Chanton L'amour「L'horloge」(2001)

01.L'horloge
02.Mebius 〜答えなき問い〜
03.Le Requiem de Amethyste 〜紫水晶のアメジスト〜(Instrumental)

全曲作詞・作曲:machi
編曲:Joel Sougey & machi

発売日:2001/12/01
品番:FTC-001N


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LAREINEのドラマーだったmachiが、LAREINE脱退後にソロプロジェクトとして活動していた「Chanton L'amour(シャントン・ラムール)」のシングル。と言っても初めからその情報を知っていて手を出した訳ではなく、数年前にブッ○オフの250円CDコーナーで

「耽美派浪漫主義者による耽美派浪漫主義のための音の月光浴
『聖なる月よ、真実(まこと)の道を照らして…』」


という帯の文句が目に入り、何だか良く分からないけどネタになりそう凄そうだぞと思い、勢いで買ってみたらLAREINE関連の人じゃないですか! という事があった訳です。
楽曲の方ですが、女声ボーカルをゲストに迎えた、シンセを中心としたクラシカルポップといった趣の曲が収録されています。

以下各曲について。


01.L'horloge
イントロから哀愁全開のピアノによる、クラシカルなバラード。メインボーカルで参加している佐藤涼子の声は、オペラティックですがクドくなりすぎない程度に歌い上げており、個人的には非常に好みなタイプです。というかこの方オフィシャルを見てみたら、歌手もしていますがメジャーどころのボーカリストのボイストレーナーとして結構有名な人のようで。そりゃ上手いわ…。
全体に浮遊感のあるシンセで包み込むような音作りですが、前述のボーカルのメロディーが前面に出ている為、打ち込みキラじゃなければかなり取っ付き易い曲になっていると思います。メロディーには歌謡曲の要素も多く感じられ、耽美なクラシカル歌謡と言うと分かりやすいかもしれません。

02.Mebius 〜答えなき問い〜
こちらもシンセをメインに、愁いのある歌メロが前面に出ていますが、アレンジはダンサブルなものになっています。ボーカルも高音を張り上げており聴いていて気持ち良いです。アップテンポなこともあってか、こちらの方は若干明るめな印象。

03.Le Requiem de Amethyste 〜紫水晶のアメジスト〜(Instrumental)
1分半程のクラシカルなインスト。

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短いインスト含む3曲入りで、1980円という値段設定は流石にどうなのよとは思いますが(250円で買った自分が言うことではない)、楽曲の方は、クラシカルなポップスが好きな人なら高確率で気に入るのではないかなと。所謂ヴィジュアル系とはまた違った濃さを持っているというか、今聴いてみるとlove solfege'が若干歌謡曲寄りになったらこうなった、みたいな印象も受けました。
結局Chanton L'amourの音源はこれ1枚しか出ていないようなのが残念ですが、V系CDショップでたまに安く見かけたりもするので、先に述べた要素が好きな方はちょっと気にしてみるのも良いかもしれません。

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L’HORLOGEL’HORLOGE
Chanton L´amour

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