FIDDLER'S GREEN「SPORTS DAY AT KLLALOE」(2009)

01.BUGGER OFF
02.BOTTOM OF OUR GLASS
03.LIFE FULL OF PAIN
04.SPORTS DAY THEME
05.SPORTING DAY
06.EMPTY POCKETS, EMPTY FRIDGE
07.CHANGE
08.DOWN BY THE HILLSIDE
09.HIGHLAND ROAD
10.ROSE IN THE HILLSIDE
11.BOLD O'DOAHUE
12.THIS OLD MAN
13.7 DRUNKEN SAILORS
14.DEAD END STREET
15.MRS. MCGRATH
16.STRIKE BACK
17.FRIENDLY REUNION
18.ONCE IN A WHILE
19.APOLOGY
20.THE NIGHT PAT MURPHY DIED acoustic ver.(日本盤のみ収録ボーナストラック)

※エンハンストCD:「BUGGER OFF」PV収録

作詞 01、11、12、15:※民謡/02〜08、10、13、14、16〜19:FIDDLER'S GREEN/09:Ian McCalman
作曲 01、11、12、15:※民謡(編曲:FIDDLER'S GREEN)、02〜08、10、13、14、16〜19:FIDDLER'S GREEN/09:Ian McCalman


***

ドイツの6人組アイリッシュパンクバンド(本人たちはSPEED FALKと名乗っているらしい)「FIDDLER'S GREEN」の2009年にリリースされたアルバム。私はこのアルバムで彼らを知ったのですが、日本盤のライナーによると、これが出た2009年の時点で活動歴19年、ライブ回数1300回超と既にベテランの部類に入っているバンドです。また今作より脱退したギタリストに替わり新たにギターボーカルが加入しツインボーカル体制になっています。陽気なオジサンといった趣のボーカルと、吐き捨てるようないかにもパンクっぽいボーカルとの対比が面白いかもしれません。
1曲目の「BUGGER OFF」からバイオリンやバンジョー、アコーディオンが乱舞する民謡パンクで、その手の曲が好きな人にはたまらないものがあります。そして自分がCD店で耳にし一聞き惚れした、ハッピーさと哀愁を持ったメロディーが満載の「LIFE FULL OF PAIN」や疾走感が気持ち良い「SPORTING DAY」「EMPTY POCKETS, EMPTY FRIDGE」、北欧色の強い物悲しいメロディーのスローナンバー「DOWN BY THE HILLSIDE」、同じくスローながらもこちらは温かさを感じるメロディーの「ROSE IN THE HILLSIDE」などなど前半だけでもツボ押されまくりです。後半も勢いは止まらず、民謡を元にした陽気なお祭りチューン「BOLD O'DOAHUE」「THIS OLD MAN」、メロディアスでクサめの疾走曲「7 DRUNKEN SAILORS」、アルバム内では一番普通にパンクしている「STRIKE BACK」、アイリッシュ色が強いアルバム内でもポップな位置にありそうな「FRIENDLY REUNION」、重ためなラスト曲の前だからか思いっきり弾けた印象の「ONCE IN A WHILE」と好みにはまる曲が多く入っていました。ボーナス曲を合わせると合計20曲ですが、聴き終わった後に充足感はあれど聴き疲れはせず、個人的に捨て曲もほぼゼロでした。
ここ数年、民謡要素のあるバンドが好みになっている、と言うのもあるのでしょうが、2009年前半に聴いたCDの中ではダントツで上位にきているアルバムになっています。普段ライブ熱がそんなに上がらない自分が、彼らのライブに行きたくなっているのですからそういう意味でも力のあるアルバムなのかもしれません。バイオリンやアコーディオンが入った民謡要素の強いバンドが好きな人や、メロディアスなパンクが聴きたい人には強くお勧めしたいと思います。とりあえずこんな文読むより下のオフィシャルかmyspaceで聴けば分かりますって!w

***

Amazon
SPORTS DAY AT KILLALOESPORTS DAY AT KILLALOE
フィドラーズ・グリーン

UNCLEOWEN 2009-02-03
売り上げランキング : 147925

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


オフィシャルサイト(試聴あり)
MySpace
YouTube