一人で全部食べるのかい?

CDの感想を中心に…なったら良いなぁ……

タグ:PIERROT

キリト「DOOR」(2005)

01.DOOR
02.再生の朝

DVD(初回盤のみ)
DOOR(PV)

全曲作詞・作曲:KIRITO
全曲編曲:KIRITO、Kazuhisa Yamaguchi
ストリングスアレンジ 01:Yuji Nomi

発売日:2005/07/06
品番:AVCD-30742


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PIERROTを経て現在Angeloのボーカリストとして活動しているキリトが、2005年にリリースしたソロデビューシングル。ギターの一部はキリト自身が弾き、他のパートをサポートで固める形を取っていました。

以下各曲について。

01.DOOR
ギターとチェロ(かな?)で穏やかに始まり、段々と盛り上がっていくポップチューン。特にサビでストリングスをバックにした切ないメロディーの盛り上がりは、後期のPIERROTでは聴けなかった音作りだったので、当時「まだこういう曲やるんじゃん!」と結構嬉しかった記憶が。メロディーはキリト節全開ながら、当時のPIERROTとの違いが分かりやすく示されているのではないでしょうか。
因みにPIERROTからKOHTAがベースで参加しています。

02.再生の朝
この曲はPIERROT時代からあった曲のようで、確かに少しダークながらメロディアスな曲調に神話っぽさを感じさせる歌詞と、インディーズ〜メジャー3作目辺りまでのPIERROTっぽさを感じる楽曲になっています。改めて聴くとギターのフレーズがPIERROT臭プンプンで面白い。こちらはベースにMick Karnが参加しており、彼のソロアルバム程ではないですがうねりのあるベースが聴けますよ(1stアルバム「Hameln」に入っているアルバムバージョンでは、こちらもKOHTAが担当しています)。

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初回盤DVDに入っているPVも後に2ndアルバムの初回盤DVDに収録されたため、「再生の朝」のシングルバージョンに価値を残すのみとなりましたが(アルバム版とそんなに大きく違わないのですが、個人的にはこちらが好き)、ミックカーンの仕事ぶりを聴いてみたい人はこちらも是非。

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KIRITO キリト

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Pierrot「気狂いピエロ」(1994)

01.プロローグ
02.VANITY DANCE (Remix Version)
03.気狂いピエロ
04.Labyrinth (Remix Version)
05.Mother
06.DUAL
07.Sleep Or Dead

作詞 02〜04、06:HIDELOW/05、07:キリト
作曲 02、03、05、07:キリト/04、06:JUN

品番:CLR-001


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2006年に解散したPIERROT。今回紹介するのは彼らがインディーズでリリースした1stミニアルバム…なのですが、今作の時点では後の作品とメンバーが若干異なっています。ボーカル:HIDELOW、ギター:キリト、ギター:JUN(潤)、ベース:KOHTA、ドラム:LUKAとなっており、まずキリトがボーカリストではなくギタリストとして在籍、TAKEOや後にメイン作曲者の一人となるアイジはこの時点ではまだ加入していません。またドラムのLUKAは、後に秀誉という名前でD≒SIRE、JILSなどで活動しています。そんな訳で、後の作品とはちょっと雰囲気が異なるのですが、後のピエロに通じる要素もあったりと、今聴くとなかなか面白いCDでもあります。面白いと言えば、裏ジャケやブックレット写真でのKOHTAの髪型がモヒカン…w

以下各曲について。


01.プロローグ
シンセがメインの1分程のゆったりとしたインスト。クレジットによると、このCDではHIDELOWがシンセとプログラミングを担当しています。

02.VANITY DANCE (Remix Version)
後のピエロに通ずるように思われるギターのメロディーが印象的な、アップテンポな楽曲。HIDELOWのボーカルは上手い訳ではありませんが、90年代前半のインディーズV系バンドなら、特に悪く言われる部類でも無い気がします。歌メロはキャッチーですが、どこか沈んだ雰囲気も。
因みにリミックスバージョンとなっている曲は、この前に出したデモテープに入っている曲の再録になっているようです。

03.気狂いピエロ
アルバムタイトル曲。これキリトが歌ったらそのまま次作「パンドラの匣」に入れられるんじゃね? と思わせる、変に癖になるポップさを持った楽曲。壮大さを出そうとするシンセや、ちょっとオリエンタルな要素を感じるギター等、こちらも後のインディーズ時代のピエロの要素を感じます。

04.Labyrinth (Remix Version)
要所要所のツインギターやシンセが目立つ、甘いメロディアスナンバー。やっぱりインディーのピエロにとってシンセはキモだったのかな、と思うのです。後に「Labyrinth 〜鏡には映らない君が〜」という曲が作られますが、歌詞やメロディーに共通する要素は…あるのか?w

05.Mother
こちらも後に作られる「MOTHER sceneII」との関連を考えてしまう、3拍子のダークなスローナンバー。ちょっとダラダラ進行している様にも思ってしまいますが、間奏のハモリギターの不協和音具合が気持ち悪くて好み。

06.DUAL
軽めのドラムとハモるギターが前に出た、跳ねたリズムのポップナンバー。キャチーなんですが、良い意味で明るくなりきれない感じが、ちょい前のV系という感じで素敵です。サビでボーカルがちょっとラフに歌い過ぎかなとも思いますが…まあそこも含めてw

07.Sleep Or Dead
こちらも妙に耳に残るギターのメロが印象的な、ちょっとエログロな歌詞のミディアムナンバー。こういう軽い音作りですがダークで妖艶な雰囲気の曲をどこかで…と思いましたが、1989〜90年辺り(「TABOO」や「悪の華」の時期)のBUCK-TICKに近い音なのかもしれません。あくまで自分が思っただけですけれど。

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自分自身最近(解散後)になって聴いたこのCD、確かに粗っぽい部分も感じますし、これより先のピエロのイメージを持って聴くと、ちょっと辛いCDかもしれませんが、前述したように後のバンドの楽曲に通じる要素も多く、90年代前半からシンセを使っていたV系バンドが結構ツボなのもあり、個人的にはこれはこれで好みなアルバムになっています。
ピエロの入門CDとしてはお勧めしませんが(そんな人もあまり居ないだろうけど)、次作「パンドラの匣」やメジャーで再発された音源、再録ベスト「DICTATORS CIRCUS -奇術的旋律-」等、インディーズ時代の楽曲を一通り聴いて、さてこちらはどんなものかしら…と手に取ってみるのが良いかな? と。でも基本的にメロディアスなので、当時のヴィジュアル系が好きだった人は、意外とスルッと聴けてしまうかもしれません(笑)

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気狂いピエロ気狂いピエロ
Pierrot

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V.A.「THE BEST OF reveil [deux]」(1999)

01.ピエロ / カルマ-因果応報-
02.ピエロ / SEPIA
03.Merry Go Round / G.O.D.
04.Merry Go Round / 思春期の吸血鬼
05.Merry Go Round / ××体質
06.Orphee / you…
07.Orphee / Joker
08.SEX MACHINEGUNS / SAMURAI WARRIOR
09.SUTH:VICIOUS / SWEET FLOWER
10.雫... / 傷跡(Re-Mix Version)

発売日:1999/02/24
品番:TECN-28486

※備考
01、02:「THE END OF THE CENTURY ROCKERS 1」(1996)より
03、07:「THE END OF THE CENTURY ROCKERS 3」(1996)より
04:Merry Go Round シングルCD付きVHS「思春期の吸血鬼」(1997)及びシングル「思春期の吸血鬼」(1998)より
05:Merry Go Round シングル「思春期の吸血鬼」(1998)より
06、10:「THE END OF THE CENTURY ROCKERS 2」(1996)より
08、09:「THE END OF THE CENTURY ROCKERS 4」(1997)より
また03、04、07、10が「THE END OF THE CENTURY ROCKERS COLLECTION 1」(1998)に、01、02、04、05、08が「彩-IRODORI-」(2001)にも収録。


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1996年から1997年にかけてテイチクからリリースされた、インディーズのヴィジュアル系バンドの楽曲を収録したオムニバス「THE END OF THE CENTURY ROCKERS」シリーズ。1から4まで出ていましたが、1999年にその4枚からいくつかのバンドをセレクトしたベスト盤的? なオムニバスアルバムがリリースされました。[un]と[deux]の2枚がリリースされましたが、こちらでは[deux]の方を紹介します。[un]の記事はこちら。後にメジャーデビューしたバンドも多く、90年代のV系を聴いていた人にとっては、結構豪華な面子が揃っているのではないのでしょうか。


01.ピエロ / カルマ-因果応報-
作詞・作曲:キリト/編曲:ピエロ

イントロのギターを聴いた瞬間に「ああ、インディーズのPIERROTだ…。」と、歌詞やもっさりしたボーカルも含めてw ちょっとひねくれたメロディーラインはこの頃から健在ですが、他の曲に比べるとちょっと地味というかパンチに欠けるかな? とも。ファンの方ならすんなり気に入るのではないでしょうか。

02.ピエロ / SEPIA
作詞:キリト/作曲:アイジ/編曲:ピエロ

こちらはV系の王道寄りの、ちょっと憂いを持ったメロディアスチューン。キャッチーに歌い上げるサビも好みですが、個人的にはBメロがツボ押されまくりです。終盤の大サビもたまりませんし、インディーズ時代のピエロのポップサイドにおける名曲だと思っています。アルバム「パンドラの匣」に入っているバージョンの違いとしては、曲終りのシンセをバックにしたパートがこちらにはありません。またこちらの方が若干音が大きいかな? と。

03.Merry-Go-Round / G.O.D.
作詞:真/作曲・編曲:Merry-Go-Round

最終的にダーク系バンドの重鎮になっていた気もするメリゴさん。こちらは拍子が微妙に変わる楽曲に、真のネバっとしたボーカルが乗る激しめの曲になっています。そして感想に入る語りの耳触りの悪いこと悪いこと(誉めてます)。1stミニアルバム「S」に比べると結構演奏が重ためになっている印象があります(特にドラム)。後にミニアルバム「#69」で再録されました。あと解散ライブの1曲目がこれだった気が(うろ覚え)。

04.Merry-Go-Round / 思春期の吸血鬼
作詞:真/作曲:准那/編曲:Merry-Go-Round

この曲と「××体質」はシングルからの収録です。シングルタイトル曲ですが、何となく他のメリゴの曲と比べるとちょっと雰囲気違うかな、と。決してポップと言う訳でも無いのですが…。Eメロ位まであるんじゃないかってくらい、結構展開は多いですよ。タイトル通り吸血鬼がテーマの歌詞なのですが、ホラー一辺倒にならず、「トマトジュースで我慢して」とか所々微妙にヘタレというかユーモラスな空気も漂わせているのが面白いです。

05.Merry-Go-Round / ××体質
作詞:真/作曲:准那/編曲:Merry-Go-Round

こちらはドロドロとしたダークな楽曲。真の歌と語りの中間のようなボーカルによって、歌詞が嫌でも耳に入ってきます。真の声はネチッこいのですが言葉が入ってきやすい、やっかいな声質だと思っていますw 「君はMなの? Sなの?」と繰り返すサビや高音のギターソロが変態チック。終盤の捲し立てるボーカルがまたツボです。
因みにこの曲、「思春期の吸血鬼」の通常盤カップリング、今作を含むテイチクのオムニバス数作、この曲をタイトル曲にした限定版シングル、ベストアルバムとあちこちの音源に収録されています。

06.Orphee / you…
作詞・作曲・編曲:Orphee

うって変わってライトでポップなバンドが。メジャー流通でリリースもあったので、そこそこ有名だったりしたのでしょうか。アイドルっぽさすら感じる、聴きやすく明るい曲調は、当時のV系では逆に珍しかったのかもしれません。

07.Orphee / Joker
作詞・作曲・編曲:Orphee

こちらはちょっと激しめ、といっても前の曲に比べてという話で、疾走感のあるポップパンクな曲調になっています。ちょこちょこ電子音も聴こえていますが。とにかく勢いで押す曲という位置づけなんでしょうね。
因みにベーシストのMAXXは後にMerry Go Roundのサポートから正式に加入し、メリゴ解散後もSmellsで活動していました。

08.SEX MACHINEGUNS / SAMURAI WARRIOR
作詞・作曲:ANCHANG/編曲:SEX MACHINEGUNS

メンバーチェンジを繰り返しながら現役で活動しているSEX MACHINEGUNS。この時のANCHANG以外のメンバーは、ギター:SUSSY、ベース:NOISY、ドラム:MAD POWERでした。コミカルな歌詞が多い印象の彼らですが、この曲はそんなにおかしな事を言っている訳ではなく、曲も王道のハードロックといった感じで普通にカッコいいです(冒頭でタイトルと掛けたのか「うぉぉりゃぁぁぁぁ!」と叫んでいたりはしますが)。ハイトーンのボーカルも危なげないと思いますし、ファンの方が今から遡っても遜色なく聴けるのではないでしょうか。…ONIGUNSOW位しかまともに聴いたことの無い自分が言っても説得力無いかもですが;

09.SUTH:VICIOUS / SWEET FLOWER
作詞:ToshiA/作曲:TAKA/編曲:SUTH:VICIOUS

このオムニバスが初聴きだったのですが、ザ・90年代ヴィジュアル系! といった感のあるメロディアスな楽曲になっています。あぁ、ライブで両手を前にかざすファンの姿が見える…w ギターのメロディーがMIRAGEに近いかなとおもったり。要するに好きって事なんですが。

10.雫... / 傷跡(Re-Mix Version)
作詞:醜吊/作曲:碑澄/編曲:雫...

自分が元々はミニアルバムに入っていた曲のリミックスバージョンのようです。原曲を知らないので何とも言えませんが、こちらはクリーンなギターがメインのバラードになっています。後半からはバンドサウンドがメインに。

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こちらも[un]同様、使い回しっちゃ使い回しなんですが、有名どころを中心にセレクトしただけあり、各バンドのファンだけでなく90年代のV系界隈に興味がある人なら楽しめるアルバムなのではないかと思います。特にMerry Go Roundの「思春期の吸血鬼」に関しては、シングルCDよりこちらを探した方が見つけやすい気がします。

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