一人で全部食べるのかい?

CDの感想を中心に…なったら良いなぁ……

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COLOR「ASK THE ANGELS」(1989)

01.BACK TONIGHT 5TH MOON
02.SOLDIER SINGS
03.シャミーズ キャット
04.1/2 NO エピソード
05.BIG WAVE
06.悲しきVIRGIN HEART
07.B-Company
08.URBAN SCANDAL
09.霞むLIGHTに照らされて
10.CLENCH ONE'S FIST (Trendy Version)

作詞 01〜07、09、10:D.TOMMY/08:MARRY
作曲 01、03〜07、10:TATSUYA/02:TOSHI/08:MARRY/09:CINDY

発売日:1989/12/05
品番:CRCR-6001

Members
Vocal:DYNAMYTE TOMMY
Guitar:CINDY
Guitar:TATSUYA
Bass:MARRY
Drum:TOSHI


***

前作「FOOLS! GET LUCKY!!」の9ヶ月後に日本クラウンからリリースされたCOLORの2ndフルアルバム。91年にライブアルバムのリリースはあったものの、結果的にメジャーから出た唯一のオリジナルアルバムとなっています。

前作は英詩メインだったのが、今作では日本語詩曲が半分を超えていたり、多くの曲でキーボードが導入されていたりという変化はありますが、基本的には前作にあったポップなパンキッシュ路線を踏襲している印象。特にメインで作曲をしているTATSUYAのポップセンスが特に発揮されているんじゃないかなと。反面そのキーボードが却って時代を感じさせる要因になっているようにも思えますが、20年以上経った今では逆に味に感じなくもない、かも。特に明るく振り切った「シャミーズ・キャット」なんかは、一周回ってそのダサさが癖になってくる気がしなくもない……。
個人的にCOLORに初めて触れたのが、「Free-Will ANNIVERSARY 1993」に入っているクラブサウンド全開の楽曲だったこともあり(ビックリしたよあれには……)、前作・本作における楽曲面での断絶は特に感じませんでした。

そのポップにシフトしたしわ寄せが、吐き捨て型ボーカリストTOMMYに行ってしまった部分もあり、若干歌いづらそうな所も見受けられますが、その辺は前作で織り込み済みだったので何とか、といった所でしょうか。ベーシストMARRYがボーカルを摂る「URBAN SCANDAL」やメンバー全員がボーカル参加した「BIG WAVE」等を聴く限り、歌に関してはぶっちゃけ全員同レベルなので、まぁ……(でもその2曲好きだったり)
ラストの「CLENCH ONE'S FIST (Trendy Version)」はバックの音が全て打ち込みになっていますが、こちらはシンセの派手なフレーズが目立っており、後のクラブ路線の片鱗なのかは良く分かりません(前述のライブアルバムにはバンドサウンドでのバージョンが収録)。

これ一作のみでインディーズに戻ったこともあり、リアルタイムで聴いていたファンには(もしかしたらバンドの中の人達にさえ)若干黒歴史気味な作品なのかもしれませんが、80年代の色を残すポップパンクとして結構面白く聴けると思うのですがどうでしょう。少なくとも個人的には、荒々しさとある種の可愛さが感じられ嫌いになれないアルバムだったりします。

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COLOR「FOOLS! GET LUCKY!!」(1989)

01.FOOLS! GET LUCKY!!
02.CAT CAT CAT
03.BROKEN TABERN
04.FAIRY TALE SAND MAN
05.GEEELA
06.TOMORROW NEVER COMES

全曲作詞:DYNAMYTE TOMMY
作曲 01、04〜06:TATSUYA/02:CINDY/03:MARRY

発売日:1989/03/08 (再発盤:2002/8/21)
品番:FWR-005CDL (再発盤:TEBA-013)

Members
Vocal:DYNAMYTE TOMMY
Guitar:CINDY
Guitar:TATSUYA
Bass:MARRY
Drum:TOSHI


***

V系界隈を中心に多くのバンドが所属し、現在も続くレーベルFree-Will。その辺の歴史は自分より詳しい人が沢山いらっしゃるでしょうしこの辺りに任せるとしまして、その社長、冨岡裕がDYNAMITE TOMMYとして率いていたバンド「COLOR」。本作は1stフル「激突!」の後、1989年にリリースされたミニアルバムですが、2002年に「激突!」と共にリマスタリング・ボーナストラック5曲を追加した再発盤も出ています(私の手元にあるのはオリジナル盤なので、今回はボートラに関しては触れていない事をご了承下さい)。
原色に染めた髪を逆立てた派手な出で立ちは、Xと共に当時のV系草創期の勢いをそのまま表しているように思えます。

そんな今見てもコワモテな人達ですが(実際、ライブの方は色々と凄かったらしいですが;)、楽曲の方はパンキッシュでありながらライトで聴きやすい感触。音は軽めながら後のメロコアにも通じそうな明るい疾走曲(01、03、06)と、所謂アメリカンロックンロールに影響を受けていそうなポップチューン(02、04)が交互に出て来る構成となっており、曲毎の尺の短さもあってかストレス無く駆け抜けていく気持ち良さがあります。トミーさんの地声の低音ボーカルは特に上手いわけでもありませんが、楽曲の色には合っていたのではないでしょうか。演奏自体も当時のインディーズということを考えても、大きく聴きづらい所もない印象ですし。また、5曲目のGEEELAはアコギと笛による叙情的なメロディーが映えるインストとなっており、1分ない尺ながら作曲者TATSUYAの幅の広さが伺える曲かなぁと。

現在の基本音圧バッチリのバンドに慣れているバンギャルさんが、心から満足できるかと聞かれると断言できない所もありますが、有名どころの所属先が20数年前にこういう音をやっていたのか……と聴いてみるのも面白いかと。どちらかと言うと、初期V系云々以前にポップなパンクが好きな人の方が、今からでもスルッと入れるのかもしれません。

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