バンド単位ではないのですが、こういうのも手元にあるだけ紹介できれば。


『TRIBUTE TO AUTO-MOD『FLOWERS IN THE DARK』』(1995)
TRIBUTE TO AUTO-MOD FLOWER IN THE DARKTRIBUTE TO AUTO-MOD FLOWER IN THE DARK
AUTO-MOD LUNATIC ENSEMBLE

アポロン 1995-06-21
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1. SADISTIC DREAM
2. 世紀末キャバレー
3. SMELL
4. OUT OF THE DARKNESS
5. CANNIBAL OF LOVE
6. FRIEND
7. DEATHTOPIA
8. REQUIEM

発売日:1995/06/21
品番:APCA-142


***
日本のゴス界隈における大御所的存在として、80年代から活動を続けるAUTO-MODへのトリビュートアルバム。元ZI:KILLのドラマー:EBYがプロデュースを手がけ、当時のV系シーンを中心にメジャーどころの面子が集合したカバー集で、一度解散する前の80年代の楽曲から選ばれています

……と書いてはみたものの、実際には殆どの曲にAUTO-MODオリジナルメンバーが参加しており、トリビュートの皮を被ったセルフカバー兼セッションアルバムになっていたという……(笑
それ故お祭り感は満載で、80年代AUTO-MODへの入門にもなり得ると思うのですが(例:自分)。
参加アーティスト(帯より)
EBY、室姫深、SUGIZO、清春、人時、渡辺充一、ツヨシヒマワリ、KIYOSHI、福井祥史、SISHIRO、CHIKA、KAIKI、EURO、伊集院明朗、AUTO-MOD1999

(曲ごとの参加クレジットはオフィシャル内のこちらに→AUTO-MOD DIGITAL ARCHIVES)



iDのメンバーが参加しているのは2曲

01.SADISTIC DREAM
本作中、唯一オリジナルメンバーが参加していないのがこちら。
ボーカル・プログラミングとして優朗、そしてMAC脱退後97年頃までベーシストを務めていたツヨシヒマワリが参加しています(本作でのクレジットは"Elephant Guitar")。TSUYOSHIさんは元COALTAR OF THE DEEPERS〜DEMONS〜The Lechery from Marsを経て現在レーザービームで活動しており、SPEED-iD活動再開後も共演が多いですね。

2曲目以降が、基本的に原曲をアップデートする形で華やかなバンドサウンドでリメイクしているのに対し、こちらは原曲の耽美な色を排し、ボゴボゴとしたリズムをメインにバックで薄く鳴るシンセで構成。ボーカルも終盤のサビパートを除きボリュームをかなり絞っている上にエフェクトかけまくりと、全体的にダウナーで無機的なトラックに作り変えています。
AUTO-MODファンが当時どう思ったのかはさておき、iDの流れとしては、この後のVELVET UNDERGROUNDやBauhausのカバーへ繋がるアレンジになっているようで興味深いものがあります。

8. REQUIEM
本作参加のボーカリスト達が代わる代わるボーカルを執る構成で、優朗さんもクレジットされているのですが……すみません、どこで歌っているのか今でも良く分かりません;
基本的にソロで交代していく中では歌っていないようなので、(クレジットの誤植でなければ)バックで低音コーラスを執っているとかそういう形での参加でしょうか。
楽曲自体はアルバムのラストに相応しく、アッパーで賑やかな中に妖しさを含むアレンジになっています。


本作自体は廃盤ですが、出てくれば安い事が多いですしiTunesでも配信されているので入手は容易。



***

また、この時期の優朗さんは、主にFree-Will所属バンド音源へマニピュレーターとして参加もしており、後のKEY PARTY所属バンドやfunctioncodeなどのプロデュース業へ繋がっていったのかもしれません。
当時どれ位参加しているのか正直追いきれていませんが、手元にある中で挙げてみたり。

7th Anniversary7th Anniversary
BILLY&THE SLUTS

インディペンデントレーベル 1995-07-21
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ビリスラの新録ベストアルバム。
ちょうどメンバーチェンジを経てダンス・ファンク寄りの楽曲になっていく時期だったからか、オリジナルではバンドサウンドだった楽曲が、ちょっとチープな打ち込みメインのアレンジに。
この変貌の仕方は、後にKEY PARTYでプロデュースしたDEFLOWER→Noir fleurirに通じるものがあるかも、とこれ書きながら思ったり。

MIND PARKMIND PARK
SISTER’S NO FUTURE MAX

トライクル 1996-10-21
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フリーウィルの社長ダイナマイト・トミー(元COLOR)とKEIZI(元かまいたち、DEAD POP STARS)を中心としたユニット。
同じく元COLORのTATSUYAとほぼ半々ずつアレンジ・マニピュレートを手掛けています。