一人で全部食べるのかい?

CDの感想を中心に…なったら良いなぁ……

タグ:GOATBED

GOATBED『DREAMON DREAMER』(2013)

01. DREAMON DREAMER
02. GREEN BAD SKUNK
03. YAMA-HA

発売日:2013/03/13
品番:GRE-020


***

2013年にリリースされたGOATBEDのシングル。
タイトル曲以外が異なる2種類がありますが、私の手元にあるのは、カップリング2曲を含むタイプBになります。
(タイプAの方は、タイトル曲のリミックス・インスト・デモバージョン収録のCDと、同曲ライブ映像収録のDVDが付属した仕様)

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GOATBED『HELLBLAU』(2012)

01. D.O.G.M.A
02. HELLBLAU
03. M-D
04. Paramidia +
05. Hard Liminal
06. Only finally there is free END +
07. KA NA SHI MI NO A N JI

DVD(初回限定盤のみ)
HELLBLAU-Music clip

発売日:2012/08/08
品番:LASA-35139 〜35140(初回限定盤)/LASA-5139


***

2012年にリリースされたGOATBEDのミニアルバム。中心人物の石井秀仁は、カリガリやXA-VATでも継続的に活動して来ましたが、こちらの名義で出すのはそこそこ久しぶりでしたね。
初期を除き石井さんのソロプロジェクトとして続いて来ましたが、本作より実弟とのユニット編成となりました(楽曲面よりアートディレクションの方を主に手がけているそうで)。
また、この直前にゲームのサントラ制作を手がけており、曲タイトル末尾に「+」が付いている04、06は、そのサントラ収録曲のニューバージョンになっています。

石井さんの関わる全ての音源を聴いている訳ではないのですが、勝手な印象として80年代のテクノポップ・ニューウェーブの(褒め言葉としての)ダサさと耳触りの良さを保ちつつ、現代にアップデートしていると思っていたのですが、本作ではもう少し本格的にテクノ寄りで硬質な音作りに寄った感触を受けます。
本人のインタビューでも「温度が低いアルバム」という言葉が出る通り、粒の尖ったリズムと人力ながら無機的なアレンジのシンセが耳に残りますし、以前からエフェクトを駆使していたボーカルも、いよいよインスト曲の一部としての機能に徹してきたとの印象が。
個人的な一番の好みが、細かいフレーズを執拗に繰り返すアッパーなインスト「Hard Liminal」になったというのが、本作の方向性を示しているようにも思えますが、その後に配された「Only finally there is free END +」「KA NA SHI MI NO A N JI」の、フワフワした加工ボーカルやシンセによる叙情的なメロディーによって、本作の後味が少し切なくなっているのもまた面白かったり。

GOATBEDにキャッチーな懐メロを求める人には、ちょっと厳しい作品かもしれませんし、私自身の予想とも若干異なっていましたが、これはこれでまた好みなので結果オーライだったというか。
テクノ方面の大御所へのオマージュ的なフレーズも結構入れてあるということですが、私はあまり明るくないので全然語れなく…;詳しい方はそういう楽しみ方も是非。



試聴あり
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