ROUND TABLE「WORLD'S END」(1997)

01.repeat after me
02.Windy
03.World's End
04.so little time
05.MEXICAN DRAG RACE
06.ありふれた一日
07.one more time!!

作詞 02:KAZUTOSHI KITAGAWA、RIEKO ITO/03、06:KAZUTOSHI KITAGAWA
作曲 01〜03、05、06:KAZUTOSHI KITAGAWA/04:RIEKO ITO/07:KAZUTOSHI KITAGAWA、RIEKO ITO

発売日:1997/08/27
品番:COCD-9222


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北川勝利と伊藤利恵子によるユニット「ROUND TABLE」。2002年からボーカリストのNinoを迎えて「ROUND TABLE featuring.Nino」名義でアニメの主題歌を多く担当しているのでそちらから知った人も多いかもしれません。今回紹介するのは彼らが1997年にリリースした初音源の1stミニアルバムになります。

以下各曲について。


01.repeat after me
コーラスメインの短いトラック。そのまま2曲目へ。

02.Windy
柔らかい音のキーボードが、春の晴れた日を連想させる優しげなポップナンバー。北川の甘くて穏やかながら特徴的なボーカルや主張しすぎないドラムも楽曲の聴き心地の良さに貢献しているのではないでしょうか。とにかくお洒落ポップスという言葉が似合う気がします。

03.World's End
こちらも前曲の流れを汲んだ、キーボードとホワンとしたギターが心地よいポップナンバー。ほぼ前の曲と同じく穏やかな光が射してくるような印象なのですが、「きっと世界はもう 変わってしまう」「そして君も僕も いつか」というちょっと冷めた歌が乗っているのにオッ? と思う人が居るのかもしれません。流して聴く分には特に問題無いんですけどねw

04.so little time
子供のざわめく声をバックに軽快にピアノが演奏される1分半ほどのインスト。

05.MEXICAN DRAG RACE
ちょっとアダルトな雰囲気のあるアップテンポなインスト。全体にジャジーですが、途中のギターソロは昔のロックバンドにありそうな感じも。2曲目とは対照的に夜の都会っぽいクールなイメージがあります。3分程の曲ですが、展開が多いので楽しんで聴けます。

06.ありふれた一日
アコギと手拍子が前に出た、ほんのりと物寂しさも感じるメロディアスなミディアムテンポの曲。決して長いアルバムでも無いのですが、この流れで聴くと終盤に相応しい曲と感じてきます。

07.one more time!!
1曲目のメロディーを使った、こちらはコーラスにバンドサウンドが加わったインスト。

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普段ヴィジュアル系ばかり聴いているアレな耳にはこういうお洒落な音楽は癒しとなるかやめてぇとなるか分からない訳ですがw、彼らの曲に関しては、その手の要素は一聴してすぐに分かるのですが、決して押し付けがましくないポップセンスを感じ非常に気持ちよく聴くことが出来ました。また、自分は楽器の技術的な知識は皆無なのですが、一発目の音源でここまでまとまりのある曲構成もなかなか出来ないのではないかと思ったり。
彼らは今作のように短い曲で挟んだ短めのミニアルバムを何枚もリリースしており、聴きやすいものが多いと思うので、今作含めライトでポップな曲が好きな人は手を出してみると良いかもしれません。

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