一人で全部食べるのかい?

CDの感想を中心に…なったら良いなぁ……

タグ:CROW

Kagrra『桜舞い散るあの丘で』(2002)

01. 桜舞い散るあの丘で
02. 桜舞い散るあの丘でkaeri:咲-弐零零弐 ver.
03. 桜舞い散るあの丘で unplugged ver

作詞:一志
作曲:Kagrra

発売日:2002/10/04
品番:PTSA-0025

Members
Vo:一志
Gt:楓弥
Gt:真
Ba:女雅
Dr:白水


***

恋綴魂』と同時にリリースされたKagrraのシングル。こちらは前身バンドであるCROW時代に所属していたKEY PARTYのオムニバスアルバム、『HOLD YOUR KEY 2000』参加曲のリメイクとなっています(オムニバスでのタイトルは「葬春華舞い散るあの丘で」)。

終始展開される切ない歌メロはもとより、サビで疾走パートに入っても持続する儚げな雰囲気、間奏前に拍子が変わるCメロなど、ほぼツボを押されっぱなし。桜をテーマにした楽曲は、このバンドに複数存在しましたが、その中でも、個人的に初期指折りの名曲として存在感を持つ1曲となっています。
オムニバス版との違いとして、冒頭のバラードパート・Aメロの一部・ラストサビ前の語りを含むブレイクがカットされており、シングル版はコンパクトな構成となっていることが挙げられます。オムニバス版の方を先に聴いていたこともあり、どうしてもそちらの印象が強く、シングルバージョンは若干アッサリしているようにも思えるのですが、この辺はおふくろの味的な問題なので。ドラマティックさではオムニバス版が、疾走感ではシングル版がそれぞれの強みと言えるでしょうか。

2、3曲目には、タイトル曲のバージョン違いが収録。どちらもBメロがカットされています。
「〜kaeri:咲-弐零零弐 ver.」は、和楽器風のリズムと浮遊感のあるシンセが前に出たアレンジで、原曲の持つ穏やかな面が強調された印象。途中にライブ会場で収録されたと思しきファンの合唱? が挿入されます。
「〜unplugged ver」は、アコースティックアレンジによるシンプルなバラードバージョン。サビ始まりで、尺は3分無いショートバージョンのような構成となっています。

『恋綴魂』とほぼ同じ〆になりますが、実質1曲で1500円という値段設定が当時ネックだったものの、こちらも現在はインディーズベストにリマスタリングされて収録されているので、バージョン違いに拘りがなければ、そちらの方がお勧めでしょうか。
オリジナルバージョンが入っているオムニバスの方は、現在極端なプレミアは付いていないので、聴き比べてみるのも面白いかもしれません(メジャー流通だったのでブクオフなどでも見つけやすいと思う)。


2005年再発盤(試聴あり)
桜舞い散るあの丘で桜舞い散るあの丘で
Kagrra

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Kagrra「夜伽噺」(2003)

01.月下想葬
02.あまふらせ たんまいな
03.奇祭

全曲作詞:一志
全曲作曲:Kagrra

Members
Vo:一志
Gt:楓弥
Gt:真
Ba:女雅
Dr:白水

発売日:2003/07/30
品番:PSTA-0040


***

2011年に活動停止、その年の内にボーカリストの一志が逝去してしまったKagrraが2003年にリリースした、全国流通としては5枚目となるシングル。この前後に出たシングル「春麗ら」、ミニアルバム「桜花爛漫」と合わせて、個人的にこの辺りがカグラをきちんと聴き始めた時期になりますね。


01.月下想葬
終始疾走感を持って展開する、ダークながらスタイリッシュな感触も持ったメロディアスチューン。
前作「春麗ら」に限らず、和楽器風のウワモノを導入していたバンドですが(後期では実際に琴も取り入れていました)、こちらではほぼバンドサウンドのみで和の香りを演出しています。高音でキャッチーに歌い上げるサビを始め、歌メロ自体は結構ゆったり気味だったりするのですが、ギターの刻み方やドラムによって、このスピード感が出されているのかなと。

02.あまふらせ たんまいな
タイトルを連呼するお経風の低音コーラスから始まる、怪し気な雰囲気を持ったアグレッシブでアッパーな楽曲。
フワフワとした声ながら縦ノリで煽るようなサビパートもインパクトがありますが、その後のアコギソロをメインとした優美なメロディーを持った間奏がまた映えるというか。
当時某雑誌に付いていた試聴CDで最初に聴いたのですが、このサビがしばらく頭から離れなかった記憶があります。

03.奇祭
冒頭の巻き舌ボーカルにおっと思わせられる、Kagrraの中でもかなり弾けたアレンジという印象のロックチューン。
全編にわたってブリブリ動くベースやBメロでの男声コーラスとの掛け合いなど、ライブでの盛り上がりを意識したと思われる楽曲ですが、サビに入るとやはり優雅に歌い上げるあたりがこのバンドらしいでしょうか。

***

前後の音源に比べても、バンドサウンドメインに作られている印象があるシングル。3曲目のような適度なラフさと和風メロの優雅さとの兼ね合いも上手く、楽曲の幅を広げるのに成功したのかなと思っています(「桜花爛漫」では、ギラギラしたダンサブルな楽曲が入ったりするんですが)。
その「奇祭」はインディーズベストに未収録だったりもするので、今からでも気になる方は是非。


2005年再発盤(試聴あり)
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