2015年に出た音源を対象に、より好みに入ったりよく聴いたりしたものを選んでみるアレです。
年またいだどころか七草も過ぎている有様ですが、その辺は積極的に鈍感になる精神で。

こちらは楽曲単位で並べましたが、今回はシングルや配信に拘らず、アルバムサイズの作品などからも対象にしてみました。
いつも通り順位付けはフワッとしておりますよ。


10
北川保昌「アイリス・ワトソン 〜小さな伝記作家」(『大逆転裁判』)


今回、ゲーム本編におけるストーリーの切り方にやや思うところはありますが(続編出る……よね?)、BGMは安定してツボを突いてくれるのが嬉しい逆裁シリーズ。
本編の舞台設定故か重厚なアレンジの楽曲が多い中、軽やかなリズムと上品で可愛らしいメロディーが際立っていました。


9
塩見周子 (ルゥ・ティン)「青の一番星」(『THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 039 塩見周子』)


Ka○rraをもう少しライトにアレンジしたらこうなる、感がしてしょうがない。
今度の企画盤でしれっと「春麗ら」あたりがカバーされてもおかしくない気がしますが、どうなんでしょう。




8
ALI PROJECT「狩猟令嬢ジビエ日誌」(『快楽のススメ』)


血生臭さと高貴さを持った疾走ナンバー。
今回のアルバムは割と濃い口だった印象です。


7
highfashionparalyze「箍を外す場合、穴に群れる具合」(『人は様々な自虐の唄を鳴らす』)

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アプローチは全く異なれど、血生臭さではこちらも負けていません。


6
…。【サイレンス】「やさしいせなか」(『やさしいせなか』)
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カップリング含め、後期ROUAGE〜STRAY PIG VANGURD色が強まってきたような。
今年中? に出そうなフルアルバムも楽しみです。


5
KA.F.KA「The Prisoner [Album Mix]」(『Fantome Noir』)


土屋昌巳、ISSAYらの面子にも興味をそそられましたが、中身も渋くも色気ある楽曲に浸れるミニアルバムでした。
本作より前に配信バージョンとして出ていた楽曲ではありますが、購入の決め手にもなったこちらを。




4
Sound Horizon「涙では消せない焔」(『Nein』)


単曲で切り取るのに向かない人達なのは百も承知ですが、楽曲・ストーリー併せて一番グッと来たのはこちらでしょうか。
しかしこちらといい、アルバムにおける『ヴァニシング・スターライト』との繋がりといい、この辺りを展開するために、『Roman』では設定やストーリー周りの隙間を多く残しておいたのではないかと邪推してしまったり。


3
ZABADAK「TEPHRA 〜閉ざされた空〜」(『ここが奈落なら、きみは天使』)


中盤〜後半の流れが好きなアルバムですが、懐かしさと壮大さが入り混じったこちらが特にお気に入り。


2
KAMIJO「Royal Blood」(『Royal Blood -Revival Best-』)


セルフカバーベストに収録されている新曲。
アルバムの最後に配置されていることもあってか、大団円感を持ちながら開放感あるメロディーで気持よく疾走するのがたまりません。




1
FIFTH-NEWHEAVY「Velvet Of Love」(『Mr.EFFEMINATE』)


元rhivsのボーカリストによる新バンド。本来は配信シングルですが、数量限定でCD-R版も出ています。
基本的にrhivsの流れを汲んだ、サイケで攻撃的なデジロックが主流なのですが、パターンを絞ったリズムと耽美で寂寥感あるメロディーを含んだこちらに、こういうのも出てくるのか! と良い意味で予想を裏切られました。



***

FIFTH-NEWHEAVYに関しては、12月半ばに出た音源なので記憶が新しいというのは……正直あります(言い切った!)。
ただ、実は次点がrhivsの「Morphos」だったりしたのも含めて、最近のタイミングではこういうのが好みということなのは言えるんじゃないかなと。

アルバム編に続きます。