一人で全部食べるのかい?

CDの感想を中心に…なったら良いなぁ……

タグ:D'espairsRay

D'espairsRay『-gemini-』(2004)

01.「浮遊した理想」
02.Reddish -DIVA version-

全曲作詞:HIZUMI
作曲 01:Karyu/02:TSUKASA

発売日:2004/09/01
品番:UMCE-8202

Members
VOCAL:HIZUMI
GUITAR:Karyu
BASS:ZERO
DRUMS:TSUKASA


***

2004年にリリースされたシングル。限定版には、同年に出たミニアルバム『BORN』から、タイトル曲のPVが収録されたDVDが付いています。

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D'espairsRay『BORN』(2004)

01. BORN
02. Marry of the Blood
03. murder freaks
04. 闇に降る奇跡
05. quarter・void
83.シークレットトラック(限定盤のみ収録)

全曲作詞:HIZUMI
全曲作曲:Karyu

DVD(初回盤のみ)
Garnet (PV)

発売日:2004/04/21
品番:UMCE-8200

Members
VOCAL:HIZUMI
GUITAR、ADDITIONAL PROGRAMMING:Karyu
BASS:ZERO
DRUMS、ADDITIONAL PROGRAMMING:TSUKASA


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当時の新曲(01、05)と既存曲リメイク3曲で構成された、D'espairsRayのミニアルバム。限定版には前年にリリースされたシングルタイトル曲「Garnet」のPVが収録されたDVDが付いていました。
この辺りから音源がメジャー流通に乗り始め、BUCK-TICKなどのサポートを務める横山和俊がシンセ・プログラミングに参加するなど、バンドが大きくステップアップしていた時期といえるでしょうか。

新曲の1つでタイトル曲でもある「BORN」は、ノリの良いリズムとヘヴィでサイバーなアレンジで突き進む攻撃的なナンバー。当時、サビ終わりのシャウトが「ゴスロリあぼーん!」と空耳されていたことでも親しまれていた記憶がありますが、それを含めて(?)即効性のあるインパクトとカッコ良さを備えた楽曲だと思っています。

2003年のシングル『MaVERiCK』収録曲のリメイク「Marry of the Blood」のみ、SUGIZOがプロデュースとバイオリン、d-kikuがプログラミングというLUNA SEAチームが参加していますが、原曲の頭に民族音楽調のソロを付け加えているという形なので、本編のアレンジ自体はそこまで変わっていない気が。とは言え、ドロリとしたインダストリアルロックな雰囲気やサビでの爆発感という原曲の特長が忠実にレベルアップされた印象なので、それが悪いこととも思っていないのですが。
1曲飛んで、同じく『MaVERiCK』からのリメイクであるパワーバラード「闇に降る奇跡」も、原曲にほぼ忠実に音をややゴージャスで太めにした感触。因みに、限定盤に収録されている83曲目のシークレットトラックは、この曲の弾き語りライブ音源?(ほぼ観客のコーラスがメイン) ですがサビパート前後のみのため、ちょっと食い足りなさがあるかもしれません。ブックレットの最後に、入場したファンと思しき名前が多数クレジットされているので、予めそういう企画の下集客したのでしょうか。

3曲目「murder freaks」は、2001年のシングル「TERRORS」収録曲のリメイク。オリジナルにはイントロ部分にセリフが入っていましたが、こちらにも前曲からのプリギャップ部分に、大幅にボリュームアップしたセリフパートが収録。その大仰な語り口と猟奇的な歌詞によって逆にコミカルな部分も感じる、冷たいシンセを盛ったアッパーな楽曲になっています。オリジナルは音が薄めだったこともあり、初期メリゴのようなコミカルなサイコホラーな路線なのか、本気でやっているのか判断しかねるところがありましたが、本作のリメイクによって、そのネタ感を真面目に照れなくやっているため、大分説得力が増した印象を受けました。

ラストは新曲その2である「quarter・void」。「BORN」と同路線の、シャウトを交えたラウドでサイバーなアレンジによる攻撃的な楽曲で、パッと聴きのインパクトは「BORN」に譲りますが、サビになると朗々と歌い上げる構成には王道感・安心感を感じます。

***

今振り返るともう少しリメイク曲があっても良かったかもとも思いますが、3曲とも堅実なアップデートが聴けるので質的な不満は特になく。
比較的ダークでアグレッシブな楽曲をメインにしながら、メロディアスな「闇に降る奇跡」でアクセントを付けるという構成にした意図も感じるので、結構聴きやすい音源になっている気がします。

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D'espairsRay『MaVERiCK』(2003)

01.MaVERiCK
02.葬-bloodymary-
03.Marry of the blood
04.闇に降る奇跡

作詞 01、03、04:HIZUMI
作曲 01、03、04:KARYU/02:KARYU、TSUKASA

Members
Vocal、Art Direction and Design:HIZUMI
Guitar、Sequence:KARYU
Bass:ZERO
Drums、Sequence:TSUKASA

発売日:2003/02/12
品番:DR-003


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D'espairsRayの、2003年にリリースされたシングル。普通のプラケース仕様の1stプレス、トールケース仕様の2ndプレスがありますが、収録曲に違いはありません。
バンドは2011年に解散し、現在KaryuはAngelo、ZEROとTSUKASAはTHE MICRO HEAD 4N'Sで活動しています。


01.MaVERiCK
ザクザクとしたリフと、冷たい印象のシンセをメインとしたダークで攻撃的なデジロック。
Bメロやサビ後を始めとしたシャウトのたたみ掛けでその攻撃性を押し出しつつ、サビに入るとキャッチーな歌メロを前に出す構成は、現在V系におけるフォーマットの1つとなっている感がありますが、10年前のインディーズレベルで、この路線をしっかり聴かせていたのは特筆すべき点ではないでしょうか。
メロディーの即効性という点でのメジャー感をしっかり持っていた事も含め、今聴いても格好良いと思わせられます。

02.葬-bloodymary-
グネグネしたベース音が印象的なドロリとした雰囲気のトラックに、エフェクトをかけたメンバーのうめき声が乗った1分程の楽曲。

03.Marry of the blood
ヘヴィなギターときらびやかながら冷たいシンセによる、ゴシック・ラウド寄りのミディアムチューン。
緊張感を持ちながら比較的抑えめに進行し、サビに入ると爆発し歌いあげるという、ある意味こちらも現在における王道感のある楽曲ですが、やはり歌メロの強さが際立っています。
因みに、1stフルアルバム『Call:set』(2005)には、横山和俊によるリミックスバージョンが収録されていますが、そちらはサイバーで冷たい色が強調されている印象。

04.闇に降る奇跡
前2曲に比べ更に歌メロを全面に出し、ピアノやアコギも加えた叙情的なメロディーが耳に残るパワーバラード。
3曲の中では聴かせる事を重視した開かれた印象のアレンジのため、ラストに配置されたのかもしれません。
改めて聴き返すと、Cメロで音数がシンプルになるパートが、某メリゴの「桜の満開の木の下で」ぽいなぁと思ったり。歌い方がちょっとネチッこく早口だからそう思うのかもしれません(でもそこの歌詞には「赤い糸」という言葉が……笑
タイトル曲とはまた違った方向ながら、こちらもまたバンドの色と取っ付きやすさを併せ持った楽曲ではないかと思います。

***
リアルタイムでは散発的に手を出していた&現在進行形で遡っている状況ですので、あまり自信を持って言えませんが、彼らの中では初期の作品ながら、聴きやすさとバンドの方向性を兼ね備えたシングルではないかと思っています。
2曲目以外は、後の作品で再録されたり各種ベスト盤に収録されたりするため、現在このシングル単体にこだわる必要性は薄いのかもしれませんが、廃盤ながら特にプレミアが付いている訳でもないので、初期の音に触れる切っ掛けとして手は出しやすいかなと。


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