。


01.開化の響(おと)
ピアノメインのスローなインスト。

02.棘
このジャン、ジャジャジャジャンというイントロがザ・V系! といった感じで素敵。別に明るくないのにポップなメロディー、重くないのにダークな雰囲気を纏ったギターが映える演奏、キャッチーに歌い上げるサビと、90年代のV系が好きならたまらない楽曲になっているのではないかと。こういう言い方が良いのかどうか分かりませんが、実質的な1曲目にしてアルバム最大の山場を作っていると思います。

03.for dear [album version]
メジャーデビューシングルタイトル曲のアルバムバージョン。前曲の勢いをそのまま受けたような、ギターで引っ張るイントロが印象的なポップチューン。こちらも憂いを含んだようなサビのキャッチーさでは負けていません。癖のあるボーカルが大丈夫ならかなり取っ付き易い楽曲になるのではないでしょうか。

04.masochist organ
シャッフルリズムに乗せて、左右に分けられた耳に優しくないwギターが鳴る、ちょっとジャジーでアップテンポな楽曲なのですが、歌詞のせいか歌い方のせいか、どうにも不気味な感じを受けます。

05.aimed blade at you
柔らかいシンセの音が印象的な、ちょっと暗めながら透明感のあるミディアムナンバー。間奏などに入ってくるアコギソロが切ないです。

06.百合の花束
こちらは完全にドロドロした雰囲気のダークバラード。とにかく暗いんですが、ボーカルの所為か儚げな要素も感じられます。
これ原曲はインディーズ時代に配布されたシングル曲みたいですね。

07.寡黙をくれた君と苦悩に満ちた僕
跳ねたリズムのミディアムポップナンバー。このアルバム全体に言えるかもしれませんが、ポップなんだけどどこか薄暗い空気を感じます。音質の問題でもあるのかもしれませんが。こちらもアコギやマンドリン? の音が効果的に使われており、アコースティック色が強い印象ですが、この後に出たミニアルバム「Cruel」では更にアコースティックバージョンとして再録されることになります。

08.neo nude
重ねられたライトなギターが心地良い、アップテンポな楽曲。棘やfor dear に比べるとちょっと印象薄いのですが、こちらもサビで歌い上げるメロディアスな仕上がりになっています。あとちょっとだけシャウトも。

09.autism -自閉症-
前述したような問題で、再発盤には未収録の楽曲。ブリブリしたベースとバックで薄く鳴るシンセがダークな色を出しているミディアムナンバーになっており、左右から迫ってくるようなボーカルも楽曲には合っていると思います。で、これは歌詞の内容がどうこうより、この歌詞に自閉症というタイトルを付けたのがマズかったのかな、と後追いで聴いている自分は思ったり。

10.romancia
前曲からノンストップで始まり、徐々に盛り上がっていくバラード。キーボードがゴージャスな色を添えていると思います。このスローナンバー続きの流れだと、ちょっと印象が薄くなってしまうのが惜しいと言えば惜しいかも。

11.utopia
そしてラストに来て開けた楽曲が。細かく刻まれるクリーンなギターが印象的なポップでメロディアスな楽曲になっており、異論もあるかもしれませんが壮大な白系の要素も感じます。ラストはサビの途中で唐突に途切れエンディングへ。

12.開化の響(おと) [reprise]
ピアノメインのインスト。1曲目とほぼ一緒です。

***

後に脱退する臣がメインで作曲をしており、ハードさよりもメロディーを前面に出しつつ、ダークな味付けは忘れない楽曲が並んでいます。後半へ行くに従ってスローナンバーがメインになり、個人的にちょっとまったりし過ぎてしまうのが残念なのですが(「棘」方面の楽曲が1つあっただけで大分印象は違っていたかも)、その辺は好みの問題なので。後のパンク路線が最高! という人に勧められるかはちょっと分かりませんが(そもそもメイン作曲者が違いますし)、90年代のメジャーV系に興味がある人なら、ツボに入る要素は多いアルバムになっていると思います。

***

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