JEZEBEL「Prototype[J.M.E]」(2001)

01.[J.M.E]
02.Float in the Filter
03.「As for me」
04.DICTATOR CRAG <Don't classify into same genre as disappearing Dub ver2.0>

作詞 02〜04:DAISUKE
作曲 01、02:RYOTA/03、04:TERUHIKO
ミックス 01:RYOTA
リミックスアレンジ 04:RYOTA

発売日:2001/07/25
品番:STR-001


***

2000年に解散したバンド「NeiL」よりDAISUKE(ボーカル)、TERUHIKO(ベース)、同じく同年に解散した「NOi'X」よりRYOTA(ギター)、JOE-NOSUKE(ドラム)の4人によって結成されたバンド「JEZEBEL(ジザベル)」の1stシングル。ネイルとノアは共にインディーズレーベル「KEY PARTY」に所属していたので、その人脈からの結成だったのでしょうか。自分がこのバンドを知ったのは4年位後になってからだったのですが、こちらも後追いでハマったNOi'Xのメンバーが居たという事で手に取った記憶があります。

以下各曲について。


01.[J.M.E]
オープニングSE的な打ち込みメインのインスト。後半から少しずつ盛り上がります。

02.Float in the Filter
ベースソロから始まるアッパーな楽曲。前のバンドのメインコンポーザーが一人ずつ集まっているからか、ギターとベースが良い意味でやかましく(ドラムもはっきり主張してますが)迫力を感じます。DAISUKEのネチっこいボーカルは最初合ってるかな? とも思いましたが、慣れれば大丈夫のはず。バックに埋れずしっかり主張しているのでこの声が好きな人には余計ツボなのではないでしょうか。NOi'Xの時よりも激しいサウンドですが、疾走感のあるキャッチーなサビはRYOTAらしさを感じ好みです。NOi'Xのラストアルバムに入っていたRYOTAのソロ曲を発展させた形と言えるかも。

03.「As for me」
ダークで激しめのパンクチューン。こちらはやかましいと言うより音がグシャグシャしてる印象が。NeiLの方はあまり聴き込んでいないので滅多なことは言えないのですが、作曲者がTERUHIKOなのでやはりそちらの色が出ているのでしょうか。この曲を聴いているとサビよりも「ウォイ! ウォイ!」という掛け声が耳についてしまいますw

04.DICTATOR CRAG <Don't classify into same genre as disappearing Dub ver2.0>
TERUHIKO作曲のRYOTAによるリミックス。エフェクトや打ち込みのリズムがメインになっており、ボーカルも一応入っていますがあくまで音の一部といった感じが(と言っても割と主張してますけれども)。漠然と原曲は激しいんだろうなぁとは感じますが、これ単体ではあまりどうとは言えないかな? 2ndシングル「JAPANESE MAD ENCLAVE」でバンドバージョンを聴くことが出来ます。

***

個人的にはノアの流れを感じる2曲目が好みなのですが、このシングルを聴いた後に改めてNeiLを聴き始めたりもしたので、それぞれのバンドのファンだった人や、激しめのヴィジュアル系が好きな人にはアピールするバンドだったのかもしれません。CD音源はこれを含めてシングル2枚しか出ていないようですが、見つける機会があったら…という事で。