GOATBED『DREAMON DREAMER』(2013)

01. DREAMON DREAMER
02. GREEN BAD SKUNK
03. YAMA-HA

発売日:2013/03/13
品番:GRE-020


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2013年にリリースされたGOATBEDのシングル。
タイトル曲以外が異なる2種類がありますが、私の手元にあるのは、カップリング2曲を含むタイプBになります。
(タイプAの方は、タイトル曲のリミックス・インスト・デモバージョン収録のCDと、同曲ライブ映像収録のDVDが付属した仕様)

01. DREAMON DREAMER
前年の『HELLBLAU』路線を思わせる、ループするフレーズを駆使したクールな音作りながらも、歌メロは立っており、徐々に盛り上がり高揚感のあるサビで一気に開けるダンスチューン。要所要所で挿入されるキメも耳に残ります。
そのサビパートは、ラストに一度用意されているだけという構成なのですが、不思議と食い足りなさは感じず、良い意味でポップスとして聴かせてしまうのが面白い。
ゲームのイメージソングということもあり、近年のモードでGOATBEDが歌モノを作るとこうなる、といった位置なのかもしれません。

02. GREEN BAD SKUNK
こちらも短いフレーズの反復を基調にしながら、ダウナーな序盤からじっくりと温度を上げ、またゆっくりクールダウンしていく印象のインスト。
強いインパクトは感じないのですが、この後出たアルバム『「」ying & yang』の雰囲気の片鱗は、表題曲よりこちらの方がより強く表れている気がします。

03. YAMA-HA
80年代に活動していたドイツの女性デュオ、Humpe & Humpeのカバー。
原曲は聴いたことがなく、本カバーで初めて触れたのですが、時代を感じる歌メロと加工ボイスによって、ユーモラスな雰囲気も感じさせる楽曲になっている印象を受けました。何だかんだで、3曲中一番キャッチーなのがこれ、というのがまた。
日本の企業名を並べ立てるナンセンスな歌詞は、石井秀仁によって追加されたとばかり思っていたのですが、オリジナルそのままだったということに驚かされました。そういった作詞的な部分でも、石井さんのルーツの1つになっているのかもません……と自分の不勉強を棚に上げてみる。

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片方しか聴けてないのでアレですが、この後のアルバムの空気を見せつつ、曲単位での取っ付きやすさも備えており、シングルらしいシングルという印象があります。
近年の活動で知った人にも入り易いのではないでしょうか。


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GOATBED

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