一人で全部食べるのかい?

CDの感想を中心に…なったら良いなぁ……

タグ:L'eprica

emmuree presents 『季節外れの、サマァカァニバル。』@高田馬場AREA 2017/9/18

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emmuree主催のイベントに行ってきました。
少し間が空いて鑑賞するバンドが多かったですが、AREA自体も来るの久々なような……と思っていたら、ほぼ6年振りだったようで。ナンテコッタ。

以下出演順に。


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年明けどころか如月入っちゃいましたが、積極的に素知らぬ顔しながらクリスマスイベントのレポを書くのです


「おまえらにクリスマス!!」@池袋手刀 2012/12/25
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emmuree動員で入場したところ、ヒマワリなどの種が入った袋を貰い「??」となりましたが、これは後ほど……。


muimuni
11月のイベントで、「次にレチェリーのメンバーを見るのはファラオになるかな?」とか書いていましたが、ドラマーの方がTELLの後任で叩いていたので、結果的にこっちが先になったという。
それはそうと、全員が頭に電飾付きのツリー(とサンタ帽?)を着けて登場したのにまず持っていかれる。2曲目が終わる頃には全員外していましたが……。

摩天楼「今日は、僕の大好きなDIR EN GREYのライブもあるので(※当日はDIRが東京国際フォーラムでライブを行なっていた)、皆さんどちらに行くか迷ったと思いますけれども……」
そんなMC含めて、飄々とした調子ながらも黒さや怖さがこぼれるステージを見せつけてくれました。
ラストはフッフーで〆。


L'eprica
2011年末の活動休止以来、ほぼ1年ぶりのライブとなったレプリカ。
1曲目はスクリーンを落としたまま演奏していましたが、その後も全5曲をボーカル+ドラムと同期のみで通した演奏を展開。私自身、途中でサポートの弦楽器隊が参加するのかな? とも思っていたため、活休前を知る人の中には思う所ある方もいたかもしれませんが、全編にわたって包み込んでくるような白さのあるアレンジになっており、私自身は、この日のイベントの趣旨には合っていたのではと思ったり。1年ぶりにSephirotic Treeが聴けたのも嬉しい。
トータル時間はちょっと短めで、ラストの「ありがとう」以外はMCらしいMCもなし。バンド側としても、番外編的なステージだったかもしれませんが、もうちょっと長くあの世界を味わいたかったかな。

終演後、入手しそびれていたミニアルバム「Missa」を購入。


btd
名前は結構前から知っていましたが、今回が初鑑賞。ある年代以上のV系スキーさんには、元NeiLのベーシスト:Teruhikoが在籍しているバンドと言うと分かりやすいのでしょうか。というか物販POPにあった彼の写真、あれネイル時代のアー写なんじゃ(ry

ビジュ声とハスキーボーカルによるツインボーカル仕様で盛り上げており。ハスキーな方のボーカルさんの声質は、ちょっと175RSHOGOを思い出されたり(でも2人共V系畑のはず)。
基本的にポジティブなメッセージを前面に出した明るく、ともするとアイドルっぽさすら感じる曲調で(タトゥーガッツリなメンバーもいるけどね!)。そのひたすら陽性のパワーにむず痒くなった瞬間が無かったと言ったら嘘になりますが、がなっても危なげな両ボーカリストや、ユル目ながらネタを織り交ぜるMCには娯楽提供者としてのパワーを純粋に感じる事ができました。

因みに、2012年からBastardからbtdへバンド表記を変えたそうなのですが、「分かりにくい!」という内外からの不評の声により(笑)2013年から再びBastard表記になるとのこと。
正直自分も直前になるまで確信が持てなかったです、はい……(苦笑


emmuree
私が前回観たハロウィンイベントから新譜発売を挟んでの鑑賞でしたが、やはりその新譜「EMMUREE」からの曲をメインにしたセトリとなっていました。
一斉にヘドバンが巻き起こった、葬列と〜頽廃ロォマンスという攻撃的な流れがありながらも、最初と最後に演奏された曲のせいか「優しい」空気を出すステージだった印象。
そして入場時に配られた種は、その本編ラスト「花壇」へ繋がっていたと。

想「もし蒔いて咲かなかったらアレなので(笑)取っておいてください。もし蒔いて咲いたら報告してください。その場は設けたいと思っています。
蒔き時は、色んな種類の種があるのでハッキリと言えませんが……多分4月上旬で(笑」

その後の「花壇」にて、とにかく穏やかな顔をしながら歌っていた想さんが印象的でした。

アンコールは、想さんのみmunimuniで使っていたサンタ電飾を乗せて登場。他のメンバーは通常(?)サンタ帽で。そしてクリスマスでもハルカの手にはスーパードライなのですね……。
そして、やっぱりというか満を持してというかで披露される「Christmas Eveに生まれた古時計」。
勿論クリスマスソングなんですが、どうしてもオリエンタルなフレーズが残るんだよなぁ……と、ほっこりしつつ思った記憶があります。

・Setlist
ボロボロの手紙
ラヴリィ
butterfly
未来永劫、雁字搦め。
葬列と×××
頽廃ロォマンス
花壇

en.
Christmas Eveに生まれた古時計


***

やっとここのレポを書けて年を越せた気がしますぜ、主人。
取り敢えず種は蒔かずに取ってあるわけですが、さて……

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L'eprica+DISH+emmuree 東名阪tour final 3man GIGS「a scene of bloodshed 【AUTUM SONIC】 micky birthday happy!!」@池袋手刀 2011/11/14

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L'eprica、DISH、emmureeと、音源を多く聴けては居ないものの気になるバンド達の3マンライブ、こりゃ観るしか無いだろジャスティスという訳で池袋手刀へ行って来ました。ディッシュとレプリカは初見だったのですが、あまりそんな気がしないのは、ついこの間の高田馬場エリアでも観た、NOISY CROWDSの楽器隊が綺麗に3バンドに分かれているからでしょうか。

以下出演順に。


DISH
開演ギリギリに到着し、ほぼ間を置かずに登場。ノイジークラウズでも結構主張するコーラスをしているギターボーカルのシビィですが、メインとなると更に激情的な声を聴かせてくれました。オムニバスや試聴等でも感じた、V系のメインからは少し外れた印象の轟音ギターロックなのですが、これがすこぶるカッコ良い。サポートドラムを入れたスリーピース編成なので、動きは少ないのかな? と思っていたのですが、観客側にネタ混じりのアピールをしたり、変なポーズ(手で「D」の文字? (…チラと調べたら、こちらもアンミュレと同じく、レプリカのパフォーマンスを拝借しているらしい…w))をしたりと、なかなかフリーダムでもありました。終盤はワンマンと見まごう程の盛り上がりを見せていましたよ。
尚、後ろ2バンドがそれぞれのカバーを披露していたので、彼らもアンミュレかレプリカのカバーをしていたた思うのですが、曲目についてはちょっと分からず…。ダークなバラードが1、2曲演奏されましたがそれかな?


emmuree
私の手元にあるアンミュレ単独音源は、「祈り」から一気に飛んで最新作「灯陰」で、今回はそちらからの楽曲は披露されなかったのですが、それが気にならない位仄暗いステージがしっくりきたと言うか。1曲目で、ボーカルちょっと本調子じゃないかな? と思ったりしましたが、そこから先は良く通っていた気がします。アルコールが効いてほろ酔いつつの鑑賞でしたが、ちょっと怖い想のボーカルとハルカのキョワーンとしたギターが凄く気持ち良かった……アンミュレには日本酒が合います!(笑
こちらも途中でレプリカとディッシュのカバーを披露(DISHは「リストカットベイビィズ」で合ってますかね? 本家とはまた違った雰囲気でした)。また、想さんがレプリカの曲前パフォーマンスを拝借していました……w
終演後、昨年出た会場限定CD「真っ赤な林檎」を購入。


L'eprica
ギタリストとベーシストが年内いっぱいで脱退するため、私がこの編成で見られるのは最初で最後になりそうなレプリカ。
事前の印象ではラルクラルクしたイメージがあり、実際初期ラルクぽっさを感じる曲もあったのですが、その辺りの影響は軸にありつつ、メロディアスだったりモダンで攻撃的な楽曲も披露したりと、上手く今の流れに乗せてきている印象を持ちました。ふとした拍子に一気にメジャーになりそうな気もしますが、今年で一旦活動が止まりそうなのがちょっと惜しい気もします。取り敢えず、今回観る事が出来良かったっす。
ラストは、先程アンミュレが披露していた曲のカバー(「ライラライ」の繰り返しが印象的な曲でした)。本編の〆が共演者のカバーというのも面白い。


・アンコール(セッション)
アンコールは、まず先程のレプリカ+想+シビィによるセッション。恐らくレプリカの曲でしょうね。三者三様といった印象のボーカルを披露していましたが、想、シビィ両氏のカンペを隠そうともしないステージングに潔さを感じたり。
その後は出演者全員によるセッション……の前に、イベントタイトルにもあるレプリカのベースmickyへのケーキ贈呈やクラッカーといったサプライズが。ミッキーさん、シビィさんに色々弄られてたなぁw そう言えば、アンミュレでのハルカさんは無茶振りをしないキャラなんでしょうか……。

ラストは、DISHサポートドラマーTSUTOMU氏が所属するバンド:bastardの「60億の小さな命」を演奏。ダークな出演バンド達が明るい曲調に乗せ、楽しそうにマイクをやり取りする姿は印象的でした。DISHのベーシスト根本コウヘイ氏が、中々イイ声をしているのにちょっと驚いたり、こういう場の想さんは両手を挙げてちょっかいを出す動きをやっぱりするのねと思ったり。
単体では明るいバンドなんて居ないのに、終わった後のこのほっこり感は何なのか!w

***

いやー、とにかく行って良かったと思えるイベントでした。
これ書いている当日にも、highfashionparalyze目当てに手刀行く予定なので、そちらのレポ的なものもその内…。

V.A.「XIII FILE Vol.1」(2010)

01.chaos system / FLASH BACK
02.Schwein / ugly
03.SaTaN / The Revenge of Toys
04.弾丸少女 / 幻影花
05.カル・ヴァリ / シュガーノイズ
06.パニックちゃんねる / EMERALD
07.L'eprica / Sephirothic tree
08.朱鷺 / 「眠れる森・・・」
09.DISH / ハニィドンクライ
10.CROSS BREED / SHADOW
11.BALLAD. / サイネリア
12.ElDorado / ノスタルジア
13.Deflina Ma'riage / True

発売日:2010/02/17
品番:TMD-003


***

ヴィジュアル系レーベル「THIRTEEN MUSIC」がリリースされたオムニバスアルバム。レーベル所属バンドはchaos system、弾丸少女、CROSS BREED(と解散済みのDeflina Ma'riage)ですが、他にも結構気になる面子が多かったので手を出してみました。結構前に解散したElDoradoの曲も何故か入っていたり。


01.chaos system / FLASH BACK
作詞:狂華、TOMO 作曲・編曲:Hi-Ball

元Aliene Ma'riage、元Deflina Ma'riageの狂華、元DEFLOWER、同じく元Deflina Ma'riageのTOMOが在籍している、かつての所属レーベルだったKEY PARTYのバンドが好きだった人はちょっと気になるかも知れないバンド。このバンド自体は結構前から活動していましたが、現在オリジナルメンバーは狂華だけかな? 一時期はツインボーカルだった時期もありましたが…。デフリナ結成のため活動が止まっていましたが今年になって活動を再開しました。
楽曲の方ですが、狂華の凶暴なシャウトと打ち込みも交えたザクザクとした攻撃的なサウンドでもって爆走しています。サビでは少しメロディアスに歌っていますが、左右でシャウトしまくりなのであんまり落ち着いた感じはしません。アリエネの頃のキ○ガイじみたシャウトに比べると、随分まとも(?)になったなぁとも思いますし、この手のラウド方面のバンドは現在飽和状態な気もしますが、変にキャッチーに持っていかないからか、ここまでやりきられるとやっぱり気持ち良いですね。でもこの曲、クレジット見るとエンジニアによる作曲になってるんですが…。

オフィシャルサイト

02.Schwein / ugly
作詞:ヒナ 作曲:耶要 編曲:Schwein

ボーカルのヒナはサリーやhurtsで活動していた人ですね。オフィシャルサイトを見ると同名の曲が配布シングルとして出ていますが、その音源をそのまま使っているのかな? こちらもchaos system同様、攻撃的なサウンドで疾走しており、耽美さを排してひたすら激しさを追求している印象。歌詞が載ってないのですが、聴いてみる限り、かなり直接的に下品な言葉がひっきり無しに出てきてますし…w 間奏ではギターが高速でピロピロしたりもしていますよ。

オフィシャルサイト

03.SaTaN / The Revenge of Toys
作詞・作曲:Shinya & HI-NA

一時期マイスペを延々と聴いていたりと気になっていたバンド。サイトの試聴のイメージ通り、ダミ声ボーカルにゴリゴリした激しめのバック、でもメロディーは人懐っこくてユーモラス…これは面白いw ちょっとチープなデジタル音もいい味を出しています。一言で言うなら邪悪なディズ○ーでしょうか。この後に出たアルバムにも入っているみたいですね。

オフィシャルサイト(NEWSページからCD視聴ができる販売サイトへのリンクあり)
MySpace

04.弾丸少女 / 幻影花
作詞・作曲:弾丸少女 編曲:TOMO、弾丸少女

NOi'X、モル・ノヲド等で活動してきた詩那を中心としたバンド。ミニアルバム「幻影花」からの収録になりますが、ちょっとダーク寄りのパンクチューンと、上に挙げた2つのバンド中間のような曲を持ってきた感じが。ベタッとしたボーカルがちょっと好みを分けそうですが、割と聴きやすくはあるかな? 今まで出た2枚のCDでは、曲タイトルを変えてNOi'Xのセルフカバーもやっているので興味のある人はどうぞ。

オフィシャルサイト
itadaki(試聴あり)

05.カル・ヴァリ / シュガーノイズ
作詞・作曲:シネマ 編曲:Kalvary

初聴きのバンド。沈んだダークな展開から、サビでは切ないメロディーを歌い上げるミディアムポップナンバーになっており、ピアノの音がその切なさを一層かき立てているように感じます。オフィシャルで他の曲も一通り視聴してみましたが、そちらはもっとアッパーな曲も多く、キラキラしたシンセを前面に出しているみたいですね。ポップなV系バンドが好きな人は気に入りそうです。

オフィシャルサイト(試聴あり)

06.パニックちゃんねる / EMERALD
作詞:MEGURU 作曲・編曲:パニックちゃんねる

名前だけは6、7年位前から知っていましたが、音を聴くのは初めてのバンド。名前と活動期間からして、王道オサレ系バンドなのかなと勝手に思っていたのですが、コッテコテなルックスにびっくり。楽曲の方もそれに違わぬ、ギターと薄く乗るシンセで引っ張るちょっとダークなメロディアス疾走曲と、これまたヴィジュアル系の王道。正直名前で敬遠していた部分があったのですが…ベタといえばベタな曲調ですが普通に好きです、これ。
オフィシャル見たら、コテ方面の時は「パニックちゃんねる」、オサレ寄りな時は「PANIC☆ch」と名義を分けているみたいですね。しかし字面からのイメージって怖いなぁ…かつてのダーク系バンド「Madeth gray'll」を「までぃす☆ぐれいる」と表記するだけで随分と…ほら、ねぇ?w

オフィシャルサイト(試聴あり)

07.L'eprica / Sephirothic tree
作詞:raya 作曲・編曲:L'eprica

2ndシングルからの収録。
他サイトのレビューを見て気になっていたバンドだったのですが…やられました。浮遊感のある冷たいシンセをイントロにゆっくりと展開し、サビで一気に歌い上がるバラードなのですが、予想以上のスケールの大きさとダークさを持って迫ってくる感じがたまりません。艶のあるボーカルも曲にバッチリ合っていますし、本当に何故こんなバンドのHPがまだふりーぺなのさとw
確かにこれは話題に登るのが分かります。個人的に本オムニバスの中では一番の収穫でした。

オフィシャルサイト
MySpace

08.朱鷺 / 「眠れる森・・・」
作詞・作曲:吏 編曲:朱鷺

こちらもL'epricaと似た経緯で音を聴いてみたかったバンド。フワフワと漂うようなギターの音が印象的な、薄暗い(?)印象を与えられるミディアムナンバー。ボーカルの方は逆にちょっとヘナッとし過ぎというか、もうちょっと力強く歌っても良いような気もしますが、これが狙いなのかも知れませんし…うーんw 全体にはシンプルな音ながら心地良く包み込まれる曲になっていると思います。

オフィシャルサイト
MySpace

09.DISH / ハニィドンクライ
作詞:渋谷ヒロフミ 作曲:DISH

ギターボーカルとベースによる二人組バンド。曲だけ聴いたらV系とは思う人は少ないのではないかと思われる、グシャッとした轟音ギターが前に出たロックナンバーになっておりちょっと驚きました。ボーカルも高音でがなり立てるスタイルですが、メロディーは良い意味で普遍的なので、V系好きな人が敢えて手を出すかは別として、曲調含めてバンドサウンドが好きなら結構取っ付き易い気がします。

オフィシャルサイト
MySpace
YouTube(公式)


10.Cross Breed / SHADOW
作詞:透雅 作曲:隆聖 編曲:Hi-Ball

ラウドになりきらない適度にやかましく鳴るギターが前に出るパートと、抑えめなアレンジのパートのバランスがいい塩梅な印象の、切ないメロディーの疾走曲。最初はラウド系っぽく展開するかと思いましたが、前述したように押し引きが丁度いい感じなので、ヴィジュアル系らしい湿っぽいメロディーもちゃんと映えているのかなと。
しかしついこの間、ボーカル、ギター、ベースがごっそり脱退してしまったそうで…最近そんな展開が多いなあ。

オフィシャルサイト

11.BALLAD. / サイネリア
作詞:一葵 作曲・編曲:BALLAD.

ここにきてやっと今っぽいバンドが!w ラウドでアッパーなアレンジにサビはあくまでメロディアス。自分は特に好きも嫌いもなくといった感じですが、何気にここまでそういうバンドが居なかったので、やっぱりこういうのも必要ですよね、という事で。ただこちらは今年9月にバンドが解散してしまいました。オフィシャル見ると、この曲が前身バンド時代を含めて最初の一般流通音源だったようですし、まだこれからという時期だった筈ですが…まあ、色々難しいですよね。

オフィシャルサイト
MySpace

12.ElDorado / ノスタルジア
作詞・作曲:瞬介

ここから2曲は解散済みバンドの音源ですが、1組目は2004年に解散したElDorado(後にEllDoradoに改名)。ミニアルバム「SILENCE」からの収録で合ってるかな?
細いギターで引っ張る疾走感、切ないメロディー、こちらも細いですが歌い上げるタイプのボーカルと、ヴィジュアル系の疾走曲のお手本のような曲ですが、だからこそツボをグイグイ押されるのです。とにかく最初から最後まで勢いが落ちない名曲だと思います。バックのシンセも透明感を演出していて顔がニヤける…w 前のBALLAD.が今のスタンダードなら、こちらは2000年代前半のメロディアスV系の王道でしょうか。ですが何故ここにきてこのバンドが収録されたんだろう…次のデフリナは13music所属だったから分かるのですが。
また、このオムニバスが出た翌月、作曲者でベーシストだった瞬介が逝去していたと知った時は驚きました。2010年はV系界隈で訃報や病気による休養が相次いでアナウンスされた年だった気がします。

13.Deflina Ma'riage / True
作詞:狂華 作曲・編曲:Deflina Ma'riage

そしてこちらが1曲目のchaos systemから狂華、TOMOが在籍していたバンド。こちらはミニアルバム「MARY」に収録曲されていた曲の新録バージョンになります。
元々このバンドが90年代後半〜2001年位までV系レーベル「KEY PARTY」で活動していたバンドのメンバーによって(そしてそれぞれのバンド名を混ぜて)結成されたバンドなので、どうしても当時の曲調を期待してしまうのですが、全体的には最近のインディーズV系的な音を出していた印象がありました(過去のバンドのセルフカバーもやってはいましたが)。
しかしこの曲に関しては、2000年前後っぽさのあるポップなメロディーが前に出して疾走する、デフリナの中でもかなり明るい曲調に振り切った曲となっています。ただ狂華さんのボーカルはノーマル歌唱が微妙なので(苦笑)、それがまともに表れるこの曲を敢えて新録しなくても…とも思ったり。まあゴリゴリ方面の曲持ってくるとchaos systemと被っちゃいそうですし、差別化を図るという意味では良かったかもしれません。「MARY」収録バージョンとの違いとしては、シャウトコーラスが無くなっていたり、メインのギターソロがアコギになるなど、少しシンプルなアレンジになった印象です。

***

個人的にはかなり当たり、特にSaTaN、L'eprica、DISH辺りが好みでした(後ギャップに驚いた意味でパニックちゃんねる)。上でも貼っているように、今はMySpaceやYouTubeなど、こちらからいくらでも視聴できる環境が出来ているので、こういう新規発見的なオムニバスの意義は段々薄れていくのかもしれませんが、私みたいに古い人間は、CDという形で手に取りたかったりする訳で…w 気になるバンドが幾つか入っている人は試しにいかがでしょうか。

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