Asriel「Metamorphose」(2008)

01.Metamorphose
02.嘆きの雨を一雫
03.Metamorphose (off vocal)
04.嘆きの雨を一雫 (off vocal)

作詞 01、02:KOKOMI
全曲作曲:黒瀬圭亮
編曲 01:村上純/02:水野大輔

発売日:2008/04/23
FVCG-1032


***

ボーカル・作詞:KOKOMI、作曲:黒瀬圭亮によるユニット「Asriel」のメジャーデビューシングル。これ以前にも自主制作で多数のCDをリリースしており、デビュー後もメジャー流通と並行して作品をリリースするなど、結構なハイペースで活動しています。私は本シングルで初めて触れました。

以下各曲について。


01.Metamorphose
ピアノとチェンバロによる静かなイントロから一転、爽快感のあるストリングスを前面に出した展開になるアッパーなポップナンバー。クラシカルな展開で押すかと思いきや、Aメロではラテンっぽいリズムが入ったり、サビではスコンと突き抜けるようにキャッチーでスピード感のあるメロディーを歌いあげたりと、良い意味で忙しい印象があります。KOKOMIのボーカルは高音が映える人ですが、ひっくり返りそうでひっくり返らない、常に薄くなビブラートがかかったような声をしており、女声が大丈夫なV系好きにもアピールするような気が(自分がこの手の女性ボーカルで真っ先に思い浮かべるのは華原朋美なのですが、あちら程危なくないので安心です(そんな))。
間奏では管楽器とチェンバロが前面に出た後、ギターソロがあったりしますが、やはりキモは終始疾走感を持っているストリングスかなと。それでいて聴きやすさも感じる辺り、ポップスとしても良く出来ているのかなという気がします。

02.嘆きの雨を一雫
こちらはギターとリズムが前面に出た(シンセも普通に入っていますが)、少しダークな色も感じるポップチューン。個人的に哀愁を感じるBメロから、歌謡曲臭を感じるサビで一気に疾走する展開が好みです。そしてV系心がより反応するのもこちらだったり(何となく、メジャーに出たてダーク系バンドが作る曲みたいな感触が…w)シンセ主体のクラシカルな間奏もツボ。

***

今の所、彼らの音源で手元にあるのはこれのみなので、確かな事は言えないのですが、思ったより聴きやすかった印象でした(アルバムや自主制作盤になると、また変わってくるのかも知れません)。女性ボーカルのポップス好きな方なら、すんなりいけるのではと思うのですが。
ただ、現在2曲共メジャー1stアルバム「Unveil」に収録されているので、カラオケバージョンを目当てに、という事でもないなら敢えて手を出す必要はないかもしれません…と、これは自分に向けたダメ出し(苦笑
さて、どの辺りが入りやすいやら…。

***

Amazon(試聴あり)
TVアニメ「モノクローム・ファクター」 オープニングテーマ「Metamorphose」TVアニメ「モノクローム・ファクター」 オープニングテーマ「Metamorphose」
Asriel

MEDIA FACTORY,INC.,(CED)(M) 2008-04-23
売り上げランキング : 109977

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


オフィシャルサイト(試聴あり)