iD THE M A S EDiD THE M A S ED
SPEED-iD

インディペンデントレーベル 1997-04-01
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by G-Tools



1:FAR VIOLET SKY
2:SLOW MOTION PICTURE
3:SCARLET' DUB
4:THE COSMIC BEACH
5:真夜中のオアシス
6:ピエロが5人
7:RED SHUES
8:COOL IT DOWN
9:IN THE BLUE COLORED VIEW
10:天国を撃て!!

全曲作詞:優朗
作曲 1:MARQUEE、2:BANBINO KOJIKA、3・5〜10:優朗 4:不明




1997年にメジャー・インディーズで2枚同時に出たSPEED-iDのアルバムのインディーズ版です。
この時のメンバーは、ボーカル:優朗、ギター:MARQUEE、ドラム:HALとなり現在までこの布陣になっ

ています。
前作INNER DIMENSIONに比べ打ち込みの割合がかなり増えています。
このCDが自分が初めて聴いたiDのアルバムだったのですが、その前に聴いたオムニバス等の曲と雰囲気

が異なるように感じ、あれ?と思った記憶があります。

以下ピックアップ。

1:FAR VIOLET SKY

オープニングに相応しい壮大系の曲ですが、デジタル音の導入の所為か音はカッチリと洗練されている

様に思います。
前作では埋れがちだったボーカルも前に出てきています。


2:SLOW MOTION PICTURE

そしていきなりのキラキラダンサブルな曲。
最初に聴いた時はここでまずビックリしました。
歌詞も夏…というか南国風味。


3:SCARLET' DUB

クラブっぽいノリのリズムにギターが絡んできます。
ボーカルは終始低音でクールな印象。


4:THE COSMIC BEACH

何故かブックレットに歌詞どころか作詞作曲表記も無い曲です。
こちらもダンサブルな楽曲。
この時期のライブは皆で踊る感じだったのかな…。
上にも書いたのですが、このアルバムは夏っぽいんですけど、日本の気候ではなくて…気だるい南の島

の夕暮れと言うか…。
ボーカルも気だるいですし、この曲w


6:ピエロが5人

当時起こった事件の影響等色々あって歌詞が載せられなくなってしまった曲。
聴く限り内容が直接的にどうこう、という風ではないのですけれどもね…。
ダウナーに語りと歌の中間のテンションで進んでいきます。
ラップに近いかもしれません。
この一件が優朗のソロ、「殺人」をテーマにした「UNHOLY」シリーズを作るきっかけになったそうです。
因みにこの曲はソロCD「UNHOLY」にアコースティックバージョンにて新録されています。


8:COOL IT DOWN

これもクラブっぽいお洒落な曲(クラブ行った事無いけど;
シンセとベースが特にそう思わせるみたいです。
前曲のRED SHUESがディスコっぽい感じだったのでこちらではタイトル通りクールダウンw
何気に熱いギターソロがあったりします。


10:天国を撃て!!

リズムは打ち込みのダークな疾走デジロック。
最近のライブでも演奏されています。
94年のライブビデオで既に演っていたので曲自体は結構昔からあった様です。
地を這うようなサビの部分がカッコイイと思います。
99年のアルバム「UNHOLY NIGHT」には英詩バージョンが収録されています。


***


最初違和感を覚えたアルバムでしたが、コレはコレで気に入っています。
FAR VIOLET SKYと天国を撃て!が特に好きでしょうか。
SPEED-iDの中では1番聴き易いCDかも知れません。